毎年この次期になると選ばれる流行語大賞に「品格」と「イナバウアー」が選ばれた。一時はハード・ゲイなどという下品な芸人も候補に挙がっていたと聞き心配していたが日本人にも良識があったのだとほっとした。ただ私のようにテレビや新聞を普段見る習慣のないものには、他の候補に挙がった言葉がいつどのような形で使われたのか知らない。流石にイナバウアーだけはよく知っている。我が日本の金メダルに輝いた荒川静選手の華麗なあのスケーティング姿だけは目にしっかりと焼き付けてある。流行語というのは世間に広く流布され尚且つ、愛着をもたれ使われたものでなければその意味をなさないはず。そいう意味においてはイナバウアーはキャバクラでも社会でもみな使っていた。のけぞるときに「イナバウアー」などと馬鹿なオヤジ連中がやっていた。いや、小生もその内の一人かもしれない。また品格などもキャバ嬢などが「このバック品格があるから買って~!」などと鼻の下を伸ばしたオヤジに言っているのを見たことがあった。いや、これは誓って小生ではない。これでは品格も何もあったものではないだろう。もっとも小生の場合は元々品格とは程遠い存在なので無縁ではあったが。いつの頃からこの流行語大賞なるものが出来たのかは知らないが、年々日本語に品格が失せていくと感じているのは小生だけではないはず。今後もこの流行語大賞にはせいぜい品格ある言葉が選ばれてほしいと思う。「美しき日本を護るのは」「美しき日本語を護る」のと同義語であるはずだから。
日本語日本語日本語
渋谷歌壇
忙しなき 師走の鴉 朝未だ来
丹沢を 背にして鴉 冬到来
昼寝猫 終日弱日 おひかけて
シベリアの 風流れ着く 寒の朝
ちりちりと 古き初冬の 常夜灯
狂竜
日本語日本語日本語
渋谷歌壇
忙しなき 師走の鴉 朝未だ来
丹沢を 背にして鴉 冬到来
昼寝猫 終日弱日 おひかけて
シベリアの 風流れ着く 寒の朝
ちりちりと 古き初冬の 常夜灯
狂竜