飛ぶ鳥を落とす勢いのWEB制作会社シフトブレインとは、定期的にワークショップを実施させて頂いておりますが、この度スマホアプリのコンペティションに共同で参加させてもらいました。
今回はその際に実施した、「スマホアプリ開発ワークショップ」についてご紹介します!
挑戦したのは「KANAZAWAスマホアプリコンテスト2012」。北陸新幹線開業に向け金沢の魅力を広く発信し、関心を高めるようなスマートフォン及びタブレット型端末向けのアプリケーションがテーマ。
スマホアプリ開発ワークショップ
今回はアイデアの発想から定着のプロセスを4時間に濃縮した、プログラムをデザインしました。
1.「人はなぜ旅をする?」ストラクチャードラウンド
2.「旅好きランキング」ラインナップ・グループ分け
3.「旅のプロセスを分析する」オブザベーションリサーチ・タイムライン
4.「金沢について」オリエンテーション
5.「アプリのテーマを決め・アイデアを出す」ワーク
6. プレゼンテーション
*事前に「旅行先としての金沢」についてWEBアンケートを実施。アンケート結果より、ターゲットは「観光客」と設定しました。
1.「人はなぜ旅をする?」ストラクチャードラウンド

まず、その場で3人グループをつくってもらい、「人はなぜ旅をするのか?」について3分間考える(その間、会話は禁止)。そして、順番に自分の意見を3分で発言する(発言者以外、発言は禁止)。最後に、グループの意見をまとめ、発表します。
いきなりどんなアプリをつくるのかを考え出すのではなく、テーマの本質的な事柄について沈黙の中で自問自答してもらう事で、以降のワークの拠り所になる「自分が確信できる事」を探してもらいました。
2.「旅好きランキング」ラインナップ・グループ分け

次に、ワイワイと旅が好きな順に並んでもらい、「旅好き」「普通」「旅嫌い」の3チームをつくりました。手前側が旅好き、奥側が旅嫌いの皆さんです! 外見のイメージとなんとなく合ってますねw
3.「旅のプロセスを分析する」オブザベーションリサーチ・タイムライン
オフィスの各スペースに分かれてのグループワーク。
ちなみにこの素敵オフィスも、ワークショップによってコンセプト開発を行いました!

オープンな Free Space は「旅好き」チーム。

ホワイトボードに囲まれた roomB は「普通」チーム。

小上りの roomR は「旅嫌い」チーム。

旅といっても様々なプロセスがあります。そこで、旅のプロセスを思いつくだけ付箋紙に書き出し、模造紙に時系列に貼って行ってもらいました。

完成した「旅のプロセス・タイムライン」を壁に張り出し、発表。旅好き度によるチーム分けの特徴が、はっきりと出た結果となりました。特徴的なものを紹介します!
「旅好き」チーム
・iTunesでプレイリストをつくる。
・ホテルの引出しのポストカードを親に送る。
・帰りの電車の中で写真を見てニヤニヤする。
「普通」チーム
・友達や親に出発の連絡をする。
・帰りたくないなぁ、と言う。
・やっぱり家が一番だよね、と言う。
「旅嫌い」チーム
・日常に不満を募らせる。
・猫の預け先を探す。
・帰りたくなる。
4.「金沢について」オリエンテーション

今回のコンペのプレゼンをまとめてくれる、シフトブレインの若手社員3名より、金沢についてオリエンテーション。ここでやっと観光名所や観光客のデータなど、金沢に関する情報をインプットします。
5.「アプリのテーマを決め・アイデアを出す」ワーク
「旅のプロセス・タイムライン」を見返しつつ、現状の課題やアプリの目的と成果を議論し、アイデアを出して行ってもらいました。



6. プレゼンテーション

どのチームも時間が足りない様子でしたが、なんとかまとめてプレゼンタイム。ここではアプリ名とテーマを紹介します!
「旅好き」チーム
アプリ名:金沢観光レコーディング(金レコ)・金沢四季ビューワー
テーマ:金沢への観光客はリピーターが多い。アプリによってまた金沢に訪れたいと思ってもらい、新幹線開通までの期間にインフルエンサーとなるリピーターを増やす。
「普通」チーム
アプリ名:金沢クエスト(金クエ)
テーマ:若い人が金沢に興味を持たないのは話題がないから。アプリによって話題を提供する事で、若い人達が金沢に行く理由をつくる。また、楽しみながら金沢の豊かな文化を体験できる。
「旅嫌い」チーム
アプリ名:看板娘と職人男子 MAP TOUR ~ きときと男 と いちゃきな女 ~
テーマ:金沢は旅行先の候補にすらあがらない。競合となる京都には、スポットでは負けてしまう。人を起点としたアプリによって、金沢に来てもらうだけのモチベーションを創出する。
ワークショップのアウトプットや議論をもとに、アイデア部門に3案を提出しました。
ちなみに、コンテストの結果発表は11月末の予定です!
最後に、ワークショップに参加したシフトブレイン若手社員のコメントをご紹介します!
大高(デザイナー )「旅好き」チーム
個々のアイデアを引き出すための手法が随所に設定されていて、とても楽しいワークショップになりました。特に序盤のプロセス(ストラクチャードラウンド~グループ分け~旅のプロセスを分析)が重要で、最終的なアイデアの広がりを決定するということを身を持って実感できました。
高山(ディレクター)「普通」チーム
「旅」を考えた各プログラムでは、旅好き度によってそれぞれ特徴が色濃く出てきたのが印象的でした。また、ワークショップを通して、今まで意識していなかった「旅」の魅力を見つけることができました。その魅力を軸に、自分が思ってもいなかった方向にアイデアが発展し、とても面白かったです。企画を考える前に、多方向からテーマに向かい合い、分析することの大切さを感じたワークショップでした。
及川(デザイナー)「旅嫌い」チーム
グループを分ける際に、ただ単純に分けるのではなく、テーマに対しての思考が近いもの同士で分かれたので、グループごとに考え方の差が明確に生まれ、各アイデアがどれも個性豊になったのが興味深く、とても充実したワークショップでした。