阪神7-11中日
一晩明けたところで昨日の悔しさが消えるはずもなく、むしろ落ち着いたら余計にいろんな事が頭ん中を巡ってごちゃごちゃになってわけわかんなくなって涙出てくるし、もう気分は最悪。それでも、今シーズン井川の登板試合のことだけは欠かさず更新してきたので、昨日の試合を振り返ってみようと思う。
昨日、仕事が終わって帰ろうと思ったらJRのダイヤが大幅に乱れていた。原因は、JR甲子園口駅の信号機が落雷にあったからだとか。甲子園に落雷―。今思えば、これが悪夢の前兆だったのかもしれません...。
大事な天王山第1ラウンドの日、しかも井川が先発だってのになんで電車が遅れてんだよーーー!とイライラしながらケータイで試合経過を随時チェック。すると、いきなりシーツの先制ツーランだって!幸先いいぞ!その後もチェックする度に増えていく阪神の得点。3回裏には1点を失うも、7-1の大量リードで5回裏を迎えた。
そう、私が家に着いたのがちょうど5回裏だったんです...。着替えもせずに真っ先にテレビの前に行くと、いきなり荒木にツーベースを打たれたところだった。続く井端はピッチャーゴロ。その時だ。セカンドランナーの荒木が少し飛び出していたのを見た井川は、即座にサードへ送球。すると、サードからセカンドへの送球の間に荒木はセカンドに戻ってセーフ。フィルダースチョイスとなった。
この場面、井川はもっとボールを持ったままランナーを追いつめるべきだった。あの程度の飛び出しで何故すぐにサードへ送球する?もし投げるとしたらセカンドの方がよかったんじゃないの?いや、あの時点での点差を考えたら、ファーストで確実にアウトを取ってもよかった。そもそも、何で荒木は飛び出してんだよ!お前がそんなことしてなけりゃ、普通にファーストに投げてツーアウトになってたんだよ!!!(←逆ギレ)
・・・すべてはこのフィルダースチョイスから始まった。
立浪はファーストゴロに打ち取るも、井川が1塁ベースカバーに入っていながらシーツからの送球を捕球できずに後ろに逸らす。おそらく、井川はシーツがセカンドへ送球するものと思い込んでいたのだろう。実際、そういう素振りを見せていたし、タイミング的にはセカンドに投げてもアウトだったかもしれない。でも、確実にアウトを取ろうとしてシーツはファーストを選択したんだと思う。先のフィルダースチョイスといい、井川はとにかくランナーを進めたくない、点を取られたくないという気持ちが強すぎて、1つずつ確実にアウトを取るという基本を忘れてしまったんじゃないだろうか?
そして、一番問題なのはそれだけのフィールディングが井川に備わっていないということ。それを自覚せずに一気にアウトを取ろうと思うことが間違いなんです。キャンプのときの投内連携の練習で、失敗ばかりしていた井川を思い出しました。あの時に、もっともっと練習しておかなければいけなかったと思います。
さて、自身の2つのエラーで完全に歯車が狂ってしまった井川は、ウッズにタイムリーを浴びて2点を返される。福留のセンターフライも当たり自体はよかった。一瞬ホームランになるかと思ったけれど、あーよかったとホッとしたのも束の間。打席にアレックスを迎える。
アレックスには去年よくホームランを打たれたからイヤだなぁとは思ってました。でもね、まさかここで打たれるなんてさ、そんなの信じたくないじゃないですか。打たれた瞬間はまさか入るとは思いませんでした。でも打球は吸い込まれるように右中間スタンドに飛び込んでいった。これが現実。これが今の井川なんだ。
この3ランを見届けてから、やっとテレビの前から席を外して着替えるために自分の部屋に行った。悔しくて悔しくてしょうがなかった。それでも着替えてから再びテレビの前に戻ると、まだマウンドに井川がいたことに驚いた。しかも、ちょうど大西にタイムリーを打たれたところで、ついに同点になってしまった。
この大事な大事な天王山の初戦。私は初戦さえ取れればそれでいいと思っていた。とにかく、初戦だけはどんな手を使ってでも最善の策を取って欲しかった。それなのに、何で3ランを浴びて抜け殻になった井川をいつまでもマウンドに立たせてたの?5回だから?エースだから?この時点ではまだ1点リードしてたんです。何が何でもこの1点を守るべきだったんじゃないの?それを井川にこだわっていつまでも続投させるからこんなことになるんだ!しかも、同点にされてランナー残したままの状況でやっと交代かと思ったら、出てきた次のピッチャーがルーキーの橋本とはどういうこと?!ここ最近のハシケンの状態を考えたらそれはないだろ?!そんなの素人の私でもわかるわ!ハシケンの後に江草って・・・どう考えても先に江草だろーが!!!
