18世紀…ゴージャスなドレスに身を包んだ貴婦人方は、ペットを持たなかったのだろうか?ある時、アントワネットが作らせた青いベルベット製のドッグ・ハウスの写真を見つけた。ということは当時、国王一家はもとより、犬好きの貴族たちはペットを可愛がり、自室で飼っていたのではないだろうか?
こちらがアントワネットが特注したドッグハウス。いったいどんな犬がここで眠ったのだろう?
そして検索すると、あるある、犬に触れたり抱きしめたりでペットへの愛にあふれる肖像画の数々が…。
タイトルは「メアリー・フォックス嬢」
フリードリッヒ家の娘マリー・ソフィーが犬とお手をしている。二足で立つわんちゃんが健気。(1758年)
ブーシェが描いた若い女性とその犬。女性はいったい何を語りかけているのか?
ウィリアム・ホガースが描いた肖像画。
少女と犬。(1776年)
シャーロット女王。(1764年) わんちゃんは耳に何か飾りを付けている感じ。
王太子妃時代のシャーロット。
フリードリッヒ2世の寵妃。
サヴォイ王家のマリア・アンナ公爵夫人。(1777)
犬と貴婦人。(1786年)
エリザベス嬢。(1793年) 安心して彼女の腕に身を任せるわんちゃんが可愛い。
恋人たちが愛を語らう場にも、犬が同席。言葉を理解できたかな?
レディ・チャールズ・スペンサー。もしかして亡くなったダイアナ元妃の先祖だろうか?
ルイ16世の妹、エリザベス内親王の少女時代。(1768年)
ある女性の肖像。(1760年代)
どの貴婦人も可愛らしい犬を抱いている。(秋田犬はいません。)レースやリボンが付いたドレスが傷つかぬよう、気をつけながら犬に接していたかもしれない。他にも高貴な人物と犬を描いた絵は多い。となると…ジャルジェ家にも愛玩犬がいたのではないだろうか?原作にはついぞ登場しなかったが、激務の日々を送るオスカルに、癒しを与えてくれる可愛いペットがいてもおかしくない。オスカルが犬を抱く姿を見たかったなあ。時折アンドレを伴い散歩に出かけたり、お屋敷の庭園をドッグ・ランにしたり…。犬とオスカルの組み合わせは、似合うと思うのだが。
ネコ派の方のために…
「猫を抱く少女」 (1711年)
ソフィー・ドゥメルゲとその友 (1780年)
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