振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.54 人気凋落

2005-10-24 | ゴルフ
キャンドル


【今週の1枚】キャンドル
これから秋本番というところではありますが、グリーティングカードへの利用も考えて、早めにクリスマスっぽい写真を使ってみました。キャンドルライトはその微妙な灯りを表現するのがけっこう難しいですね。
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今年はブリヂストンオープンの観戦に行くことができませんでした。比較的行きやすいゴルフ場での開催なので、この試合はなるべく観戦したいと考えているんですが。

この試合、初日からいつもとちょっと違う顔ぶれが上位をにぎわしてました。横尾要プロの名前も久々にメディアで見たような気がします。もっと名前が出てきても不思議じゃない実力の持ち主だと思うんですけどね。

試合は結局スメイルが優勝したわけですが、この試合で気づいたことが一つ。男子ツアーの人気が下がった理由、これまではAONの後に続く選手がうまく育たなかった、つまり中堅選手に原因があったのではと考えていましたが、それだけではありませんね。有力視された若手がその役割を果たしていないというのも一つの要因だなと。

最終日、初優勝が期待された宮里優作プロの後退。これがすべてを物語っているというか。日本アマなど、アマチュア時代に活躍した選手たちがプロ入りしてから鳴かず飛ばずになっている。矢野東プロにしてもそうだし、近藤智弘プロにしてもそうだし、星野英正プロもそう。

これらの選手に優勝がないわけではないですが、アマチュア時代の成績から考えるとあまりにも物足りない。本来であればこれらの選手に丸山茂樹プロのように賞金ランキング上位で活躍してもらったり、優勝争い、あるいはアメリカ挑戦といったステップを踏んでもらっていないといけない時期なのに、それが実現していない。

ゴルフというスポーツは他のスポーツに比べて幅広い年齢層が競えるスポーツであり、ベテランと中堅選手に対し、若手が挑むという図式は盛り上がる要素の一つなわけです。ジャンボ全盛期には丸山プロがその役目を担っていた。そのジャンボが優勝から遠ざかり、丸山プロがアメリカに行ってしまってから、上も下もその形がなくなってしまった。

誰にでもチャンスがあるといえば聞こえはいいですが、逆にいうと主役も、そこに対抗するライバルもいない状態なわけで、それは観ていても今一つ盛り上がらないですよね。誰がどのように活躍するといちばんいいのかはわかりませんが、まずは役者が揃わないといけないんじゃないかなと感じたブリヂストンオープンでした。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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