18~19世紀のドレスを見ていると、手仕事の細かさ・丁寧さに感動してしまう。一針一針心をこめて、依頼主のために縫ったであろう豪華なドレスの数々。決して機能的とは言えないけれど、ふんだんにあしらわれたレースやリボンを見ていると、これらをまとった人が集まり、お喋りしたりダンスに興じた光景は、さぞ華やかだったろうなぁと想像できる。
1700年代、イタリアの青いドレス。これだけの刺繍を施すのに、どれだけ時間がかかったろう?
1700年代、フランスのドレス。庭園に咲く花がモチーフ?長く厳しい冬が過ぎたあと、このドレスを着た時、心も軽やかになっただろうなぁ。「あぁ、ようやく春が来た。」
1725年作。フランス製?
1762年~1767年にかけて作られたドレス。レースとリボンでたっぷり装飾することは、裕福な出身であることの象徴?
1765年のドレス。ブルーとゴールドの組み合わせがきれい。
1770年のドレス。
1780年のドレス。ばらが咲く時期(5月~8月頃)に着ただろうか?
18世紀後半のドレス。
1879年のウェディングドレス。ウエストが細っ!いったいどんな花嫁さんだったろう?新郎は何を着たのか?
1880年のドレス。こちらもウエストが細い!子どもの頃から、常にコルセットで締めてきたのかもしれないと思うと、それはそれで大変だったろう。
1890年のドレス。この刺繍も見事。
1830年代、舞踏会のための薄紫色のドレス。これなら足さばきも軽やかに、ステップを踏めそう。
1840年代、イヴニングドレス。かなり二の腕や肘を出すようになってきた。
連休も中盤に差し掛かりました。祝日とはいえ、いつもと変わらずお仕事されている方も多いと思います。そういう方たちがいてくださるからこそ、日々安心して生活できるのだと思います。本当にありがたいことです。また熊本地震の被災地で、今もなお不自由な生活をされている方たちが少しでも早く、落ち着いた生活を取り戻せるよう願っています。
読んでくださり、ありがとうございます。
また素敵な記事をありがとうございます。
もろ私のツボです!
本当にこの時代の手仕事の美しさには舌を巻きます。
配色も絶妙で、色合いも少しくすんだ感じが何とも好みです。
生で見てみたいな~と思います。
今年のアントワネット展には、衣装も展示されるでしょうか。
無理なことですが、手にとって、裏返してあれこれ手法なども見てみたい~。
2、30年前のオートクチュール作品などは、何度か美術展などで見たことがありますが、手仕事の美しさはそのまま造形の美しさでもあり、作成した方達を尊敬してしまいます。
以前の記事、大英博物館のメダル、そんな物があったとは、全く気づきませんでした。大英で記憶に残ってるのは、ロゼッタストーンとミイラ…位です、恥ずかしながら。
そう言えば、次回のらららクラシックに、池田先生ご出演の模様ですね。
熊本の地震、本当にショックでした。たった五年でまた、こんな規模の地震が起こるとは…。一日も早く、被災された方々が安心して暮らせる日常が戻ることを願って止みません。
>本当にこの時代の手仕事の美しさには舌を巻きます。
配色も絶妙で、色合いも少しくすんだ感じが何とも好みです。
ミシンのない時代、すべて手縫いで仕上げたと思うと感動します。完成が近づくにつれ、重さを増すドレス。お針子さんたちは大変だったでしょうね。色合いもどぎつくなく、デザインした人とオーダーした人のセンスの良さが伺えます。もっとも着る側にしてみれば、コルセットを締め、他の女性とぶつからぬよう歩かねばならないから、お世辞にも着心地がいいと言えなかったかもしれません。それでも(オスカルのように)人生で一度は、こんなドレスを着て舞踏会に行ってみたいものです。壁の花で終わるかもしれませんが。
>大英で記憶に残ってるのは、ロゼッタストーンとミイラ…位です、恥ずかしながら。
私も同じです。イギリスにこのようなメダルが残っているということは、フランスから亡命した人が、持ちこんだのかもしれません。ローヴ・ア・ラ・フランセーズは、欧米各地の有名な博物館が所有しており、その数の多さに驚きます。またブログで紹介していきたいと思います。
>次回のらららクラシックに、池田先生ご出演の模様ですね。
ハイドンの特集ですが、私はまったくクラシック音楽が分からないので、ぽかんとしながら見ると思います。
>一日も早く、被災された方々が安心して暮らせる日常が戻ることを願って止みません。
レジに募金箱があると、少額ですがお金を入れています。こんなことしか今の自分にはできませんが、何もしないよりいいかなと思って続けています。