Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

愛らしい馬車

2016-03-08 21:59:35 | つぶやき

 ヴェルサイユ宮殿の敷地内にあるプチ・トリアノンは、マリー・アントワネットがこよなく愛したこじんまりとした離宮。見学者入り口を入り、すぐ目の前に現れるのがこの小さくて愛らしい車。

 初めてこれを見た時、子ども用の馬車か何かだろうと思ったがはっきりわからなかった。フランス語の解説があったかもしれないが、記憶が定かではない。たとえあったとしても、残念ながらフランス語はわからない。

 気になって調べたところ、これはアントワネットの2番目の息子、ルイ・シャルルの馬車だった。ただ…馬車という言葉が正しいかどうか、実はこれをヤギに曳かせていたとか。ヤギなら馬ほど速く走れないから、安心して子どもを乗せることができたのだろう。いかにもアントワネットが好みそうなデザイン。現実を逃避し、プチ・トリアノンでお気に入りの友、家具類に囲まれ、愛する子どもたちと共に至福の時を過ごしたアントワネット。

 こちらもヤギに曳かせた18世紀の子ども用馬車。持ち主は不明。ヤギもなかなか大変だった様子。

 これも18世紀の子ども用馬車。

 先週3月2日、午後8時28分(現地時間)、スウェーデン王室に王太子が生まれた。名前はオスカル・カール・オーロフ殿下(His Royal Highness Prince Oscar Carl Olof of Sweden)。身長52cm、体重3,655g。先ごろ眠っている写真が公開された。将来はハンサムな北欧の貴公子となりそう。この王子はどんな馬車に乗って、スカンジナビアの大地を突き進むのか?21世紀の今、もはや馬車になど乗らずVolvoで駆け回るのだろうか?彼がいったいどんな王子に成長していくのか、楽しみに見守りたい。何と言ってもオスカルですから。

 

 こちらはオスカル王子の姉エステル王女とご両親が、クッキーの型抜きをしているところ。家族団らんの幸せなひととき。

 先月23日、4歳になったばかりのエステル王女。左足がちょこっと曲がっているのが御愛嬌。オスカル王子もブロンドヘアになるだろうか?

 読んでくださり、ありがとうございます。



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