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★元阪神タイガース・井川慶投手応援ブログ★

大洗ひとり旅レポvol.1☆井川の原点ここにあり

2007-01-18 23:18:53 | REPORT
井川が阪神を去ることが決まり、寂しい毎日を送っていたある日、私は見てしまったのです。大洗町のホームページに掲載されている「井川慶投手の野球教室並びに壮行会の開催について」という記事を!
その記事によると、野球教室はスタンドから一般の方も見学可、壮行会は町民以外も参加可とのこと。しかも当然どちらも無料・・・。

・・・こ、これは!!!
どう考えても私に行けということだよな?な?!(←自分に言い聞かせている)

とはいえ、そんなとこまで誰も一緒に行ってはくれないし、思ったよりも遠いしってことで、直前までめちゃくちゃ迷ってたのですが、それでも行かなければ絶対に後悔するだろうと思って決意しました。
それに、実は前々からいつか大洗には行ってみたいと思ってたんですよね。井川が愛して止まない地元・大洗という町、そして、あのブリキの看板をどうしてもこの目で確かめてみたかったのです。

そんなわけで、人生初のひとり旅を決行することとなりました。

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1月13日(土)

母親に「そんなとこまでひとりで行ってアホちゃうか」と白い目で見送られながら家を出て、朝9時の新幹線に乗り水戸へ向かっていざ出発!
東京駅で在来線に乗り換え、上野へ。さらに上野から特急スーパーひたちに乗って水戸に到着したのが午後2時。姫路から5時間かかりました・・・(疲)。水戸駅から徒歩1分のホテルを予約していたので早速探してみたのですが、これがなかなか見つからない。1分のはずが軽く20分くらいはさまよってました。最後は道行く人に聞いてやっとわかりました・・・。てか、すぐそこにあるし。orz
ホテルで一休みしてから、いよいよ向かうは大洗です!水戸から大洗へは、鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線というローカル線に乗って3駅。窓から見える景色は、田んぼがほぼ一面に広がっていてとてものどかな雰囲気でした。そんな風景を見ながら電車に揺られること約20分。ついに大洗駅に到着!


駅の入口にはでかでかとこのような看板が。さすが!

街中の交差点にもありました。

早速タクシーに乗って、国井屋製茶さんに向かいました。歩いていける距離だったようで、5分ほどですぐに到着。でも、あら?どこにグラウンドが??どうやら製茶工場の方に行かなければいけないところを、私は間違ってお店に来てしまったようです。
とりあえずお店に入ってみることに。店内にはたくさんのお茶が並べてあり、明日の野球教室と壮行会の案内ポスターも貼ってありました。しばらく店内をうろうろしてから、お茶を購入する際にお店の方に思い切って尋ねてみました。

「この辺に井川投手が少年野球で練習していたグラウンドがあると聞いたのですが・・・」
「あ、もしかして京都の方ですか?」
「いえ、違いますけど・・・。兵庫県から来ました」
「兵庫県から!(驚)実はさっきもね、同じようにグラウンドの場所を聞いてこられた方がいてね、その方は名古屋から来られたみたいなんですけど。それで、京都から来られる方と待ち合わせているとおっしゃってたから・・・」

なんと!!!私と同じようなファンが他にもいるんだということがわかって、無性にうれしくなりました。名古屋の井川ファンか・・・。おととしはさぞかしつらかっただろうなぁ。そんなことをふと考えてしまいました。
店員さんはとてもやさしくて、わざわざグラウンドまでの地図を書いてくださいました。その地図を片手に10分ほど歩き、坂を上っていくとやがて練習場が見えてきました。





そこはグラウンドと呼ぶにはあまりにも小さな練習場でした。ここで試合なんかできるのかなぁと思いましたが、脇にはスコアボードもありましたよ。狭く思えるこのグラウンドも、子供たちにとっては十分な広さなのでしょうね。
井川少年もあの的に向かって投げていたのかなぁ。



そして、あの看板。やっと実際に見ることができました。
ベンチに腰掛ける補欠の少年たち。少年たちを見守る倉田さんの温かい眼差しが感じられて、なんだか優しい気持ちになれました。



その横にある一篇の詩。「小さな出合い」。
試合に勝つとか負けるとか、そういうこと以前にまずは野球を楽しむこと、それが子供たちにとって何よりも大切なんだ、そんな思いが伝わってきます。

さらに印象的だったのは、野球用具入れ(?)の物置に貼ってある2つの言葉でした。


これを見た瞬間、何もかもが理解できたような気がしました。井川は毎日これを見ながら練習してたんだ。そして、子供の頃からずっとこの言葉を忠実に守ってきた。だからこそ、今の井川がある―。
やはり、この場所こそがまさに井川の原点なのだと思いました。あの広い甲子園で投げていた時も、そしてこれからヤンキースタジアムで投げる時が来ようとも、井川の気持ちはこの小さなグラウンドで投げていたときから何一つ変わることはないのだ、この先もずっと。

グラウンドの上の方に目をやると、国井屋製茶の看板が見えました。そこが工場のようです。坂を上っていくと、事務所の前で携帯電話で記者会見がどうのこうのと話している人がいました。ヤンキースの帽子をかぶったその方こそ、倉田さんではないですか!
少しでもお話ができればと思っていたのですが、明日の打ち合わせでとてもお忙しそうだったのであきらめて帰りました。うーん、残念・・・。

その後、お茶屋さんのお店に戻ってお礼を述べ、そのまま大洗駅まで歩いて帰りました。本当は井川の母校や大洗海岸などにも行ってみたかったのですが、暗くなってきたこともあり水戸へ帰ることに。

そんなこんなで、大洗1日目は過ぎて行きました。


【オマケ】
水戸でどうしても行きたかったお好み焼きやさん『極 -KIWAME-』。そうです、井川の水戸商時代の同級生・大曽根さんがやっているお店です!
 ※大曽根さんって?→高校最後の夏の思い出

道に迷いながら7時半頃にやっと辿り着いたと思ったら、すでに満席で入れず。この後も予約が入っているとのこと・・・。ううん、いいの。お店が繁盛していてなによりです。べ、別に泣いてなんかないんだからねっ!。・゜・(つД`)・゜・大曽根さーーーん!!!ひゅるるる~
(せっかくなので写真だけ撮ってきました・・・)

噂によりますと、「井川スペシャル」なるカクテル(notラーメン)があるそうです。井川がグレープフルーツやらなんやらドリンクを適当に混ぜて作ったらしい(笑)。そして、お店が忙しくない時間帯であれば、高校時代のイガー話なんかも聞けるんだってー。
またチャンスがあればぜひ行きたいです☆


vol.2☆野球教室見学の巻