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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

SWEET SMALL PARADE

2014-12-14 22:42:58 | 作家活動の記録
ハートフィールドギャラリー年末恒例、一年のアーカイブ展と言いますかレビュー展と言いますか。
今年で言えば、2014年に展示をした作家26人のグループ展という、大所帯な展示会が開かれます。
その中には、つい先月末まで行われたナカムラミオプロデュース「For Beautiful Human Life」のメンバー10人も含まれますから大所帯なわけですが、間違いなく賑やかな宴は、ハイレベルな作品展になる事請け合いです。

今年「新しい世界の始まり展」「Face展」「個展(宇宙のかけら)」「ForBeautiful Human Life vol.,2」「加藤K×ナカムラミオ(BIGAKU)」「2013‐2014Face展選抜展(続・必見)」と続けてきた私にとって2014年最後、7回目の展示会です。

搬入期限は11日~14日。
「あるものを出せばいい」と高を括っていました私。
しかしいざ旧作を引っ張り出してみたら完全に腐っていたので、新作を出品することにしたのですが…新しい作品は泥沼の底にこびりつき、潜れど潜れど画面という表層には現れてこず、ナカムラミオ、本年最後に本当に辛い制作を強いられたのでありました。

描きたいこと。テーマ。世界観さえぶれなければ、表現はその時自分に降りてきたイメージや、閃き、ワクワクさせられたものに準じ従う事にしていて、決してそこは前作に縛られないよう心がけます。もちろん、あえて前作と違うように制作することはありませんが。
ですから、いつも新作に取り組む際は、真っ白なカンバスの前ではフラットてあるように心がけます。
そして、ドローイングを繰り返す中で、イメージや閃きが降ってくるのを待ち、自然な流れで制作は進んで行くのです。

しかし、今回はそのようには進みませんでした。
断片的に現れてきたかけらを、どのように組み合わせてもおかしな事になり、全体的な完成イメージとは程遠いものばかりが生まれて来ました。
どこかでビジョンが狂い、導かれていた道からどんどん逸れていくのです。
それでも経験と知恵で、無理やり落とした作品は一応出来上がり、納得度ゼロでも無難な代物が積み上げられていきました。
そんな毎日が苦痛で苦痛で、間に合わなかった時の保険的作品を前に「本当にできるのか?」と不安で眠れない日々を何日も過ごしたのです。

執着して作って行けば、これまで必ず与えられてきた答えが、今回は少し紆余曲折が多かったようですが、七転八倒の末にやはり訪れた新作は、大変納得いくものになりました。

願えば与えられます。
しかし、それだけではなく、やはり常に自分の中で高い所に目標を置き、妥協を許さない信念を貫く事が大切です。
今回はうまくいきましたが、久しぶりに穴をあげる覚悟をした時間もありました。

今回は何が良かったのかを考えてみましたが、結局は特効薬はなく、何度も繰り返し駄作を生み出し、悩み考える中でもアンテナはより高くあげ、アイデアや閃きを拾い続けるしかないと、改めて思い知る機会だったのだと思い至りました。

今できる最高の作品を、本日ハートフィールドギャラリーに納めて来ました。
今週木曜日から始まる「SWEET
SMALL PARADE」は、明日飾り付けです。

作家代表で、園部さんのお手伝いをしてきます。
決して搬入弁当が食べたい訳ではありません(笑)


結果はまた報告させてもらいます。



今年も終わるんだなぁ…
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2 コメント

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なんと (焼鳥)
2014-12-16 14:30:14
今年は7回目ですか!
お疲れ様ですm(_ _)m
何回やろうとその度に全力で絵に向かう姿は、私もいつも見習いたいと思っています。
今の先生の最高の作品、観に行きます!
返信する
鳥居さん (ナカムラミオ)
2014-12-16 22:14:50
コメントありがとうm(__)m
そうそう。「真面目が取り柄なんでね」と打とうとしたら、何度も「惨めが鳥居なんでね」になるんだよ。何てかな?
返信する

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