個展を前に １

１日だけどうしても更新できなかった日を除いて、かれこれ７ヵ月、日々ブログを更新しています。

見てくださる方も少しずつ増えてきました。
嬉しいことです。

このブログ「POP LIFE」では、私が主宰するあとりえPOPアートスクール、中日文化センター各講座の、授業内容や作品を始め、幅広くアートにまつわること、私の作家活動についてご紹介しています。

その中の一つ「作家活動の記録」は、画家ナカムラミオについての制作＆活動記録。

これを皆様が、知りたい、知りたくないは別として、このカテゴリーで私は、ひとりの画家が何を考え、右往左往しながら、もがいたり苦しんだり、悩んだり笑ったりしているのかを、頼まれてもいないのに綴ってています。

どうせならば赤裸々に。時には自分を焚き付けるために大袈裟に。

呆れるもよし。哀れむもよし。意外な一面を見つけてくださるのもよしで、知らなかった世界を、垣間見てもらえたら尚よし。

そんな風に思っています。

皆様。
どうかこれからも、暖かく長い目で「POP LIFE」とお付き合いください。


さて本日は、私の親友であり、このブログにもいつかコメントをくれるはずの、似非岸谷五朗こと「大阪の鼻眼鏡」君の誕生日です。
こーすけ元気ー？
もう４０代後半とか言うなー
(^o^)／


あ…すみません。
突然キャメラを振られた素人さんみたいでした。(^_^;)


気を取り直し―

搬入まであと１週間と少し。
正確には、それを９日後に控えた、現在の状況をひとことで言いますと―
「明日からでもできる」
正直に言えば―
「明日からやりたい」


作品の数、現在の納得指数は申し分ないのです。だから明日からでもできる。
しかし、９日もあれば、天地はひっくり返る。
私にとって９日は、宇宙的に長い。

ここまでの流れや、今の環境や状態で与えられたテーマがあります。
そのテーマの事を日々考えながら手を動かし、作品は仕上がっていく。

何度描いてもイメージ通りいかない作品もありましたし、何かが乗り移ったように最短距離で仕上がった作品もあれば、加筆を重ね、少しずつ着地したものもあります。

現在、狭いアトリエで、文字どおり所狭しと並べられた作品たちは、どれも静かにその時を待ち、今のところ疑う余地はありません。

今のところ―

それが怖い。
時間があると、余分な事を考えてしまう。
まだまだ足りないと思ってしまう。
延いては、テーマそのものは変わらずとも、その価値観のために、意識が逆転してしまうことすら起こり得る。

９日とは、そんな時間なんです。

「常に今に正直に」を大前提に挑んでいますが「今」にも種類があります。
ここのところ、という曖昧な「今」から、最近、今日、閃いた時点…

大前提を覆さないのが、不器用で真面目な私の利であり欠の点。

どうなろうが、その全てを受け入れていくしかないのが、私の頭と頭の中にある心。

今のところ。
取り越し苦労。

今のところ。
踏み切りが早すぎた幅跳び選手。

朝起きて、そーっとアトリエを開く日が始まります。
えい！と作品の前に座る日が続きます。
何も起こりませんように。
何か起こりますように。

まっさらな無のカンバスを隣に置いて、苦悶の９日が始まります。

その２はまた。