「この金の靴を履いているのは誰?」
「このモヒカンは誰?」
「このおかしな眼鏡をかけているのは誰?」
「このへんてこりんな髭の…」
このファンキーなモンキーこそ、以前POPLIFEでも紹介したサーファー陶芸家鈴木伸治。
こう見えても違いがわかる男の一人。
重要無形文化財に指定される伝統的な焼き物「志野」を継承する男。
本日、松坂屋南館六階の画廊で行われている「鈴木伸治展」を観てきました。
今や押しも押されぬ伝統工芸界のホープ、陶芸界の若武者は、黒いスーツに身を包み、画廊中央でへらへらしていました。
残念ながら作品の撮影は禁止。
でも作家の撮影は禁止されていませんでしたので、それをご紹介します。
多治見市陶磁器意匠研究所を卒業した鈴木伸治は、輝かしい受賞歴があるわけではなく、その類い希な感覚と情熱を作品に込め、目利きを唸らせてここまで来た強者。
その作品は、本当に素晴らしく「日本の美」「日本の侘寂」を余すことなくたたえています。
しかし、当の作家の風貌だけを見ていると、日本の伝統を任せることに一抹の不安を覚えるのは、私だけではないでしょう。
ここではお載せできませんでしたが、私ナカムラミオとのツーショット撮影時「ちょっと待って」と鈴木伸治がポケットから徐に取り出したのは、黄金の腕時計。
「さすがにこれはギャラリーではできませんからね」
意味がわかりません。
このミラーボールを履いてる男が言う台詞でしょうか(笑)
しばし談笑のひととき。
話が器の技法に及ぶと、目の色と口調がガラリと変わります。
でも風貌は同じ。
こちらは益々意味がわかなくなります。
究極のギャップを、恐らくこのヒップな男本人が一番楽しんでいることでしょう。
想像してしまいました。
鈴木伸治の人間国宝授与式を…
笑えてきます。
鈴木伸治。
このままでいて欲しい男です。
全然詳しくないけどそんな感じの人みたい。
で伝統工芸界のホープ…
許されるんですね(笑)
会いたいと言うより見たい。
ってそういえば岐阜の展覧会の記事ありましたね!
と慌てて見てみたら、もっとびっくりしました(笑)
ただただすげーやん。
ギャップが。
これでPOP LIFEに登場する「鈴木」さんは二人になりましたので、
国境を越えてきたアミーゴの方は「カルロス鈴木」、
陶芸家さんは「エルドラド鈴木」と呼ぶことにします。
なんかすごく悔しくなるんです。
小学校高学年時代のわたし、
一番ウケるギャグを繰り出そうと日々、
神経をすり減らしておりました。
なのに、こういう人が出ちゃうとさ、
全部もってかれちゃうのよ。
ま、負けんぞ!
(て勝手なこと書いちゃったけど、
お友達なんだよね?怒らないよね?)
というか、笑ってよいのでしょうか?
笑われて喜ぶんでしょうか?
すごい人なんでしょうが、そう思わせないのがすごい。
陶芸ってまったくわからないんですが、絶対近寄りやすくなります。
しかもやんちゃな人に未だにくすぐられます。
この方にはギャップ萌えかも。
おいらのこと呼んだかな?(笑)
今朝故郷メキシコからセントレアに着いて松坂屋に直行しました。
偶然にもミオ先生が居ました。(本当は11時に約束してました。)
鈴木伸治氏の展覧会は二度目でした。今回も素晴らしい作品たちでした。彼は以前真っ赤かの朱の器を制作していたそうです。
それが凄く観たいです。
鈴木さんの作品をネットで見せていただいて、
自分の科のやっていることとかなり違って、色々考えさせられます…
何かを選ぶと何かを捨てることになりますね…
力が欲しいな。
やらないでアーティスト語っては、やってる人に失礼すぎる。
珍しく殊勝ですが頑張ろうと思いました。
《ヤクドシスターズ》
許されるんだろうな。
「モノ」で勝負しているから。
ギャップがすごいけど、作品は本人よりすごいし、手作り窯で格闘するときはさすがに金じゃないんだろうね(笑)
大したもんです。
《キンサマ》
うまいこと言うなぁ。
タイトルは「エルドラドの住人」とかにすればよかった(笑) なるほど。
まだまたです。
勉強になります(^_^;)
《えいごのせんせー》
同・感!
いつも悔しいんだよ。
真似はしたくないけどね(笑)
2才のこどもは、たいがいの男にはびびらないらしい。
でも、将来薄味な男を選べなくなるだろうな。
奥さんは肝っ玉母さんみたいに大らかなんだけど、色白長身の日本人形みたいな人でね。このギャップもすげーったらありゃしない(笑)
なるほど。敷居が低くなったか。
彼は伝統を守るんだけど、あの世界は難しいし、一般家庭からは縁遠い品なんだ。
でも「そんな世界」を我々に近づけてくれてるのは確かで、笑われてなんぼの人。おおいに笑って。
《華丸せんせー》
驚きの朱。
あれはマジで海外向き。
でもそれは日本人と違い、茶道文化に対する造詣の無さと西洋絵画、国民性の違いに寄ると思います。
ある意味挑戦で、賛否両論こそが彼の糧。
アツい男です。
《さよ》
なんか想うところ有りだね。
学校で学ぶことなんかほんの表層でただの種。
そこからどれだけやるかで、僕も鈴木伸治もまだまだ全然足りないんだよね。
結果が見えないことは苦しくも幸せなんだよ。
君は何を捨てるかわからないが、先生もそれを糧に成長するものだよね。
《メキメキングくん》
殊勝(笑)
よいこと。
やっちゃいな。
やらないでアーティストを名乗る人はほうっておこう。
最近僕はそう思う。 それについて話したり、何とか手を差し伸べることは無駄。 そんな人は根本的に間違っているから交わらないんです(^_^;)