教育崩壊へ政府の対策案？

政府は、教員試用期間４～６年に延長を＝教委改革踏み込まず－規制改革答申案 に安倍晋三首相に提出する最終答申の原案が６日、明らかになった。大学新卒者を教員として採用する際、現行１年の試用期間を４～６年間に延長し、その期間中に児童・生徒や保護者による評価を加えて資質を見極める制度を打ち出した。
このほかに、教員採用制度のほか、(1)いじめを理由とした転校(2)生徒・保護者による教員・学校評価の実施－の義務付けを提言。一方、教育委員会制度については、首相直属の教育再生会議が来年１月に中間報告を策定するため、具体策に踏み込まなかった。教委の設置を自治体の判断に委ねる「選択制」も先送りした。　
来年中に結論を得るよう求めている。
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以上が政府発表の対策案の一部である。果たしてこれで教育の崩壊が防げるのであろうか？柳田功ニュースでは前回・前々回の２回に分けて教育・道徳について軽く触れてきたが、教育や道徳は学校だけでなく家庭においてもその教えを怠ってはいけないはずである。私どもが子供の頃にはいたるところに道徳・倫理などを学ぶ場所が存在していた。例えば電車やバスに乗って子供たちが座席に反対座りをするときなど親は、席を汚すまい他の客の衣類を汚すまい、と必ず子供の靴を脱がせたものだった。公共の場で子供が騒いだりいたずらをすれば親はこの頭を殴り「迷惑をかけるな！」と叱ったものであった。家の近所でだっていたずらをすれば近所中の連中が注意をしたものだった。そんな生活環境が道徳を植え付け倫理観に芽生えさせる大きな役割をなしていたのであって、現在のような各家庭が近隣から孤立し家庭内でも家族が孤立していればそんなものは出来ようはずもない。また政府の改革案で教師の試用期間を引き延ばす案だがこれなどもいまさらという感が否めない。ただやらないよりはやった方が良い訳でその延長した試用期間にどこまで潜在する教師の心の内面を窺うかが問題であろう。次に教師や学校を保護者が採点すると言う案だが、これとて益々教師が子供たちにおもねる風潮を生み出す元凶とならないだろうか。いまの教師達は変にこどもにおもねり迎合するから親や大人のいう事を聞かない子供が増えるのだ。こども達を増長させてはいけない。私はこう考える。


　　　　　渋谷歌壇
　　　　　　　　　　　大雪の　節気の朝の　雲あつし
　　　　　　　　　　　雲低く　今にも届かん　摩天楼
　　　　　　　　　　　大雪と　暦にありて　寒の増し
　　　　　　　　　　　ジグソウの　ように彩る　そま林
　　　　　　　　　　　神宮の　杜彩りて　木の葉燃え
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　狂竜