柳田 功ニュース

政治結社 皇嵐社の運営するブログです。
日本で今起きていることや歴史のことなどを独断と偏見で日々綴っています。

晦(つごもり)の行事

2006年12月30日 | Weblog
今年も残すところ二日。晦(つごもり)には毎年決まってやることがある。お世話になっている方々に、信州から取り寄せている蕎麦を、お歳暮代わりにお届けしている。この行事は約20年以上に亘って行っているもので行く年ごとにその数は増える一方である。もっともお世話になっている方全員ではなく、年末年始故郷で過ごすという方に関してはやっていない。それぞれ皆さんの故郷に美味しい家庭の手打ちの蕎麦が待っているからである。蕎麦というのはどんなに美味いものでもやはり家庭で自分手作りのものが一番美味いはず。それはこの夏私が信州で蕎麦打ち体験をして身をもって味わったのでよく知っている。地方の家庭では今日皆さんのお母さん達が、帰省をする皆さんに食べてもらおうと、腕を奮って蕎麦を打ったり自慢の料理を作ったりしている事だろう。それとも大掃除に大童であろうか?いずれにしてもどこの家庭でも年末の行事は細かく刻まれているはず、私のように家庭を持たないものにはその忙しさはわからないが大変なのであろう。私の場合は年末この蕎麦を配る事と市場や、アメ横に出かけて正月用の食材を買い込む事だったが、今年はその買出しを中止する事にした。家にいるのは私ひとり。私の正月はノンビリ寝正月と決めたので年始の挨拶は遠慮するように言ったからだ。その方が若い者にとっては楽だろうし、私もこういう正月も一度経験してみたかった。もっとも正月にどこにも出かけないわけではない。初詣にも行くし皇居参賀にも行く。お世話になっている方へのお年始の挨拶にも行く。したがってそれほどノンビリするほど暇などはないかもしれない。初詣だけでも5ヵ神社はお参りする。折角道路がすいている都内だがそれでも有名神社の付近は渋滞する。それを考えると煩わしいが私の場合過去3年に亘り神社仏閣への参拝が物理的に出来ない状態にあった。したがって、今年に限っては無理をしてでも出かけなければなるまい。この三年間の無事の感謝の意を捧げに。日本人が故郷や海外に大移動を始めた一昨日、カイロではイスラム教の人々が聖地メッカを目指して大移動をしていたらしい。どこの国でも年末年始いろいろな行事があろうようだ。行事は伝統文化に順ずるもの大切にしたい。残りは大晦日の明日一日お怪我などせぬように気をつけて過ごされたい。


    渋谷歌壇
        つごもりの 畳を叩く 音もなし
        渋滞の ニュースに暮を 思い出し
        信州の 蕎麦届きけり あと一日
        刻々と 歳の瀬迫り 腹くくり
        青空と 富士の白雪 晦日かな
                        狂竜