遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

本の整理を始めたが・・・

2023年01月25日 | 読書

重い腰を上げてやっと本の整理を始めた。

種々雑多な本が、積ん読・並べ読・重ね読・置い読・・・様々な状態。

さて、どこから手をつけようか。

 

自分でも驚いたが「哲学」の本が意外と多い。

会社を辞めて数年後、50代半ばの頃だ。

私もパソコンを捨て、もっと別の世界を!

なんて意気込んでいて「哲学」がマイ・ブームだったのかも。

 

池田晶子さんという女性哲学者が人気で、私もずいぶん読んだ。

睥睨へいげいするヘーゲル」なんて私の好きな語呂合わせだったし。

これはヘーゲルの哲学がどうのこうのいう本ではない。

彼女が日々感じたことを綴ったエッセイ集だ。

たまたまめくってみたページが情報と知識。

彼女はインターネットなるものにまるで関心がないようだ。

~情報は外から入手して知るが、知識は自ら考えて知る以外に無い。

情報は取ってつけて、受けて流すもので、サルにでもできる。

機械を止め、電気を消し、本を閉じ目も閉じ

情報のゼロから自分の思考を立ち上げて見よ。

そしてきちんと考えることができるなら、

情報の取捨選択などがあり得ないことを知るだろう~

とにかく歯切れがいいのだ。

 

文庫本だが、ソクラテスの妻クサンチッペに語らせ、

当時のベストセラー「ソフィーの世界」「臨死体験」なども

コテンパンにやっつけている。

残念ながら彼女は40数才、若くして病気で亡くなられた。

そして、私の追っかけも消え去り、本の山だけが残っている。

 

あとは坂口安吾だ。

彼はインド哲学を学んでいたからその影響かも。

「インド哲学7つの難問」なんて本もあった。

そういえば「アイ・ラブ安吾」も出てきた。

ともかくパソコンを捨てて新たな世界を拡げよう!

なんて意気軒高だったんだろうね。

 

しかし、本はなかなか捨てられないものだ。

やはり どの本にも愛着があり、再読したくなったりもする。

結局 初日はまた読みたくなった本が何冊か、

本棚から居間の椅子の下に移動しただけに終わった。

次回は何か新しい方針を考えなくちゃ。

 

「今日のビデオ」

若者は手に手に携帯を・・・。人が情報化する時代の幕開け?

2001年の街角風景。(NHKロゴ入り・音無し映像)

[Rosey]