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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

BIGAKU

2014-09-19 20:02:54 | 作家活動の記録



加藤K×ナカムラミオ ‘BIGAKU’
2014,12,3~21
K,ARTSTUDIO


K,ARTSTUDIO主宰の加藤Kさんと、私ナカムラミオが、年末に二人展を行います。

‘BIGAKU’というタイトルは話し合って決めました。
もちろん美学から。
見えない不思議な力に感謝しながら描くKさんと、祈りをテーマに真実を描いていきたいナカムラミオの美学とはー

これはガチンコのセッションで、尊敬するKさんとのコラボとは呼べないバトルワイヤルが、今から楽しみでなりません。

生き方こそ違えど、画家になる!と強い意志で30年近く描き続けてきた同志の作品と美学が、今交わります。
似て否なる絵描きのぶつかりを、皆様どうか楽しみにしていてください。


本日は、DM作品の撮影と、その場でのデータ作りが行われました。
ARTSTUDIOの裏庭で、Kさんがデジカメで私の作品を撮影し、Kさんが事務所のパソコンでデータを作成してくれました。
私は隣りや後ろで「いいんじゅなぁい」やら「もう少し濃くぅ」やらちゃちゃを入れる係です。

そして45分強or1時間弱で、素晴らしいデータができあがりました。

もちろん地図面は雛形があり、Kさんの作品は既に撮影&処理済みだったこともありますが、それに加え、経験による手慣れた作業がこの時間になったのでしょう。

その写真はお見せできませんが、DMにするKさん作品は、私に選ばせてもらいました。
って既にたくさん作品ができていて(展示予定数を大幅に上回る数)ほぼ制作終わってるんですから、信じられないったらありゃしない(゜∇゜)

どれも素晴らしい作品で、その中から「私がビビっときた」「きっとご本人は選ばない」「これを見て会場に来てくださった方は驚く」ものを選ばせてもらいました。

私は2点持ち込みましたが、結局作品として好きな方ではなく、Kさん作品と相性の良い作品を選び、結果非常に納得いくものができそうな予感がします。
いやぁワクワクしますo(^-^)o


ところで本日、初めてARTSTUDIOの事務所から裏庭に行かせてもらったのですが、なんとも素敵なお庭は、過度に整備されていないナチュラルガーデンで、ターシャ・デューダーやベニシア・スタンリー・スミスが出て来そうでした。

ふとみると、そこに一枚の絵があるではありませんか。
そっと近寄って覗いてみると…
庭の植物が描かれた油絵でした。
まだ途中ですが、なんとも光が美しく、しっとりした色の絵です。

実はこれ。
Kさんのお父様である、加藤松雄さんの絵でした。
いい絵はひと目でわかります。
何を描きたいのか、何に魅せられているのか。
描き掛けの作品は雄弁に語っていました。

そこに麦藁帽子を被った加藤松雄さんが…。

曇り空の下、柔らかい光の庭の中で、静かに筆をとる老画家のその姿こそが、一枚の絵でした。

「こんな風になりたい!」
まずそう思いましたが、邪魔にならないよう、お顔がわからないよう盗撮(笑)
なんとも小さな男はきっとこうはなれまい(T_T)

この絵は、我々若僧の二人展の後、来年始から同ギャラリーで行われる「加藤松雄展」で観ることができるようです。
こちらも楽しみです。

ナカムラミオ。
この他グループ展を年内に3つ抱えている上、公募展用100号を3枚仕上げねばなりません。

「キャ~!」

これは嬉しい悲鳴です。



※写真は上から撮影するKさん。データを作るKさん。
お庭で見つけた絵。
庭、麦藁帽子で絵筆をとる画家。
コメント
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