エンタメモンスターのひとりごと

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シーア初のオリジナルX'masアルバム『Everyday Is Christmas』を堪能中。

2017-12-03 15:15:00 | Sia
今までクリスマスアルバムと言ったらデスチャの『8 Days Of Christmas』などをよく聴いていて、
大体は長年多くの人々に聴き馴染みのある定番クリスマスソングのカバー+オリジナル曲という構成の、ハッピーで時々粛々としたアルバムが多い印象だった。

この『Everyday Is Christmas』はシーア自身初となる完全オリジナルの、
シーアらしさ(喜びや悲しみを素直にさらけだしたり、優しく包み込むように励ましてくれたり)全開なクリスマスソングがぎゅぎゅっと詰め込まれている。
CDが手元に届いてからというもの、ほぼ毎日隙間隙間に聴き込んで楽しめるほど一曲一曲の表情がハッピーだけではない、様々な感情が味わえるので聴き応えのある一枚になっている。

1.「Santa's Coming For Us」
一曲目に相応しいクリスマスやサンタを待ちわびるワクワク感に満ち溢れていて、思わず踊り出したくなるほど最高に気分が上がる楽曲。
数日前にMVが公開された。

2.「Candy Cane Lane」
タイトルも歌詞もサウンドも可愛い上にキラキラしてて大好き。
特に色を歌う箇所が恐ろしくキャッチーで、重点的に口に出して歌いたくなるほどお気に入り。
こちらもMVが公開されている。

3.「Snowman」
入りからグッとこの曲の世界へ引き込まれた一曲。
雪だるまの夫婦の物語で、雪だるまの妻側からの目線で歌われているのだが、
夫が涙を流している理由が分からないままに妻の気持ちが先行するから少しだけ怖さを感じた。

4.「Snowflake」
穏やかさや悟りの中にほろ苦いエッセンスが入った一曲。
眠れない夜とかにボーッとしながら聴くとうるうるきそう。

5.「Ho Ho Ho」
声を大にして言いたい、このアルバムの中で一番好きだ!
初めて通しで聴いた時からこの曲に夢中でヘビロテしてる。
歌詞から漂うパーティー感や「もうそんな細かいこったぁいいんだよ今この瞬間を楽しもうぜ!」的なノリがめちゃくちゃ心地いい。
また間奏のホーンやコミカルなサウンドが楽しくてしょうがない。
アルコール飲めないけど気持ちだけは余裕で酔える(笑)

6.「Puppies Are Forever」
犬好きで、SNSで時々保護活動のことを広めているシーアならではの啓発も含めた楽曲だと思った。
同じく犬が大好きで老犬と暮らしているのでとても共感できる一曲。

7.「Sunshine」
なんてファンタジックで包容力溢れる心強い一曲なんだろう。
そっと寄り添って一時でも苦しみを忘れさせてくれる素敵な楽曲。

8.「Underneath The Mistletoe」
情熱的に相手を愛する気持ちにドキドキした一曲。
タイトルの言葉を心地よく連呼する箇所と、ピアノの音色がお気に入り。

9.「Everyday Is Christmas」
これは子どもがいる夫婦(妻目線)の楽曲かな?
凄く歌詞から暖かい情景や関係性が浮かんできて、とても羨ましくなるくらい素敵な一曲だと思った。
でも歌詞に対して曲調が暗めなのが少々気になった。
しかしこんな風に思える相手がいるって最高に心満たされるだろうなー。

10.「Underneath The Christmas Lights」
シンプルで粛々とした一曲。
ただただ歌声に心を委ねて静かにじっくり聴いた。
ちょっと一部「Angel By The Wings」に似てた。

11.「My Old Santa Claus」
ボーナストラックとして収録された一曲。
10曲目で聴き終わる場合と、11曲目まで聴いて終わる場合とではこのアルバムの印象がガラッと異なると思う。
最初この曲の歌詞に目を通した時、あまりの自分の気持ちに正直な様や言い方は悪いけど強烈に漂う未練がましさに思わず吹いてしまった。
でも愛していた人が去っていくのはここまでの気持ちになって不思議じゃないし、自分で自分を納得させようとする一節もあるので応援したくなる。
歌詞・メロディ共に凄く好きな一曲。
幸せであたたかい未来でも、息もできないくらい辛い未来でもどちらでも逃げ道というか、様々な人生を歩んでいる多くのファンに寄り添ってくれる所にシーアらしさを感じた。


楽曲を聴く度に思うけど、本当にシーアの歌に出会ってファンになって幸せだ。
今年のクリスマスも、その先のクリスマスも、またクリスマス以外でもずっとずっと楽しめるアルバムだと思う。


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