このブログを始めたのがちょうど1年前の2005年3月8日。
狙っていたわけではないですが、丁度例のネタが完成したのでアップしたいと思います。
ではお待たせしました、
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コラボレーションしたい。
数年前からよく聞くようになった、複数の人・物で一つの作品を
作り上げるという意味のコラボレーションという言葉。
一昔前は「夢の競演」だとか「特別ユニット」だとか言われてましたが
今や何でもコラボレーションの時代。
例えばおにぎりはご飯と海苔と具のコラボレーションだし
パソコンだってディスプレイやマザーボードやハードディスクなどの
コラボレーションによって作られたものです。
もう世の中なんでもコラボレーションで出来ているといっても過言ではありません。
妹だってパパとママの(ry
でもね、コラボレーションがしたいって言っても僕がしたいのは
そんなありふれたものじゃないんですよ。おにぎりとか握って
「これぞ三位一体ッ!これぞコラボレーションッ!ご飯ッ!海苔ッ!そしてシャケッ!
ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!刻むぞ血液のビート!
これは…なんて美味いッ!…美味すぎるぞオオォォオオーーーッ!」
とかそんな普通のコラボレーションしたって面白くないわけですよ。
例えば「あの大物アーティスト達が夢のコラボレーション」だとか
「期間限定のスペシャルコラボレーション」だとか、やっぱりそういう特別なのって
何か格好いいじゃないですか。自分でもプロデュースしてみたいじゃないですか。
そこで僕は閃いてしまったんですよ。僕は食べ歩きが趣味の一つですけど
もし普段食べている美味しい物×美味しい物でコラボレーションしたら
高級料理にも負けない、極上の美味しい物が出来上がってしまうんじゃないか?と。
しかもその素材を全部自分の好物のみで構成すれば、これはもう僕だけにしか出来ない
僕だけにしか許されない、完璧にオリジナルでスペシャルなコラボレーションなわけですよ。
俺頭良くね?俺凄すぎじゃね?
というわけでAt's KnightOnline Note開設1周年記念特別企画として
「自分の好物でスペシャルコラボレーション!」を行いたいと思います。
さてまずはコラボレーション素材を調達するために近所のスーパーへ。
今回の主役たち。
どうでもいいけど焼き鳥が本数詐称して売られてた。どう見ても18本しか入ってない。
苺は現在大人気のあまおう。大粒で美味しそう。
ちなみにあまおうとは「あまい」、「まるい」、「おおきい」、「うまい」の
頭4文字を取ってつけられた名前だとか。
さて厳選した食材はとんかつ、寿司、焼き鳥、キムチ
チョコレート、シュークリーム、苺(ジャム)、ヨーグルト。
自分がよく食べている好物を選んでみた。塩っ気のあるものと甘いものを
なんか縁起よさそうな数字ということで4種類ずつ。
それでは早速これらの食材をコラボレーションして究極の味を求めてみたい。
とんかつコラボレーション
◆とんかつ×シュークリーム
いきなり最初から食べ歩きをしている2つの好物の登場である。
見た目はなんかオニギリみたいであんまり違和感がない。
食べてみるとクリームの程良い甘さがうまく臭みを消していて
割とうまくコラボしている感じだ。しかし美味しいかと聞かれれば
間違いなく別々に食べた方が美味しいと言わざるを得ない。
寸評:ゴールデンコンビ、あっけなく撃沈。
◆とんかつ×苺
コラボさせてみたのはいいが、これは完璧に苺がとんかつの存在を食ってしまっている。
さすがあまおうといった感じか。味の方もやっぱり苺が主張しまくりで
全くとんかつを食べた気がせず、ハーモニーという言葉のかけらも感じられなかった。
寸評:あまおう、一人舞台。
◆とんかつ×ジャム
とんかつがちょっと崩れてるけど見栄えは悪くない。
だがしかしこれはちょっとジャムの甘みが強すぎる。
もの凄く刺々しくとんかつを攻撃している気がする。
見た目に騙されてはいけないということか。
どうやらとんかつと苺は相性が悪いようである。
寸評:外面はいいが、裏では嫁をいびる腹黒姑。
◆とんかつ×チョコレート
見た目は味噌かつっぽくて割と美味しそうである。さすがとんかつ、なんだか風格さえ感じる。
