森共同アトリエ 管理人日記

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墨で描く!石膏像クロッキー。ヘルメス、ラオコーン、ジョルジョ。

2012年09月21日 21時43分35秒 | デッサンの道
いつもは鉛筆かコンテで描いてますが、今回は変わり種という事で墨で描いてみました~。やった事無いんで始めは訳も分からず、とりあえずポイント打ってザックリ陰つけるくらいが精一杯(笑)鼻の位置なかなか合わずでしたね

2枚目。部分的な陰の形をより実際の陰の形に合うように筆を置いて印象を出しました。

3枚目。大分印象がスラッと取れるようになってきました。バガボ◯ド風クロッキー(笑)このクロッキーで筆の扱いが大分分かりました。

4枚目。繊細に筆を走らせて、顔の表情も一発で捉え切ります。

徐々に成長して行く過程が分かります(笑)筆は扱いが難しいから慣れが必要ですね!強弱をつけたり(溜めたり流したり)っていうのが難しくて、多分見切りが悪かったり筆の扱いが悪いと、スッとした線や形に合った筆さばきが出来ずにちまちましてしまうんだと思います。
なので描いて行く時に(筆でなくてもそうですが)筆の先を見ながら描くんじゃダメで、今描いているその先の形が見えてないと(その筆をどう動かして行くのか分かってないと)うまくいかないかもしれません。
けっこう難しいですが、15分くらいで安定して印象が引き出せたら受験で負けるってことはまずないですよね!逆にクロッキーうまくて短時間で印象が引き出せる人(その後もコントロールしながらピントを合わせ続けられる、あるいはさらに引き出せる人)に何時間もかけて形直してる人が勝つ可能性って…。
でも実際の受験ではただうまいってだけで受かる訳じゃないです。うまくなくても真実を追ってればそれはつまるところ本物なので、現役生だって受かる訳です。大事なのはどこまで本物を表現出来たか!ですね。技術的に形を合わせる見方ってのは本当に最低限の事で、最後は自分の感覚で出来が決まってしまいます。プロポーションが狂うのも、動きが狂うのも、色がばらつくのも、空間が出ないのも、密度が足りないのも…全部真実ではないですね。本物を見て、本物にする。事によったらそれ以上にするつもりでやれたらいいなと思います。
僕は浪人のとき、本当に1枚もクロッキーを描かず、デスケルのみ(計り棒も使わず)で描いてたので、全くクロッキー力はありませんでした(笑)でもそれじゃ結局表面を描いたに過ぎないですよね。表現の世界に踏み込もうとしてるのに、やってる事はぜんぜん表現とはほど遠い物だった訳です。反省…。目の前にある物をおいしく調理して頂く事!これ絵でも大切なことですね!
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