仕事の結び目

コンサルタント&ファシリテーターの朝尾直太が仕事に関係するテーマについて記すコラム。

会社組織は上意下達から水平方式へ

2006年09月12日 | 組織・リーダーシップ
Google アラートで「民主制」を登録しておいたところ引っ掛かった「ニッケイ新聞」(*1)の記事

米人類学者で「国際交渉術」の著者であるウイリアム・ウリ氏が、ブラジルの弱肉強食社会での交渉に関するアドバイスを述べたもの。

会社組織がフラットでデモクラティックに変容しつつある点、そのためのカギを指摘している。アドバイスはブラジルの社会に限らず十分適用できそうだ。記事の上から3分の1ぐらいの部分を引用する。

【具体的な改善方法は】これまで会社の組織形態は上意下達であった。それが水平方式へ移行しつつある。そのため全員が交渉のプロになること。以前は上司の命令に従っていれば、責任を追求されなかった。それが、全員が交渉のプロになることで組織形態は水平になり、全員が同時に情報と責任を共有する。


(*1)「ニッケイ新聞」は、「ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されている、移住者や日系人・駐在員向けの日本語新聞」だそうです。