実際にチョコレートとんかつを出しているお店もあるくらいだから相性も悪くないはずだ。
期待して食べてたみたところ、豚肉の臭みをうまくチョコレートが消していて
以外と悪くないが、チョコレートの風味・甘みがくどくて決してうまいわけではない。
お店で食べたら美味しいのだろうか。何かコツがあるのかもしれない。気になるところだ。
寸評:磨けば光る、かもしれない。
◆とんかつ×ヨーグルト
なんかフレンチっぽくて見た目が一番お洒落である。
しかし味の方はというと、2つの食材が喧嘩しているわけでもなく
かといって仲が良いわけでもない。お互いの存在を無視している感じだ。
例えるならばアパートのお隣同士という感じだろうか。
なんだか現代の近所付き合いの縮図を見せられた気がする。
ある意味一番凄い組み合わせかもしれない。
寸評:超インテリ派。
・とんかつコラボレーション総評
全体的に見た目も味もそれほど酷いものではなかったと思う。
今回コラボレーションに挑戦したチョコレートとんかつ以外でも
とんかつパフェを名物にしているお店もあるくらいだし
とんかつと甘い物のコラボレーションはまだまだ研究の余地がありそうである。
寿司コラボレーション
◆寿司×シュークリーム
見た目はものすごく斬新な食べ物である。というかありえねぇ。
謎の生命体に捕食された寿司といった感じ。エイリアンか。
とんかつとシュークリームのコラボははまだ食えると思ったがこれは味もありえない。
寿司ネタはまだいいが酢飯とカスタードクリームが仁義なき戦いをしていて
下手したら命を落としかねないまずさだ。これは危険すぎる。
寸評:SF極道コラボ。
◆寿司×苺
見た目はあまおうの貫禄勝ち。えびの存在感なんてまったくありゃしない。
でもちょっと可愛らしいかもしれない。子供が喜びそうだ。
しかし味は協調性ゼロ。ただの米とえびと苺である。
寿司×シュークリームのコラボが凶器だっただけに、喧嘩してないだけマシか。
寸評:ちょっとだけ遊園地に行った気分になれる、ファンシーコラボ。
◆寿司×ジャム
梅肉でも乗っているみたいでなかなか美味しそうだ。
ぶっちゃけ寿司の中でもいくらという選択肢は失敗だと思ったが
いくらのパワーが強いのかジャムの味を打ち消し
普通にいくらの寿司として食べることが出来た。
もしかしたらチョコレートやあまおうさえもその存在を打ち消して
しまうのかもしれないが、さすがにいくらがもったいなくて出来なかった。
ていうか存在打ち消したらコラボの意味ねーじゃねぇか。いくら恐るべし。
寸評:いくらの横綱相撲。
◆寿司×チョコレート
これも見た目はなんか蟹味噌でも乗ってるみたいで美味しそうである。
淡白な白身魚とこってりしたチョコレートは合うのではないかと
淡い期待を抱いたが、その思いは見事に打ち砕かれた。
何故だかチョコレートによって魚の生臭さが見事に強調されていて
食えないレベルではないが明らかにマイナス作用が働いている。
うまさをパワーアップするならいいが、まさか臭みがパワーアップされるとは思わなかった。
寸評:恋に破れた、生臭い青春の1ページ。
◆寿司×ヨーグルト
やっぱりヨーグルトがけは何かお洒落である。シャリさえなければ
フレンチなんかのコース料理の一品として出されても違和感がないだろう。
味の方はというと、口に含んだ瞬間こそ酸味が強烈に主張してくるが
その後はアナゴの強い生臭さだけを打ち消し、とてもマイルドな味わいであった。
ヨーグルトの舌触りは余計な気がするが、少量なら美味しく食べられるかもしれない。
寸評:期待はずれに意外といける。この裏切り者め。
・寿司コラボレーション総評
それぞれの見た目も味も落差が激しいコラボレーションだった。
ただし寿司ネタは何十種類とあり、組み合わせは数え切れない。
そのため今回の結果だけで成功か失敗か判断するのは難しいだろう。
寿司はこれから先、無限の可能性を秘めたダイヤの原石と言える。
焼き鳥コラボレーション
◆焼き鳥×シュークリーム
もう見た目からかなりありえない感じ。こんなことをやってしまう自分が憎い。
味の方もタレの甘塩っぱさとクリームの甘さがまったくかみ合っておらず
ありえないくらいまずい。これははっきりいって罰ゲームだと思った。
寸評:誰だこんなコラボ考えた奴は。
◆焼き鳥×苺
