アレコレ

猫たちとの暮らしの中で、やりたいこと・やらなきゃいけないことがたくさん。

父の車

2014-05-15 20:57:57 | 日記・日常のこと

 

 

 

 

うちには2台の車があった。

1台はローンを組んで買った車(私専用)と、

もう1台は大震災の前年の夏に亡くなった私の父が乗っていた車(夫の通勤用)。

その父の車を4月上旬に手放した。

 

本当は、父が亡くなった時すぐに処分しようと思ったのだが、

父の教え子で自動車屋さんを経営している方が「もう少し乗ったら?」と言うので、

それもそうだよなぁ、亡くなってすぐに手放すのもあれだし、

2台あると平日でも何かあれば実家に行けるから便利だよなぁ・・・と思い、私の名義にしたのだった。

それは正解だった。

大震災が起こった時刻の1時間ちょっと前、うまい具合に私は実家に行っていたので、

母は一人よりもまだマシだったと思うのだ。

でも、昨年は私の体調が悪く実家に行かなかったので、2台あっても割に合わないし(本当は必要だけど)、

ハイオクだし税金も高いし、夫の職場関係でいろいろとあり・・・と、

削るところは削ろうと、手放すことにしたのだった。

 

 

 

  

 

 

 

譲渡する前日の夫が休みだった日、どこにも行かない私を見かねて、

珍しく「ドライブに行かない?」と言うので(10年に1回くらいしか言わないのでよく言った)、

「じゃあ、祖父母のお墓参りに行く」と返答し、2人で父の車で行ってきた。

ドライブが墓場。なんて地味な。

夫も調子のいいことを言っておいて、相変わらずどこにも行く当てがないのだ。

 

 

 

霊園にて しかしお父さんもこんな高い車よく買うよな~

 

お墓参りが終わると雨が本降りに。

 

 

どしゃ降り。

 

 

 

そして次の日、父の車を納車した。

 

記念撮影~

 

 

譲渡したのは、その父の教え子の方。

父がはじめて赴任した中学校で担任した生徒なのだ。

私は幼い頃「○○兄ちゃん」と呼んでいたほど付き合いが長い。

かれこれ50年近くになるだろうか。

 

 

納車する前に車をピカピカに。車内からはこんなにゴミが・・・

 

 

成人になると同級生大勢でよく実家に遊びに来て、母の手料理で父と酒を酌み交わしていた。

子供ながらにその光景はとても楽しそうで心が弾んだものだ。

今でもその方はお彼岸やお盆などは必ずお参りに来てしてくださり、母の車検でもお世話になっている。

ありがたいと思う。

 

 

 

 

こちらは勝手にプロの方にもらってもらえたから安心したけど、

もう10年以上の車なので赤字にならないだろうか。

「大丈夫」と笑って言ってくれたけれど、大丈夫かな、今度聞いてみよう。

 

 

納車の時は、私も運転して2台で

 

  

 

父が亡くなって今夏で4年になるが、なぜが寂しさが増している。 

意見が合わずよくケンカをし、ビンタも飛んでくるわ追いかけられるわ・・・(苦笑)、

頬っぺたジンジンさせて泣きながら隣の山に家出したこともあった(山に家出って笑、平和~)。

「くたばれ!くそじじぃ!」と思ったことも多々あったけど、本当にくたばってしまった。

 

今回父の車を手放したのは辛いことだが、

これまで、父の車があるのに父がいないという事実に苛まれてきた。

だからこれでよかったのだと思う。

 

さよなら、お父さん。またね。

 

 

 

 

 

 

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