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かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

隣りの宝を数える

2013-06-07 06:43:51 | 世情
「隣りの芝は青い」という言葉がある。 

他人のものはなんでも良く見えるということの喩えに使われる。 

同じような意味に使われるのが、

●隣りの花は赤い

●他人の飯は白い

●隣りの糂味噌(じんだみそ)
 
などである。


一方で、こんな言葉もある。
 
「隣りの宝を数える」

そんなことをしても、なんの役にも立たないことの意味だ。


きのうのニュースから。

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は6日午前、
官邸で安倍晋三首相と菅義偉(すがよしひで)官房長官と会談し、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている
垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練に関し、
八尾空港(大阪府八尾市)での基地機能受け入れを提案した。


沖縄の基地負担を軽減するために、沖縄県以外の地方が、

その一部を負担し合うというのは、正論だろうが、

当の八尾市民の感情・意思を無視して、

維新の会代表・大阪市長の肩書きをちらつかせ、

官邸にまで乗り込んで、一方的に提案するというのは、

あまりにも専横ではないのか。

連立を組む公明党だって、安倍さんにアポをとるのに、

苦労しているのに、なぜ、橋下徹はいいのか。

今年になって、官邸突入は3回目だという。

八尾空港は、大阪府の南東にある。

ここに行くまでには、市街地を飛ばなければならない。

ましてや、普天間の6分の1の広さしかない。

修理施設もない。

市街地の真上で、訓練などできうるはずがない。


従軍慰安婦発言等で、窮地に立たされた橋下徹。

維新の会の支持率も凋落傾向だ。


当の橋下氏は、

他人の飯が白く見えたのか、それとも、

隣の芝生が青く見えたのか。

ましてや、隣りの蔵の中の宝を数えるなんぞ、

少しどころか、やり過ぎではないかと思うのだが。


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