なんだこれは。おでんか。キノコか。
とりあえず見た目のインパクトはNo.1だと思う。
味の方はというと、やっぱりあまおうはあまおうで
焼き鳥は焼き鳥でそれぞれの個性を主張しており
まったく協調性のかけらもなかった。ちっ、見かけ倒しか。
寸評:出オチかよ。
◆焼き鳥×ジャム
ジャム乗せのビジュアルの良さは安定感がある。焼き鳥の梅肉のせみたいな感じで
普通にありそうだし。塩味ならもっと見た目がマッチしていたかもしれない。
口に含むとジャムの強烈な甘さと風味が先行して思わずえずきそうになったが
すぐにタレの味がやってきてジャムの味をかき消していく。
普通に焼き鳥として食べられた。結局融合性なし。
どうやら苺と焼き鳥もかなり相性が悪いらしい。良い勉強になった。
寸評:そろそろ美味しい物が食べたい。
◆焼き鳥×チョコレート
チョコレート系もやはり見た目は美味しそうである。この偽善者め。
とりあえず味噌がけのようで普通にありそうな感じだ。
味は焼き鳥のタレの味が強いせいか、チョコレートの風味を打ち消していて
軽くスイート感が増した焼き鳥といった感じで、以外とすんなり食べられる気がする。
まぁ決してうまいものではないが。
寸評:新感覚スイーツ。
◆焼き鳥×ヨーグルト
相変わらずヨーグルトはお洒落である。居酒屋の定番である焼き鳥も
ヨーグルトの手にかかれば一瞬にしてイタリアンだ。ヨーグルトマジック恐るべし。
味のほうも、タンドリーチキンという鶏肉をヨーグルトに付け込んで
焼く料理があるように相性は良いはず、と思ったのだが
確かに臭みは消しているがこの酸味とドロっとした食感は邪魔である。
やはり焼いてからかけるのではなく、かけてから焼けということらしい。
タンドリーチキンの教えは偉大だった。
寸評:インド人は凄い。
・焼き鳥コラボレーション総評
今回のコラボレーションで一番安定した味を誇っていたのが焼き鳥。
元々タレの甘さが結構あるので、基本的に甘い物との相性は悪くないようだ。
とはいえ決して手放しで美味しいと言えるレベルのものではなかったが。
塩味の焼き鳥とのコラボレーションも気になるところではあるが
きっと次回はもうないだろう。というか勘弁願いたい。
キムチコラボレーション
◆キムチ×シュークリーム
ついに一番のくせ者であるキムチの登場なわけだが
もう見た目から毒物のような危険な香りがプンプンしている。
うん、味もやっぱり危険だった。甘い、辛い、生臭い。
むかつくことにこの3つが見事なハーモニーを奏でていて、泣きたいくらいまずい。
ここまで色々コラボしてきたが、一口食べて吐きそうになったのは初めてである。
キムチは手強い。これは他の物も覚悟してやらなければ。
寸評:殺す気か。
◆キムチ×苺
なんだか見た目は可愛らしい。凶暴なキムチがすっかり大人しくなっている。
ここにきて改めてあまおうの存在感を見せつけられた感じだ。
そして味においてもその圧倒的なパワーでキムチをねじ伏せていたが
キムチも一矢報いて辛いあまおうにしていたあたり、さすがくせ者である。
寸評:絶対王者、あまおう。
◆キムチ×ジャム
キムチとジャムのコラボというのは全く聞いたことがないが
見た目は全然違和感がないのは凄いところだ。
しかし味は違和感ありまくり。ただの甘ったるいキムチになってしまった。
むしろジャムがキムチの臭みを増長している感じでとってもまずい。
寸評:そろそろ心が折れそうです。
◆キムチ×チョコレート
今までのチョコレートコラボは見た目は美味しそうだったのに
キムチに乗せるととてもグロテスクになってしまった。
味はチョコレートの濃厚な甘さと風味がキムチの辛さをマイルドに
してくれるのではないかと期待していたのだが
確かに辛さはマイルドになったものの、甘いのに生臭いという
訳の分からない味で、食べていて気持ち悪くなってしまった。
寸評:見た目と味は救いようが無い。俺の頭も救いようが無い。
◆キムチ×ヨーグルト
ヨーグルトをもってしても、くせ者キムチの見た目はお洒落にはならなかった。
でもそんな頑固で一本筋の通ったキムチの生き様はとても輝いていて
もの凄く格好いいと思った。もう抱かれてもいい。
さて味のほうは、キムチの酸味とヨーグルトの酸味が調和しているのはいいのだが
その強烈なベクトルがあらぬ方向へ行ってしまっていて
