振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.55 門戸開放

2005-10-31 | ゴルフ
忍野八海


【今週の1枚】忍野八海
富士の雪解け水を80年も濾過した後にわき出るという名水100選にも選ばれている忍野八海。水車小屋と富士山を一緒に写すのに絶好の撮影ポイントなのだが、水に映る木をモチーフにするあたりが私らしい? いやいや、雨で富士が見えなかっただけです……(;_;)
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もうすでに多くの報道がなされていますが、JGツアー2006年度初戦となる「沖縄オープン」に宮里藍プロの出場が決まりました。これまで外国人女子プロの出場はありましたが、日本人としては初めての出場となります。

話題性としては十分すぎるほどですし、最近盛り上がりに欠ける男子ツアーとしては非常に助かる話ですね。まあそういう形の話題作りが本当にいいことなのかどうかというのはまた別な議論が必要な気がしますが。

ただ本人としてはどうなんでしょうね。何か、周りに決められてしまって、断るに断れない状況という感じのようですし、賞金女王争い、アメリカツアー予選会、それから今年から始まる3ツアーによる競技などの後、休みたいんじゃないでしょうか。この試合の後、年末年始のテレビ番組のオファーなどもかなりの数が入っていると思いますし、今回はかわいそうだなぁと思います。

男子ツアーに女子プロが出るというのは、一時期の流行だったような気がします。最近はほんとに少なくなりましたよね。まあミシェル・ウィのようにマスターズに出るのが夢という選手はいるかも知れませんが、やはり女子は女子と考えているプロは多いと思います。アニカ・ソレンスタムももう出場することはないでしょう。

そんな中、R&Aが全英オープンの予選会を女性に開放したわけですが、これに参加する選手もどれぐらいいるか。いちおう条件付きではありますが、参加できないわけじゃないと。これが本当に時代の流れなのか、それとも一時的なことなのか……ジャン・ヴァン・デ・ヴェルデが、だったら全英女子オープンに出場させろと言ってるらしいですね。別に出たいわけじゃないみたいですが、そんなことをする前にやることがたくさんあるだろというアピールらしいです。

ビジェイ・シンもアニカが出場するときにひと騒動起こしましたし、全員が諸手をあげて賛成しているわけじゃないということは、主催者やスポンサーも認識するべきかなと思います。

私の意見としては……いくらスポンサー推薦とはいえ、試合に出場する権利を有しない人を出すのはどうだろう?という疑問があります。その人が出るせいで一人出られなくなるわけですよね。ウェイティングなどで出場を待っているプロがいるわけで、その出場機会を奪うのにふさわしい理由とは思えない。

たとえばマンデーとかを経て出場するというなら話は別ですが、そうでない以上、本来出場できるはずの人にチャンスを与えるのが先決だと思うんですけどね。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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