2005年9月19日国立劇場文楽公演 ☆☆☆☆於 国立劇場小劇場
面白かった.演目は「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段」「女殺油地獄」ときわめてポピュラーなもの.初心者のあたくしでも何となくストーリーはわかる.
劇場で初めて見る邦楽.楽しめるかしら?と思ったのも杞憂でした.
人形の細やかな動きにビクーリ.まるで本物の人間が演じている(それもかなりの名優)みたいだし,肩で息をするところや,すすり泣きながら震えるところなど,本当に写実的な動きで面白かった.
寺子屋の段はよくある「主君のために自分の子を犠牲にする」話だから,最後はもうウルウルでした.
女殺油地獄は全く同情の価値のないどうしょうもないバカ男が主人公だから,殺されるお吉と残された子供にまたもやウルウル.油屋のシーンはアクロバチックで凄かった.
浄瑠璃は確かにわかりにくいけど,字幕があるので大丈夫.ハンナ姉さんがいつも言ってたから,イヤホン解説は使いませんでした.
でも,ヴェリズモオペラの二本立てを見たみたいで・・・疲れました.
あたくしは夜の部4時間半しか見ませんでしたが,ジュヌヴィエーヴの奥さまは昼の部から通しで10時間ぐらいご覧になっていたのね.凄いわ.チケット本当にありがとうね.
初めての邦楽でも楽しめたのはやっぱり日頃からオペラを見て,審美眼を磨いていたからだと思うの.
これからも少しは邦楽を見なくちゃ駄目ね.
邦楽と言えば,邦楽ファンとして有名な元NHKの山川静夫さんがいらっしゃいました.
明日は、わたくしが恐怖の文楽とマイスタージンガーのダブルヘッダーです!長~い!
次はもう歌舞伎座いくしかないわよ。女狐の前に歌舞伎座見物はいかがかしら?ちょっと初心者には難しいかもしれないけれどオペラで審美眼を鍛えている貴女なら大丈夫よ。
いやはやお疲れ様でございました。
でも楽しまれた様で何よりです。
歌舞伎もオペラと非常に共通点があるので
きっととても楽しめると思います。
特にオペラ&バレエで百戦錬磨のお姉さまならね!
ハンナお姉さま、はじめまして。
文楽とマイスターですか。凄いですね。
マイスターだけでもお尻痛くなりそうですが・・・。
満足いく公演になりますように
楽しかったです。
幕間のプチ夕飯、おいしかったです。
歌舞伎を見るのもそう遠い先の事ではないかも.
cypressさん
プチ夕飯にも「ワインとデザート(ヴィタメールよ)」を付けるあたりが,あたくしらしいでしょ?
また誘って下さいね.
文楽が休憩を入れて4時間。マイスタージンガーが
6時間。10時間も劇場にいたなんて久しぶりです。
どちら良かったです。わたくしのブログもよろしく!