かなり危険極まりない味になっている。ヨーグルトで臭みを消すどころか生臭さ全開である。
まさか最後の最後でこんな展開が待っているとは誰が予想したであろうか。
寸評:ヨーグルト、サヨナラ負け。
・キムチコラボレーション総評
キムチは癖のある食べ物だが、まさかここまで散々な結果になるとは想定外だった。
辛い、臭いがきついというのがうまくいかなかった原因だろう。
だが何色にも染まらない、そんな硬派なキムチに改めて惚れ直した。
みんなも今回のようなキムチコラボレーションを試してみるといい。
間違いなくキムチの虜になるはずだ。
今回、たくさんのコラボレーションをプロデュースしてみたわけだが
結果だけ見れば全て失敗だったと認めざるを得ない。
おかしい。全て自分の好きな食べ物だったはずなのに、何がいけなかったのか。
俺が求めていた極上の味は一体どこへいってしまったのだろうか。
もしかして、塩気のあるものと甘い物のコラボレーションがまずかったのでは…。
しかしほとんどの食材は既に俺の胃の中である。
だが辛うじて残っていた同じ系統の食材でコラボレーションをすることができた。
こ、これは!苺のみずみずしい甘酸っぱさとチョコレートの風味が見事にマッチし
なんとも極上の味ではないか。そう、俺が求めていたのはこれである。
なるほど、塩気のあるものは塩気のあるものと、甘い物は甘い物と
同じ系統のものでコラボレーションするべきだったのだ。
何故このような根本的な事に気付かなかったのだろう…。
しかし後悔は何も生み出さない。この失敗を糧にまた頑張って行けばいい。
オリジナルでスペシャルなコラボレーションをプロデュースすることも出来たし
これはこれで貴重な体験だったと思う。何よりも楽しければそれでいいのだ。
だから俺はこれからも失敗を恐れず前向きな気持ちで挑戦を続けて行きたい。
それがネタ師としての、俺の使命なのだから。
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さていかがでしたでしょうか、1周年記念特別企画。
予告通り完全な自己満足だし、相変わらずバカ全開のネタでお送りしましたが
果たしてスイカのインパクトは越えられたのかどうか。
まぁとりあえず手間と金だけは無駄にかかってますけどねw
文章や構成とか最後の方は意味不明になったけど、楽しんでもらえれば嬉しいです。
KOネタは少ないですけど、今日からまた2周年目指してボチボチ頑張っていきますので
これからも当ブログをよろしくお願いします。
誰か推薦しないかな~
ゲテモノ喰い王
一番最初のシュークリームととんかつの出会いだけでお腹いっぱいです。。。
そうですか、こういう人だったんですね。
やはりリンクは貼らなくて良かったかも。そう思ってます。w
組み合わせは考えてたけど、味については
「そんなにまずくはないだろう」と思って
甘く見てたから酷い目に遭ったよw
計画性がないのは困りものだ。
>Dさん
俺は自由に好きなことやりたいから
国王なんてめんどくさくて無理w
ゲテモノ企画は初めてやったけど
もう二度とやりたくないと思った。
やっぱり食べ物は美味しく食べないとねw
>kangaさん
あまおうには良いネタを提供してもらいました。
そういえばkangaさんとこは本場なので
もっと美味しいあまおうがありそう。
産地直送食べたいなー。食べたいなぁぁぁ。
1周年のお祝い待ってますね(・∀・)
>なちゅらーさん
はいこういう人なんです。すいませんw
まぁ普通に食べ歩きしてても師匠は超えられないので
別の方向性で攻めようかなーと…。
ほらやっぱり食べ物の可能性を色々と
模索していくのは大事だと思うんですよ。
でも破門は勘弁して下さいw
あまおう大人気だなぁ。そうか、そんなに気に入ったか。
じゃあ今度あまおう焼き鳥を御馳走してあげよう。50本くらい。
勉強になります!
後半で笑ってしまったのは内緒。。
以下の質問に答えて下さい。
①他人を笑わせるのが好きだ。
②ある程度時間に余裕のある生活をしている。
③自分の好きなことには金を惜しまない。
④真性のMである。
⑤妹萌え。
以下の項目に3つ以上当てはまればネタ師の才能があります。
しかし、もし2つ以下でも悲観することはありません。
才能がなくても、人間努力すればなんとかなるものです。
頑張って一流のネタ師を目指して下さい。