加藤K×ナカムラミオ ‘BIGAKU’
2014,12,3~21
K,ARTSTUDIO
K,ARTSTUDIO主宰の加藤Kさんと、私ナカムラミオが、年末に二人展を行います。
‘BIGAKU’というタイトルは話し合って決めました。
もちろん美学から。
見えない不思議な力に感謝しながら描くKさんと、祈りをテーマに真実を描いていきたいナカムラミオの美学とはー
これはガチンコのセッションで、尊敬するKさんとのコラボとは呼べないバトルワイヤルが、今から楽しみでなりません。
生き方こそ違えど、画家になる!と強い意志で30年近く描き続けてきた同志の作品と美学が、今交わります。
似て否なる絵描きのぶつかりを、皆様どうか楽しみにしていてください。
本日は、DM作品の撮影と、その場でのデータ作りが行われました。
ARTSTUDIOの裏庭で、Kさんがデジカメで私の作品を撮影し、Kさんが事務所のパソコンでデータを作成してくれました。
私は隣りや後ろで「いいんじゅなぁい」やら「もう少し濃くぅ」やらちゃちゃを入れる係です。
そして45分強or1時間弱で、素晴らしいデータができあがりました。
もちろん地図面は雛形があり、Kさんの作品は既に撮影&処理済みだったこともありますが、それに加え、経験による手慣れた作業がこの時間になったのでしょう。
その写真はお見せできませんが、DMにするKさん作品は、私に選ばせてもらいました。
って既にたくさん作品ができていて(展示予定数を大幅に上回る数)ほぼ制作終わってるんですから、信じられないったらありゃしない(゜∇゜)
どれも素晴らしい作品で、その中から「私がビビっときた」「きっとご本人は選ばない」「これを見て会場に来てくださった方は驚く」ものを選ばせてもらいました。
私は2点持ち込みましたが、結局作品として好きな方ではなく、Kさん作品と相性の良い作品を選び、結果非常に納得いくものができそうな予感がします。
いやぁワクワクしますo(^-^)o
ところで本日、初めてARTSTUDIOの事務所から裏庭に行かせてもらったのですが、なんとも素敵なお庭は、過度に整備されていないナチュラルガーデンで、ターシャ・デューダーやベニシア・スタンリー・スミスが出て来そうでした。
ふとみると、そこに一枚の絵があるではありませんか。
そっと近寄って覗いてみると…
庭の植物が描かれた油絵でした。
まだ途中ですが、なんとも光が美しく、しっとりした色の絵です。
実はこれ。
Kさんのお父様である、加藤松雄さんの絵でした。
いい絵はひと目でわかります。
何を描きたいのか、何に魅せられているのか。
描き掛けの作品は雄弁に語っていました。
そこに麦藁帽子を被った加藤松雄さんが…。
曇り空の下、柔らかい光の庭の中で、静かに筆をとる老画家のその姿こそが、一枚の絵でした。
「こんな風になりたい!」
まずそう思いましたが、邪魔にならないよう、お顔がわからないよう盗撮(笑)
なんとも小さな男はきっとこうはなれまい(T_T)
この絵は、我々若僧の二人展の後、来年始から同ギャラリーで行われる「加藤松雄展」で観ることができるようです。
こちらも楽しみです。
ナカムラミオ。
この他グループ展を年内に3つ抱えている上、公募展用100号を3枚仕上げねばなりません。
「キャ~!」
これは嬉しい悲鳴です。
※写真は上から撮影するKさん。データを作るKさん。
お庭で見つけた絵。
庭、麦藁帽子で絵筆をとる画家。