超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

初めての家具づくり

2019-09-07 10:50:08 | 木工1・研修
初めて家具を作ったのは2004年3月、岩手県の小岩井農場に隣接する「どんぐりコロコロ館」の木工体験でのベンチづくりでした。
まだ、ど素人時代のことです。

1週間民宿に泊まり、チャリを借りて田舎道を通いました。
あらかじめ送っておいたイメージ図を基に、木工家の先生が、素人でも楽しく作業できるようパーツを準備しておいてくれました。
パーツは2枚接ぎの天板、脚、貫です。

(まずは下の完成写真をご覧ください)

1日目。まず、ジグソーで脚の下を曲線にカットして成形。
次に脚と貫の接合のために相欠き加工。慣れないノミと玄能で格闘しました。
そして天板と脚の耳付き部分の研磨。
耳付きは直線的なカットではなく、原木から皮を剥いだだけのようなナチュラルな雰囲気です。

2日目。天板の板接ぎ部分にチギリを入れました。
接いだ板が将来的に剥がれてしまわないようにするためです。
ノミでリボン型の穴を掘り、そこに超巨大ステープラの芯のような金具をはめ込み、それを隠すようチギリを埋め込み、かんなで目地払い。
もう「職人やってます!」感で満たされました^^。
それから、脚と貫の組み立て。1日目に良い加工をしたのでピッタリ、バッチリ!

3日目。天板と脚の組み立て。素人でも簡単にできるダボでの組み立てです。
4日目、5日目。研磨とオイル塗装。
作業が終わると観光をして、おいしいものをたくさん食べて、夜になれば民宿のおばちゃんが温泉に連れて行ってくれるという、たのしい木工体験旅行でした。
完成品のベンチは自宅の玄関に置きました。

あれから15年。
今も玄関で活躍中です。
材料は栗の板。オイル塗装で15年経過すると、こういう味わい深い色になるんですね。
                      

(座布団は気にしないでください^^)