超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

おばあちゃんのアクリルたわし

2019-09-24 21:58:09 | 日記
私の祖母が毎日せっせと編んでいるアクリルたわし。
原材料のアクリル毛糸は100円均一で買っています。

ある日、
たわし1個当たりの毛糸代は何円だろう・・・?
それじゃあ、
毛糸1玉からたわしを何個作れるだろう・・・?
という話になりました。

このたわし、片面ずつ色が違ううえに、縁取りの色も違うので、
1個につき3色の毛糸を使用しています。
割とファンキーな配色です^^。
色はその日その時の気分次第なので、毛糸の減りは色によって違います。

さて、どうしたら答えが出るでしょう・・・。

母も姉も「・・・・」

すると祖母が、
「じゃあ、重さを量ればいいね。」


ごもっとも。

毛糸1玉の重さとたわし1個の重さがわかれば、簡単にわかることでした。
答えは1玉で3個できるので1個あたり36円。

ちなみに私は、とりあえず一色で編んで確かめればいいじゃん、て思ってました・・・
色に惑わされました。
96歳よりも冴えない。


これは10年以上前に作ったミニ座卓です。
祖母はこの上で日記を書いたり、毛糸を並べて配色を考えたりしています。
スツールのようなサイズで、タモ、拭き漆です。

ドイツ木工研修留学 7:乗馬

2019-09-23 17:41:36 | 木工1・研修
ドイツでは犬をよく見かけました。愛犬家が多いようですね。
私は犬よりも馬が好きです。

ドイツは乗馬大国で、オリンピックでも金メダルの常連国です。
気候のいい時期には、ドイツ各地で乗馬の競技会が行われます。

ライプツィヒでも競技会が行われたので、見学に行きました。
馬のダンスともいわれる「馬場馬術」、
高いハードルを飛び越える「障害飛越」、
起伏の富んだ自然を駆ける「クロスカントリー」、
どれも、地方の競技会とは思えないくらいハイレベルでかっこよかったです。


馬車のレースもありました。


また、これとは別に、馬術のショーも盛んに開催されます。
ウエスタンの競技、コサックの曲芸、馬車、その他いろいろ。
馬の種類も、日本では見たことのない品種ばかりで、飽きることがなかったです。
ドイツに行っただけで、世界各国の乗馬を鑑賞できました。

たてがみが長い!

影がかっこいい!

馬を買うことはできないので、せめて木馬を作ってみようと思います。
さて、どうやって作ればいいんだろう?

ドイツ木工研修留学 6:お隣さん

2019-09-21 20:37:15 | 木工1・研修
工房の隣には、アンティーク家具の修復工房があり、
年配のマイスターと見習いの女の子がいました。

午前と午後の2回、いつもお隣さんと一緒に休憩していましたが、
皆、ドイツ語なので会話はさっぱりわからず、
わずかにわかる単語だけで内容を想像してました・・・。

会話のきっかけに、と思い、よくケーキを焼いて持って行ったのですが、
その結果、会話ではなくケーキのレシピを読むのが得意になりました。
ドイツのケーキはおいしいですよ。

2か月経った頃、相変わらず会話はままならない状態でしたが、
お隣のマイスターが「duで話そう」と言ってくれました。
これは、うれしい。
今までは「Sie」だったんです。
Sieは「あなた」。丁寧語というか、ちょっと距離感を感じますが、
duは「きみ」のように親しい間柄で使われるので、
仲間と認めてもらえた気がしてうれしかったです。

ちなみにこの方、私を「ミツ」と呼んでいました。
でも私の名前、全然ミツじゃないんです。
日本人の名は覚えにくいから、唯一知っている日本人の名前で呼ぶ、と言われ、
私はミツになりました。
元々のミツさんって誰だったんでしょう・・・?

バンドソーで切っているのはパンです^^。


休憩

ドイツ木工研修留学 5:die Fussbank

2019-09-20 20:19:47 | 木工1・研修
この研修では、最初にdie Fussbank(足のせ台)を作りました。
これは、家具職人の学校のカリキュラムと同じです。
職人の見習いは皆、ここからスタートです。
手道具だけで作るという、気の遠くなるような作業です。

当時は、素直にそれを受け入れていましたが、機械を使いまくっている今、我ながらよくやったな、と思います。機械って便利^^。
平らにして、厚さも幅も一定にして、直角をだす。ほぞの加工もすべて手作業、しかも組み立て時に隙間ができないように、ぴったりと。
かなり時間がかかったので、学校ならば落ちこぼれだったでしょう。
加工中の各パーツ

完成品
単純な作りですが、木工の基本的なことがすべて学べます。

作業に追われてあまり写真を撮っていませんでしたが、
「mikikota.net」でドイツの手道具での作業の風景が紹介されていますので、お時間がありましたら、ちょっと見てみてください。

ドイツ木工研修留学 4:同居人

2019-09-19 17:54:59 | 木工1・研修
ドイツで住んでいたのは4階建てのアパートです。
2階にある4DKを4人でシェアしていました。


同居人は皆ドイツ人で、ファンキーな女子学生が2人、巨漢の男子学生が1人でした。
言葉の壁とジェネレーションギャップと生活習慣の違いと、大変でもあり面白くもあり。電子辞書は片時も手放せませんでした^^。


私の部屋は一番小さな部屋で、ロフトがついていました。
部屋に明かりがないので、日の出と共に起き、日が暮れると寝る、という生活でした。ドイツの夏は日が長くて、日没は21時を過ぎていたのでさほど不便ではなかったです。
敷布団がないので、最初はロフトの床のカーペットに直接寝てました^^。
こんな不便な生活でも楽しかったです。
しばらくして電球をつけてもらい、マットを借りることができたので、快適になりました。

一か月後には同居人の二人が卒業してしまい、もう一人も夏休みで帰省して、私は一人で夏を過ごすのでした・・・。