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かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

終戦の日

2013-08-15 17:59:47 | 日記
8月15日は、“終戦の日”。

しかし、僕は、“終戦”という表現には違和感がある。


Facebook で紹介されていた、スタジオジプリが出している

小冊子「熱風」(7月号)をダウンロードして、読んでみた。

☆特集 憲法改正


昼からは、「ミヤネ屋」の知覧からの“特攻隊”特集を観た。

頭の中が、もう、ごちゃごちゃになった。


映画「風立ちぬ」には、戦闘シーンはないが、テーマはやはり

戦争である。

堀越二郎が空に描いた零戦と、特攻隊の零戦が、

僕の中で、葛藤をしている。


「熱風」の中で、宮崎駿が、こんなことを言っている。

かつて日本が膨張したように、膨張する国もあります。
でも、その度に戦争をするわけにはいかない。
そんなことよりも、今は、日本の産業構造を変えていこうと
いうまじめな取り組みをするべきだと本当に思いますよ。
こんな原発だらけの国で戦争なんかできっこないじゃ
ないですか。

「自分たちの食うものや着るもの、住むものは自分たちで
作ろう」という思想を持たずに、ただ消費して、あとは
全員がサービス業みたいな、そんな国にしたってしょうがないし
・ ・・・・・・・・

憲法は目標であって、条文をよくしたら貧乏人がいなくなるとか、
そんなことはあり得ない。
でも、戦後の日本は、その憲法に守られながら行なってきた
経済建設のお陰で、他の国から収奪したお陰かもしれないけども、
飢え死にしている人を見かけることなどはほとんどない国に
なれました。・・・・・・・・・・・・・
それが、経済的にはもうこれ以上無理になると、
「この制度はいけないんじゃないか」とか「生活保護制度が
いけないんじゃないか」とかいろいろ言う。どんな制度でも
悪用する人間は必ず現れますから、それを例にして潰すのは
間違いです。・・・・・・・・・・・・・
不安が流行しているから不安になる。
だから、流行っていることはやらないほうがいいです。


作ることを忘れて、ただ消費することが、まだ美徳と
なっている今。

未来を作っていくという理想や目標を失った憲法は、
もはや、憲法ではないのだろう。

宮崎駿の仕事場の隣りに、保育園を作ったという。

チビたちがぞろぞろ歩いているのを見ると、正気に戻らざるを
得ないと、宮崎駿は言う。



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