バービーといえば単にスタイルが抜群に良くて、おしゃれで綺麗なだけの人形にとどまらず、１９６０年代以降のアメリカ文化を象徴する一面も持っている。そんなバービーを７００体展示したイベントが、現在パリの博物館で開催中。
７００体のバービーを展示しているのは、
Musée des Arts Décoratifs
107, rue de Rivoli 75001 Paris
会期は３月１０日から今年９月１６日まで。詳しくは次をクリックしてください。（博物館の英語による公式サイトです。）
http://www.lesartsdecoratifs.fr/en/exhibitions/current-events-1322/musee-des-arts-decoratifs/barbie/
人形のみならず、ディスプレイもなかなか凝っているので見ていて楽しい。これはパリコレ？のキャットウォークを歩くバービーと、それを眺める人たち。スーパーモデルを務めるバービーが着ているのは、クリスチャン・ラクロワのドレスとジャン・ポール・ゴルティエのドレス。
以前記事にしたマリー・アントワネットが、フランスに凱旋。いつ見ても華やか。
こちらはエリザベス１世。あの時代のメークやドレスのシルエットがよく再現されている。
このドールの基になった肖像画はこれ。
クィーンたちを集めた展示コーナーがあるらしい。
映画「風と共に去りぬ」から、ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラ姿のバービー。キリッと描かれた右の眉、やや緑がかった瞳の色、赤いルージュがまさにヴィヴィアン。
豪華なマンションの一室で、モノクロのシャネルの服を着て歓談する人々。中央はピンクのケープ付きワンピースを着たバービー。ドールハウスもなかなか洒落ている。ココ・シャネルは生前、これらのバービーを見たことがあっただろうか？
こちらは赤いジャケットに愛国心を込めたバービー。同じ服装をいろんな人種が着ているのが、いかにも多民族国家アメリカらしい。
このバービー展、ぜひ日本でも開催してくれないかなぁ。パリコレやファッションに興味のある人には、たまらないはず。700体も展示されているから、じっくり見ていると時間がいくらあっても足りないだろう。日本にもバービーファンは多いので、きっと多くの人が訪れると思うのだが…。
読んでくださり、ありがとうございます。
ベルばら（オスカルさまとジェローデルですが）とドールが大好きな夕子と申します。
時々、こちらのサイトへおじゃまさせていただいておりました。
初めてメッセージを送ります。
私の好きなドールは、ジェニー・フレンドのシオンなのですが、プーリップやタカラ・トミーのオスカル・フランソワから、今までも好きだったドール熱に加速しました。
パリでのバービー展、すごいですね。行ってみたいですが、現実は無理でしょうし……日本でもぜひとも開催してほしいと願います。
このようなすてきな、つぶやきとお写真のご紹介、ありがとうございます。
これからも、ちょくちょく寄らせていただきます。
ひっそりと応援すること、お許しください。
夕子さまはジェローデルがお好きなのですね。私は新作エピソードを読んで、ジェローデルの見方が変わりました。彼はソフィアと別れたあと、フランスに戻り、その後どうなったでしょう？
＞私の好きなドールは、ジェニー・フレンドのシオンなのですが
ジェニーは愛らしすぎて、やや子どもっぽい顔立ちですが、シオンはクールビューディでジェニーより大人っぽい印象を受けます。どこかアジアっぽいテイストもありますね。
＞パリでのバービー展、すごいですね
人形もさることながら、ディスプレイがとても洗練されていてうっとりします。これなら日本で展覧会をやっても、きっと大盛況になるのでは？と思うのですが…。
こんなブログですが、読んで楽しんでいただけると本当に嬉しいです。これからもどうかよろしくお願いいたします。
承知しました。