デュティユル・・・・・・・・・・・石丸幹二
イザベル・・・・・・・・・・・・・坂本里咲
娼婦・・・・・・・・・・・・・・・丹 靖子
なんてオサレなの,なんて面白いの.まるっきりおフランスよ!
四季のミュージカルだからまーーーーったく興味が無かったのだけど,お友達の隊長(個人名)が「アスペクツ・オブ・ラブが楽しめたなら面白いですよ」というので,隊長と,自称ノンケのめりパパと三人で見に行ったら,まーーーーなんて面白いの.
有名な曲があるわけでもないし,ハッピーエンドでもないのに,見終わった後でなぜか幸せになる本当にオサレな素晴らしいミュージカルでした.
幕切れに壁から抜けられなくなったデュティユル,彼を追って壁に入るイザベル.
涙を禁じ得ません(つーか隣でパパがポロポロ泣いてた)
いい具合に年取った石丸幹二が,良い具合に情けない男を演じていたし,娼婦役の丹 靖子「援助交際40年」も良かった.
でも石丸幹二,本当に美しいよ!
ちゃっちいけどよく考えられた装置も(新国の「ラ・ボエーム」によく似ている)良かったし,たった三人のバンドも編曲が良かったので効果的.
音楽はさすがはミッシェル・ルグラン.美しくて耳に馴染む.
役者はみんな歌も上手く,声を張り上げるミュージカルではないのでうるさくもない.
残念ながら,こういうお芝居は「ライオンキング」や「キャッツ」みたいには客が入らないのよね.
開演前,自由劇場付近を隊長と歩いていたとき,隊長が
「ライオンキングなんかだと団体が入るんですよね「ジャングル大帝」(ライオンキングです)っつー劇団四季(発音はスク)のミュージカル(同じくミューズカル)見にいくっぺよ」みたいに」って言ってたけど,「春」「秋」は本当に南東北から観光バスが大挙して押し寄せてました.記念写真撮ってました.
もしかしたら劇団四季の自由劇場は日本一好きな劇場かもしれない.箱の大きさ,音響その他いろいろ.
この界隈は90年代のあたくしのお散歩コースでした.
終演後は「お馬鹿さん並に高いところが好きな隊長」の為に,汐留の42階のレストランでダーリンを交えてお食事.
楽しかったです.
隊長とご飯食べるときには「何を喰うか」より「地上何メートルか」が重要です.
来年中に一回くらいは、話のネタに「劇団スクのジャングル大帝」見ようかと考え中です・・・
素敵なレストランも。
めりパパが号泣していたのは、俺も知ってました。すごかった・・・。
よろしければ、また一緒に観劇してくださいね。
パパ抜きでね(ここ重要)