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ワン切り爆弾テロ 無関係の人に番号通知→かけ直したら装置作動 タイ南部

2005年12月01日 | インドシナ
 【バンコク=岩田智雄】イスラム武装勢力によるとみられるテロが続いているタイ南部で、爆弾を起爆させるために携帯電話への“ワン切りコール”を使った新たな手口が横行している。

 フランス通信(AFP)によると、テロリストは不特定の携帯電話に発信元の番号を表示させてすぐに電話を切る“ワン切りコール”を行い、受信者がその番号に電話をかけ直すと、それが起爆装置の役割を果たし、別の場所に仕掛けられた爆弾が爆発する仕組みになっているという。同国のソラアト情報通信技術相が明らかにした。

 タイではプリペイドカード方式の携帯電話について、治安対策や防犯上の目的で今月十五日までにすべてのユーザーが名前や連絡先を登録することが義務付けられた。

 治安当局が、携帯電話の発信元を捜査すると南部のテロとは無関係の市民に行き当たった。警察当局はテロリストが身元を隠すために一般市民に起爆スイッチとなる携帯電話をかけさせているとみて、詳しい手口や被害状況などを調べている。

 マレーシア国境に近いタイ南部では、イスラム武装勢力によるテロで、昨年一月以来千百人以上が死亡している。

(産経新聞) - 11月30日16時3分更新

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