かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

ほどよいかげん

2014-01-06 21:36:04 | 日記

ある方からの年賀状に、

「馬馬虎虎」でまいりましょう!

というのを、いただきました。

馬馬虎虎 マーマーフーフー

は、中国語ですが、

「小さいことは気にせずに、ほどよいかげんで、いきましょう」

というような意味なのでしょう。

ことしも、「マーマー、ぼちぼち」ということなのですが、

なぜ、馬と虎なのかを、故事から調べてみました。

すると、

宋の末期、京の都にはある画家がいた。ある日虎の頭を画き
終わった頃にある人が馬の絵を求めに訪ねて来た。画家は何
を思ったのか、その出来上がった虎の頭に続き、馬の胴体を
画いた。絵を求めていた人が画家に「これは馬ですかそれとも
虎ですか」と尋ねた。画家は「马马虎虎吧!」と答えた。
訳が分からないから絵を求めた人はこの絵を持ち帰らなかった。

画家にとってこの絵はよほど自信作だったようで、壁に飾り毎日
眺めていた。すると画家の長男は「これは馬ですかそれとも虎
ですか」と質問し、画家は「馬だ」と答えた。次男も「これは馬
ですかそれとも虎ですか」と画家に質問し、画家は「虎だ」と
答えた。

暫くしてある日長男が狩に出掛けた。遠くから一匹の馬が駆け
寄ってきたのを見てこれは虎だと思い込み、矢を放った。
馬が死に、結局馬の所有者に弁償金を払う羽目に。
これはお金で済んだのがまだ良かったが、今度次男が野外で
遊んだときに、突然一匹の虎が現れ徘徊して来た。
次男は馬だと誤認し、乗ろうとした。
言うまでもなく次男は虎の餌食となった。
画家が後悔し、この馬虎絵を火で燃やした。

(YaHoo 知恵袋より)

この故事を読むと、かなり、シビアなことになっています。

ほどよい加減も、

小さいことは気にせずにでも、

馬と虎では大違い。

ほどほどのいい加減さも、

ほどほどにしなさい。

って、ことでしょうか。


広島ブログ
 
きょうも来てくださって、ありがとうございます
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