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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

栄養補給

2015-01-25 10:15:12 | アート紹介




今週は、先週の自宅軟禁のストレスを払拭するかのように展覧会を観て回りましたが、その中のいくつかをご紹介致します。
いや、しなければ!
だってこのすべては本日5時までなんですから(;゜0゜)

◆ギャラリー+カフェ・ブランカ
林田健展「波切」
油彩展ですが、この作品展を観てノスタルジックな感傷を持つ方もいらっしゃるかも知れません。
それはきっと、林田さんの作風が、どこかで見たことことがある風景画のようであり、何気ない日常のアルバムの随分前の頁のようであり、友達が住んでいたような気がしたり、自分の手垢がついているように思えたりするから…かな?
ただ私は、表現は悪いかもしれませんが、一度噛み砕き消化された記憶を、そのままえぐりだしてきたような感覚を覚えました。
良い意味で体温もニオイもある展覧会でした。
素晴らしい展覧会です◎

◆K.Art Studio
加藤松雄展
御年80才の松雄さんは、デザインを専門にされて大学で教鞭をとり、沢山の生徒を世に送り出す傍ら、アートとは何か?をずっと問いながら活動をされてきたデザイナーであり、教授であり、アーティストです。
そして昨今たどり着かれた場所は自宅の庭。
私もお庭を拝見させて頂きましたが、そこは住宅によって他者の目から遮断された不思議な空間。
ターシャ・デューダーが屈んでいそうなナチュラルガーデンでした。
起きたら庭で描く。描きたいときに描く。
松雄さんはそんな風に遊びながら楽しみながら、慣れ親しんだモチーフと対話し、当たり前だったはずの風景から新しいものを見つけ、自分だけが知っている宇宙を旅するように制作されたように思えます。
こんな風になりたいな。
穏やかなオールドワイズマンは、私が追いかける理想像になりました。
心が落ち着く展覧会です◎

◆名古屋市民ギャラリー矢田
ファン・デ・ナゴヤ展「No Life! No Art!」
こちらは名古屋市民ギャラリーの公募を勝ち抜かれた意欲企画。
今、名古屋で活躍する中堅年齢の作家が大きな部屋を「これてもか!」と縦横無尽に展示しています。
これは本当に圧巻!
「アートってこんなに楽しいんだ?」
「こんなに身近なんだ?」
を、教えてくれます。
参加作家には、我がPOPLIFEにもよく登場するハートフィールド作家がたくさん名を連ねます。ワイヤーアートの水谷一子さん、廃材の魔術師トザキケイコさん、魂宿る陶器白人間の内田恭子さん…
こにらも必見!
大変良かったです◎

とりあえずこの三展は本日夕方5時まで(ArtStudioは6時)です。
ご都合がつく方は、是非御覧くださいませ。
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