吉林省で起きた石油化学工場の爆発事故による松花江汚染に関連して、中国とロシアの対立が激化しはじめている。ロシアでは下院議員が数百万ドルの賠償金要求を主張したほか、中国からの移住者に対する批判を展開しているインターネット上のチャットルームが閉鎖になった。香港メディアなどが伝えた。
ロシア極東地域では、中国からの移住者が貿易への影響力を強めるなど経済的な存在感を増している。ハバロフスク市では、チャットルーム閉鎖の理由を明らかにしていないが、同市では11日に地方議会選挙が予定されており、今回の河川汚染事故を契機に、反中感情が爆発することを行政が恐れているとの観測もある。
また、同市では、「爆発事故が起きた工場では、秘密裏に化学兵器が製造されていた」「中国軍が有毒なロケット燃料を松花江に垂れ流しにしていた」などのうわさも飛び交っているという。
さらに中国とロシア間の賠償問題をめぐり、一部メディアが、「中国側は責任を認め、賠償支払いを承諾したとロシア水利省の責任者が語った」と報道。中国外交部が否定するなど、事態は混迷の度を深めている。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 12月2日10時53分更新
ロシア極東地域では、中国からの移住者が貿易への影響力を強めるなど経済的な存在感を増している。ハバロフスク市では、チャットルーム閉鎖の理由を明らかにしていないが、同市では11日に地方議会選挙が予定されており、今回の河川汚染事故を契機に、反中感情が爆発することを行政が恐れているとの観測もある。
また、同市では、「爆発事故が起きた工場では、秘密裏に化学兵器が製造されていた」「中国軍が有毒なロケット燃料を松花江に垂れ流しにしていた」などのうわさも飛び交っているという。
さらに中国とロシア間の賠償問題をめぐり、一部メディアが、「中国側は責任を認め、賠償支払いを承諾したとロシア水利省の責任者が語った」と報道。中国外交部が否定するなど、事態は混迷の度を深めている。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 12月2日10時53分更新