大東市の介護保険料下げよう大東市学習会で私がさせていただいた内容をアップさせていただきます。
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大東市の介護保険料は府内で11番目に高いのです。
なぜそんなに高いのか?
学習会にご参加の皆さんはもうわかっておられると思いますが、基金がたくさん貯められているからです。
現在は令和5年度末に基金が14億円になる予算がたてられていますが、介護サービスはあいかわらず絞っていますので、余剰金が出てくるのではないかと思っています。
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昨年、大東市に基金を100%取り崩すと介護保険料はいくらになるのか計算してもらいました。そうしたら5,462円ということでした。
現在の6,420円から大きく値下げができるという試算が出されました。
なんと、38番目の豊能(とよの)町や39番の箕面市に並ぶのです。
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この折れ線グラフは大東市の第8期介護計画書の中に出てくるグラフです。
大東市の総合事業が開始してから要介護3~5及び要介護1~2の割合が急増しています。
総合事業が開始した2016年以降、要支援認定者が大きく減ってその一方で要介護3~5及び要介護1~2の割合が急増しています。
この状況について私は大東市に聞きますと、「高齢化が進んでいるから」という回答でした。
私は、「軽度の方のデイサービスなどが打ち切られて行っているからではないのか?
軽度のうちにその機能を維持していただくためのデイサービスなどが必要なのではないか?」
と、問いますと、高齢支援課の課長の逢坂さんが
「デイサービスを使う要支援の方が3年続けて使うと約48%の方が介護度悪化してた。」と、そして「総合事業開始以降、要支援レベルから要介護1に悪化するっていう方々は48%未満であり、重度化予防、介護予防が進んでいる」って言うんですけど、48%未満であり47%未満でも46%未満でもなく、結局は良くなったという数字は出せる状況にはなっていないということなんです。
それよりも、はっきりしているのはこの表で分かるように、総合事業を開始し、要支援認定の締め付けを行って申請させないようにしたことで要支援が大きく減っていて、重度化のスピードが急激に上がったということなんです。
デイサービスの事業所の職員が「軽度者がサービスを打ち切られ、3か月くらいで自宅で骨折して介護認定が上がって戻ってくるケースが見られるようになった」と言っておられました。
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大東市は「25項目チェックリストにこたえることでサービス利用が可能」だと繰り返します。
仕組みとしてそうなっていても実際にサービスに繋がっている人数が他市に比べて極端に少なくなっています。
大阪府で11番目に高い介護保険料を払っているのに、他市との格差がひどいと感じています。
大東市は
「多様なサービスが充実している」と繰り返します。
私は言いたい「どこが多様なのか」
通所介護がほとんど使えなくなっています。
緩和型通所は3月末で終了しています。
緩和型通所介護はもともと自分で歩いて元気でまっせ体操にいけない方が対象だったけど、移送サービスができるようになったので、今年の3月でサービスを打ち切るということです。
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介護予防通所系サービスの表
短期集中自立支援サービスCというのは、3か月期間限定でリハビリ専門職が在宅へ行き日常生活が自立できるように支援するのですが、ゴールは元気でまっせ体操です。
DVDを買わせて自宅で指導するのです。
対象者は減少してきているようです。
2019年(103)名 → 2022年(12)名
大東市は、今後ケアマネジャーを指導して必要性を漏れなく見出せるように指導していくようです。
先日、この事業にかかわっていたケアマネジャーが「サービスCに繋がらなかった人が多いのでなんでつながらないんだ!」と上司から叱られたそうです。
その方は言っていました。
「認知症があったり、目が悪かったり、退院後虚弱な状態の方に、元気でまっせ体操を指導するサービスCはその方にそぐわない。」と。
ケアマネジャーもプロですからその方の状態や希望を聞きながらケアプランを立てます。
そこに、大いに介入しサービスをゆがめていっているのが今の大東市のやり方です。
そんなやり方をされたら、「大東市でケアマネやりたくない、予防プランは持ちたくない」と思うのは当然ですよね。
おふろで元気でまっせ
