遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

こんな人がいた~「杉並シリーズその2 北原怜子・蟻の街のマリア」

2023年10月17日 | 読書


今日は予定を変えて詩人でも小説家でもなく画家でもない人を紹介する
杉並にゆかりの人物を調べていたら 北原怜子(さとこ)という名があった

1950年代 墨田川の言問橋近くの西岸に「蟻の街」と呼ばれる集落があった
戦争から帰還した軍人らが集い 廃品回収で生計を立てる貧しい集落だった
自身、裕福な家庭に育った怜子は 偶然ゼノという神父と知り合う

そのことがきっかけで彼女も「蟻の街」に暮らし 病身の身でありながら
バタヤ(廃品回収業)も経験 地域の子供たちや人々の自立のために活動する

 
北原怜子1929(昭和4)ー1958(昭和33)  社会奉仕家

彼女の人生は映画にもなっているというので Youtubeを検索した
見つかったが なぜかイタリア語吹き替え版だけ
日本映画を日本語で見られないのは 日本の国だけではないか・・・
機械翻訳もできるが殆ど意味不明
それでも観たい人は Maria del Villagio delle Formiche でYoutube検索を

 受洗後の北原怜子

しょうがない 集めた情報をもとに超要約記述するか・・・
未練がましくYoutubeを探していたら 格好のテレビ番組が見つかった
「知ってるつもり」・・・リアルタイムで観た記憶のある番組 お~懐かしい!


舞台劇にもなっている

蟻の街の軌跡」~By 劇団東芸による1953年公演舞台

最後になったが北原怜子と杉並との所縁
怜子は杉大学教授の父の三女として杉並区南阿佐ヶ谷に生まれた
(のち同区松ノ木に移転) 
戦時中 姉の嫁ぎ先の浅草の下駄屋に寄宿
そこで怜子は運命の出会い・・・ゼノ神父や蟻の街を知ることになった

北原玲子の紹介はここまで 明日またお会いしましょう
[Rosey]