先日、名古屋芸術大学の卒業制作展、いわゆる「卒展」を観に行って来ました。
今年はそのうち10人が、私が営む春日井の小さな絵画教室「あとりえPOPアートスクール」の出身者です。
そうですか。
あいつらがうちを卒業していったのは、もう4年も前なのか…
例年より多い人数を、名古屋芸術大学に送り込んだ年でしたから、活気があった分よく覚えているメンバーです。
そのメンバーについて、卒展を観終えて何を思ったかといえば、あの子はきっと相当努力したな。あいつは何をやっていたのかな?彼は…彼女は…
そりゃ色々ありますが、やっと教育を受ける必要がなくなる学生たちが、どれだけ助走をつけて、ここから飛び立って行けるのか。
全うな面で社会を歩いて行けるのか。
興味はそこにしかありません。
作品を通じて何を見せてくれるのか。どんな成長を作品で語ってくれるのか。ということ。
しかし…
これからは、目を見て挨拶が出来ないやつを、もうシャイとは言いませんし、人を招いた会場で、地ベタに座って靴脱いで、ゲラゲラ大声で下らない話を貪るやつらを、若いうちだけなんて擁護はしない。
びっくりするほどバカみたいな学生がたくさんいて、我母校も終わったなと思いました正直。
なんだこりゃ?
卒業ってなんだ?
何を卒業する?
その中に私の生徒はいませんでしたが、そんな事は、飛行機事故に日本人が乗っていなかったと報じるのと同じくらい的外れでどうでも良い事。
例え一場面だとしても、人として社会に出したくない学生を、大量に生み出したとおぼしき芸大に、げんなりして帰ってきました。
ですから、私の元を巣だったあいつらは、その印象に隠れてしまったのでした。
私が帰った先は、そんな芸大に行きたいと猛勉強している高校生が待つ教室。
どうなんでしょう?
小さい絵画教室だからと言って、絵だけを教えていれば良いのでしょうか?
大学に入れさえすれば良いのでしょうか?
そこは生徒のご両親やご家族の希望に沿えば良いのでしょうか?
正解はわかりませんが、やっぱり絵を学ぶ場所でも、私という大人がいて、切磋琢磨する仲間がいて、小さな子どもがいて、年配の生徒さんもいる環境です。
そこで彼らはきちんとコミュニケーションをとることができて、初めて自分と向き合いながら成長していくのではないか。
どう考えてもそうとしか思えませんので、あとりえPOPでは、そこも重視していくスタイルでいたいと思います。
コミュニケーションが苦手でも構いません。
しかし、自分が描いたものに責任をもつとか、道具を大切にするとか、人に迷惑をかけないとか。
そんな当たり前の事をきちんと守りさえすれば、私はそれで十分だと思います。
私が見てきた卒展会場の学生たちは、きっとそれが出来ないに違いない。
うるさいことは言いませんが、まだこれから先に受験がやってくる、目の前の高校生に、少しでも人として大切な事を、教えずとも感じてもらえる環境を作りたいと思います。
その先で、夢を叶えるためのテクニックを教えて行きたいと思いました。
名古屋芸術大学の卒業制作展は明日まで。ご覧になりたい方は是非。
作品については、今回は触れずにおきたいと思います。
※あとりえPOPは春日井市にある絵画教室です。
子どもコースはのびのび絵画や工作を、一般コースは水彩画や油絵、デッサンなどを基礎から丁寧に学んでいます。
本日話題にした受験コースは、ほぼ100%の合格実績!に加えて、人として大切な事を学んでいます。
一度遊びに来てください。
無料体験は随時受け付けています。
詳しくはホームページ
http://www.wb.commufa.jp/atl-pop/
お問い合わせ
mio.atelierpop@ezweb.ne.jp
パソコンからは
mio.atelierpop@gmai.com
Facebookはホームページからご覧に慣れます。
よろしくお願いしますm(__)m