写真はアクティブスクエアのHPから引用
https://as-daito.com
おふろで元気でまっせ事業については、現在は2か所のみで実施されています。
1つは赤井のホーリーハート内で行われています。
もう一か所は深野のアクティブスクエア内で行われています。
上記はアクティブスクエア内の浴槽の写真です。
写真を見る限りは、手すりもなく高齢者には危ないと思います。
またぎも深そうですよね
おふろで元気事業は、自宅や銭湯等での入浴が困難(バリアフリーが十分でない軽度の見守りが必要な方)が対象となっています。
これまではこのような方々は介護認定してデイサービスに通っていました。
しかし、大東市はデイサービスに通い続けると悪化する人が多いという理屈をつけてデイサービスをなくしてしまいました。
もちろん、おふろで元気でまっせの現場には介護士は配置されていません。
大東市は「利用者同士がお互いに見守りあいながら入浴することによって、安全に入浴できる環境を整える」と言っているのですが、無茶苦茶なことを言っていると思います。
そして、お風呂に入った後は元気でまっせ体操をしてもらうとされています。
元気でまっせ体操を否定するわけではありませんが、結構ハードな体操なんです
お風呂に入った後って疲れますよね…
結局、大東市では元気でまっせ体操しかありません。
多様なサービスとはよく言ったものです
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(大東市提供資料より)
大東市が次に力を入れているのが窓口のテレビ電話化です。
すでに市内の4つの窓口には専門職は配置されておらず、テレビ電話と事務員さんが配置されています。
遠方の家族さんと話ができるというメリットもあるかもですが、それはこれまで電話で十分可能でした。
そして、やっぱり対象者とは直接会わなければわからないことが多いと思います。
例えば、臭い、衣類の状態。画面では分かりません。
そしてさらに自宅に行かなければわからないことはたくさんあります。
耳の遠い方もいらっしゃいます。
テレビ電話自体がダメだとは言いませんが力を入れるところが少し違うなあと感じています。
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大東市は基幹型地域包括支援センターの運営を株式会社コーミンに委託しています。
そして包括支援センター運営の委託料だけで年間1億2884万500円支払っています。
しかし、そのお金がどのように使われているかは、株式会社コーミンからは公表されていません。
収支の明細や決算も株式会社コーミンすべてのものと一体になっています。
大東市は年間1億2884万500円のうち、85%は人件費だと言いますが、人件費を引いても2千万円近くがコーミンに入りその明細はブラックボックスのままです。
包括の運営の委託だけでなく、大東市は元気でまっせ体操の運営や地域リハビリテーション事業を始め17個の事業を委託しており、その総額は合わせて2億6480万円に上ります。
ちなみに、元気でまっせ体操の事業費は4,871万4,344円です。
それをコーミンはさらにほかの会社に再委託しています。
いくらで再委託しているのかは公表されていません。
元気でまっせ体操のボランティアをされている人はおっしゃいます。
「やれやれと言われるけれど、手伝ってもらっている感覚は感じられない。」と。
4871万円の委託費の価値もいささか不明です。
高すぎる介護保険料を市民から徴収し使っているわけなので、その使い道について透明性を持たせるべきです。
この件について、2021年度は未来づくり委員会に所属していましたので、委員会で質問をしています。
当時の保険医療部長の北本部長は「委託している事業費を公表することについて前向きに検討する」と答弁していましたが、その後2回も部長が変わっていまして、いまだにすべてを公表には至っていません。
ちなみに、私が議員を務めさせていただいて今年度8年目になるのですが、保健医療部長が今年で6人目になります。
ここ4年は毎年部長が変わっているので、介護の問題も行ったり来たりといった状況です。
そして、ナンバー2に常に逢坂さんがいてるので、部長はずっと尻に敷かれているのではないかと思うくらいです。(笑)
スライド 東坂市長答弁
東坂市長は、第9期の介護保険料算定について「少しでも負担軽減していく」と述べながらもどっちつかずの答弁で、
「安定した持続を行えるような取崩し額については、100%ということにこだわることなく、90も数字だし、80も数字だし、50も数字である中から、最善の判断を」
と、答弁しています。
どちらにでも転ぶということを示唆しており、住民からさらに保険料引き下げを求めて声を上げていくことが必要です。
頑張りましょう!
