
アントワネットの肖像画を見るたび、今でも彼女が実際に身に着けていたドレスやアクセサリー類が、わずかでもどこかに残っていないだろうかと探してしまう。
ヴェルサイユ宮殿内に飾られているアントワネットとマリー・テレーズ、そしてルイ・ジョセフを描いた絵画。後方に愛の殿堂が見えることから、プチ・トリアノンの近くで子どもたちと寛ぐ姿を描いたものと思われる。
↓ この絵で、アントワネットがジョセフに触れている部分をアップするとこうなる。
↓ 上の絵でアントワネットが身に着けているのとよく似た指輪を発見。彼女のものとされている。解説によると「ダイヤモンドとエナメルの指輪。18世紀後半から19世紀にかけてヨーロッパで流行したスタイル」とか。派手に見える指輪も、アントワネットがつければ、ごく自然に指に馴染んでいる感じ。
↓ 1773年、アントワネット18歳の時に描かれた肖像画。作者はFrancois Hubert Drouais。マリア・テレジアが「これは女優ですか?」と憤ったのはこの肖像画?ドレスといい、チョーカーといい、現代の私たちが見てもうっとりするくらいきれい。そしてドレスや宝石類に負けないくらい美しい色白のアントワネット。透けるような肌の美しさは、彼女の自慢だったろう。
↓ 胸元部分を拡大。絵からも十分贅を尽くし、手の込んだ装飾の華やかさが伝わってくる。このドレス、重たかっただろうな?チョーカーに描かれているのは誰だろう?このチョーカーはもう残っていないのだろうか?バラバラにされ、あちこちに散らばってしまったとしたら残念。18世紀の宝石職人の腕の確かさは、絵を見ているだけでも感じ取れる。
秋に開かれる「マリー・アントワネット展」には、彼女が所有していたジュエリーもいくつか、出展されるだろうか?できることならわずかでもいいから本物を見てみたい。
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