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大東市の介護保険料は府内で11番目に高いのです。
なぜそんなに高いのか?
学習会にご参加の皆さんはもうわかっておられると思いますが、基金がたくさん貯められているからです。
現在は令和5年度末に基金が14億円になる予算がたてられていますが、介護サービスはあいかわらず絞っていますので、余剰金が出てくるのではないかと思っています。
スライド
昨年、大東市に基金を100%取り崩すと介護保険料はいくらになるのか計算してもらいました。そうしたら5,462円ということでした。
現在の6,420円から大きく値下げができるという試算が出されました。
なんと、38番目の豊能(とよの)町や39番の箕面市に並ぶのです。
スライド
この折れ線グラフは大東市の第8期介護計画書の中に出てくるグラフです。
大東市の総合事業が開始してから要介護3~5及び要介護1~2の割合が急増しています。
総合事業が開始した2016年以降、要支援認定者が大きく減ってその一方で要介護3~5及び要介護1~2の割合が急増しています。
この状況について私は大東市に聞きますと、「高齢化が進んでいるから」という回答でした。
私は、「軽度の方のデイサービスなどが打ち切られて行っているからではないのか?
軽度のうちにその機能を維持していただくためのデイサービスなどが必要なのではないか?」
と、問いますと、高齢支援課の課長の逢坂さんが
「デイサービスを使う要支援の方が3年続けて使うと約48%の方が介護度悪化してた。」と、そして「総合事業開始以降、要支援レベルから要介護1に悪化するっていう方々は48%未満であり、重度化予防、介護予防が進んでいる」って言うんですけど、48%未満であり47%未満でも46%未満でもなく、結局は良くなったという数字は出せる状況にはなっていないということなんです。
それよりも、はっきりしているのはこの表で分かるように、総合事業を開始し、要支援認定の締め付けを行って申請させないようにしたことで要支援が大きく減っていて、重度化のスピードが急激に上がったということなんです。
デイサービスの事業所の職員が「軽度者がサービスを打ち切られ、3か月くらいで自宅で骨折して介護認定が上がって戻ってくるケースが見られるようになった」と言っておられました。
スライド
大東市は「25項目チェックリストにこたえることでサービス利用が可能」だと繰り返します。
仕組みとしてそうなっていても実際にサービスに繋がっている人数が他市に比べて極端に少なくなっています。
大阪府で11番目に高い介護保険料を払っているのに、他市との格差がひどいと感じています。
大東市は
「多様なサービスが充実している」と繰り返します。
私は言いたい「どこが多様なのか」
通所介護がほとんど使えなくなっています。
緩和型通所は3月末で終了しています。
緩和型通所介護はもともと自分で歩いて元気でまっせ体操にいけない方が対象だったけど、移送サービスができるようになったので、今年の3月でサービスを打ち切るということです。
スライド
介護予防通所系サービスの表
短期集中自立支援サービスCというのは、3か月期間限定でリハビリ専門職が在宅へ行き日常生活が自立できるように支援するのですが、ゴールは元気でまっせ体操です。
DVDを買わせて自宅で指導するのです。
対象者は減少してきているようです。
2019年(103)名 → 2022年(12)名
大東市は、今後ケアマネジャーを指導して必要性を漏れなく見出せるように指導していくようです。
先日、この事業にかかわっていたケアマネジャーが「サービスCに繋がらなかった人が多いのでなんでつながらないんだ!」と上司から叱られたそうです。
その方は言っていました。
「認知症があったり、目が悪かったり、退院後虚弱な状態の方に、元気でまっせ体操を指導するサービスCはその方にそぐわない。」と。
ケアマネジャーもプロですからその方の状態や希望を聞きながらケアプランを立てます。
そこに、大いに介入しサービスをゆがめていっているのが今の大東市のやり方です。
そんなやり方をされたら、「大東市でケアマネやりたくない、予防プランは持ちたくない」と思うのは当然ですよね。
おふろで元気でまっせ
写真はアクティブスクエアのHPから引用
https://as-daito.com
おふろで元気でまっせ事業については、現在は2か所のみで実施されています。
1つは赤井のホーリーハート内で行われています。
もう一か所は深野のアクティブスクエア内で行われています。
上記はアクティブスクエア内の浴槽の写真です。
写真を見る限りは、手すりもなく高齢者には危ないと思います。
またぎも深そうですよね
おふろで元気事業は、自宅や銭湯等での入浴が困難(バリアフリーが十分でない軽度の見守りが必要な方)が対象となっています。
これまではこのような方々は介護認定してデイサービスに通っていました。
しかし、大東市はデイサービスに通い続けると悪化する人が多いという理屈をつけてデイサービスをなくしてしまいました。
もちろん、おふろで元気でまっせの現場には介護士は配置されていません。
大東市は「利用者同士がお互いに見守りあいながら入浴することによって、安全に入浴できる環境を整える」と言っているのですが、無茶苦茶なことを言っていると思います。
そして、お風呂に入った後は元気でまっせ体操をしてもらうとされています。
元気でまっせ体操を否定するわけではありませんが、結構ハードな体操なんです
お風呂に入った後って疲れますよね…
結局、大東市では元気でまっせ体操しかありません。
多様なサービスとはよく言ったものです
スライド
(大東市提供資料より)
大東市が次に力を入れているのが窓口のテレビ電話化です。
すでに市内の4つの窓口には専門職は配置されておらず、テレビ電話と事務員さんが配置されています。
遠方の家族さんと話ができるというメリットもあるかもですが、それはこれまで電話で十分可能でした。
そして、やっぱり対象者とは直接会わなければわからないことが多いと思います。
例えば、臭い、衣類の状態。画面では分かりません。
そしてさらに自宅に行かなければわからないことはたくさんあります。
耳の遠い方もいらっしゃいます。
テレビ電話自体がダメだとは言いませんが力を入れるところが少し違うなあと感じています。
スライド
大東市は基幹型地域包括支援センターの運営を株式会社コーミンに委託しています。
そして包括支援センター運営の委託料だけで年間1億2884万500円支払っています。
しかし、そのお金がどのように使われているかは、株式会社コーミンからは公表されていません。
収支の明細や決算も株式会社コーミンすべてのものと一体になっています。
大東市は年間1億2884万500円のうち、85%は人件費だと言いますが、人件費を引いても2千万円近くがコーミンに入りその明細はブラックボックスのままです。
包括の運営の委託だけでなく、大東市は元気でまっせ体操の運営や地域リハビリテーション事業を始め17個の事業を委託しており、その総額は合わせて2億6480万円に上ります。
ちなみに、元気でまっせ体操の事業費は4,871万4,344円です。
それをコーミンはさらにほかの会社に再委託しています。
いくらで再委託しているのかは公表されていません。
元気でまっせ体操のボランティアをされている人はおっしゃいます。
「やれやれと言われるけれど、手伝ってもらっている感覚は感じられない。」と。
4871万円の委託費の価値もいささか不明です。
高すぎる介護保険料を市民から徴収し使っているわけなので、その使い道について透明性を持たせるべきです。
この件について、2021年度は未来づくり委員会に所属していましたので、委員会で質問をしています。
当時の保険医療部長の北本部長は「委託している事業費を公表することについて前向きに検討する」と答弁していましたが、その後2回も部長が変わっていまして、いまだにすべてを公表には至っていません。
ちなみに、私が議員を務めさせていただいて今年度8年目になるのですが、保健医療部長が今年で6人目になります。
ここ4年は毎年部長が変わっているので、介護の問題も行ったり来たりといった状況です。
そして、ナンバー2に常に逢坂さんがいてるので、部長はずっと尻に敷かれているのではないかと思うくらいです。(笑)
スライド 東坂市長答弁
東坂市長は、第9期の介護保険料算定について「少しでも負担軽減していく」と述べながらもどっちつかずの答弁で、
「安定した持続を行えるような取崩し額については、100%ということにこだわることなく、90も数字だし、80も数字だし、50も数字である中から、最善の判断を」
と、答弁しています。
どちらにでも転ぶということを示唆しており、住民からさらに保険料引き下げを求めて声を上げていくことが必要です。
頑張りましょう!