もしも、アレックスのホームランの直後に江草を投入して森野を抑えていれば、ちょっとは違った展開になっていたと思う。
とはいえ、やはり昨日の試合展開で勝てなかったのはすべて井川の責任なんでしょうね...。
失点9、自責点1。
ありえないよ、そんなの。エラーが絡んだせいでこんなわけわからんことになってますが、そもそもそのエラーだって井川自身によるものなんだから、自責点も9でいいと思うよ。前々からこの自責点の定義については疑問だったんだけど、やはり3ランを浴びてるのに自責点がつかないのはおかしいと思うな。
それにしても、本当に最悪の試合になっちゃいましたね...。今日、明日と阪神が連勝して勝ち越したとしても、そして、たとえ秋に優勝できたとしても、私には昨日の試合を「あんな試合もあったねー」と笑って振り返ることは決してできない。井川ファンとして、それは絶対にできないのです。それだけ昨日の試合に賭ける意気込みは相当なものだったし、井川に対する期待もこれまでにないくらい大きいものだった。
結局、その期待は裏切られることになってしまったけれど、それでもまだ私は井川を信じたい。オフのメジャー騒動や優勝旅行の不参加などによって、井川は天狗になってるんじゃないか、もうすでに心ここにあらずなんじゃないかという声も聞かれますが、私はそれだけはないと言い切れます。試合の結果に文句をつけるのは構わない。それは当然のこと。でも、井川の人間性だけは否定されたくありません。
もちろん、私はプライベートの井川のことなんて知らないけれど、これまで私が知り得た井川の言動から、井川が天狗になるような性格でないことだけはわかります。いつも野球に真摯に取り組んで、常に上を目指すことだけを考えて必死で努力してきた人なんです。だからこそ、どんなことがあっても私は井川のファンをやめることはできなかった。約20年阪神ファンをやってきたけれど、井川ほど真剣に応援してきた選手は他にはいません。だから、今ここで井川ファンをやめることなんてできないのです。きっと、昨日一番悔しい思いをしたのは、他の誰でもない井川自身だと思うから...。
9/19、20に甲子園で行なわれる中日戦。もしも、今のようなゲーム差の緊迫した状況が続いていて、井川のしびれるようなピッチングで阪神が勝利を収めることができたなら、もしかしたら昨日の試合を笑って振り返ることができるかもしれない―。
最後の望みに賭けてもいいですか?井川くん。
一晩明けたところで昨日の悔しさが消えるはずもなく、むしろ落ち着いたら余計にいろんな事が頭ん中を巡ってごちゃごちゃになってわけわかんなくなって涙出てくるし、もう気分は最悪。それでも、今シーズン井川の登板試合のことだけは欠かさず更新してきたので、昨日の試合を振り返ってみようと思う。
昨日、仕事が終わって帰ろうと思ったらJRのダイヤが大幅に乱れていた。原因は、JR甲子園口駅の信号機が落雷にあったからだとか。甲子園に落雷―。今思えば、これが悪夢の前兆だったのかもしれません...。
大事な天王山第1ラウンドの日、しかも井川が先発だってのになんで電車が遅れてんだよーーー!とイライラしながらケータイで試合経過を随時チェック。すると、いきなりシーツの先制ツーランだって!幸先いいぞ!その後もチェックする度に増えていく阪神の得点。3回裏には1点を失うも、7-1の大量リードで5回裏を迎えた。
そう、私が家に着いたのがちょうど5回裏だったんです...。着替えもせずに真っ先にテレビの前に行くと、いきなり荒木にツーベースを打たれたところだった。続く井端はピッチャーゴロ。その時だ。セカンドランナーの荒木が少し飛び出していたのを見た井川は、即座にサードへ送球。すると、サードからセカンドへの送球の間に荒木はセカンドに戻ってセーフ。フィルダースチョイスとなった。
この場面、井川はもっとボールを持ったままランナーを追いつめるべきだった。あの程度の飛び出しで何故すぐにサードへ送球する?もし投げるとしたらセカンドの方がよかったんじゃないの?いや、あの時点での点差を考えたら、ファーストで確実にアウトを取ってもよかった。そもそも、何で荒木は飛び出してんだよ!お前がそんなことしてなけりゃ、普通にファーストに投げてツーアウトになってたんだよ!!!(←逆ギレ)
・・・すべてはこのフィルダースチョイスから始まった。
立浪はファーストゴロに打ち取るも、井川が1塁ベースカバーに入っていながらシーツからの送球を捕球できずに後ろに逸らす。おそらく、井川はシーツがセカンドへ送球するものと思い込んでいたのだろう。実際、そういう素振りを見せていたし、タイミング的にはセカンドに投げてもアウトだったかもしれない。でも、確実にアウトを取ろうとしてシーツはファーストを選択したんだと思う。先のフィルダースチョイスといい、井川はとにかくランナーを進めたくない、点を取られたくないという気持ちが強すぎて、1つずつ確実にアウトを取るという基本を忘れてしまったんじゃないだろうか?
そして、一番問題なのはそれだけのフィールディングが井川に備わっていないということ。それを自覚せずに一気にアウトを取ろうと思うことが間違いなんです。キャンプのときの投内連携の練習で、失敗ばかりしていた井川を思い出しました。あの時に、もっともっと練習しておかなければいけなかったと思います。
さて、自身の2つのエラーで完全に歯車が狂ってしまった井川は、ウッズにタイムリーを浴びて2点を返される。福留のセンターフライも当たり自体はよかった。一瞬ホームランになるかと思ったけれど、あーよかったとホッとしたのも束の間。打席にアレックスを迎える。
アレックスには去年よくホームランを打たれたからイヤだなぁとは思ってました。でもね、まさかここで打たれるなんてさ、そんなの信じたくないじゃないですか。打たれた瞬間はまさか入るとは思いませんでした。でも打球は吸い込まれるように右中間スタンドに飛び込んでいった。これが現実。これが今の井川なんだ。
この3ランを見届けてから、やっとテレビの前から席を外して着替えるために自分の部屋に行った。悔しくて悔しくてしょうがなかった。それでも着替えてから再びテレビの前に戻ると、まだマウンドに井川がいたことに驚いた。しかも、ちょうど大西にタイムリーを打たれたところで、ついに同点になってしまった。
この大事な大事な天王山の初戦。私は初戦さえ取れればそれでいいと思っていた。とにかく、初戦だけはどんな手を使ってでも最善の策を取って欲しかった。それなのに、何で3ランを浴びて抜け殻になった井川をいつまでもマウンドに立たせてたの?5回だから?エースだから?この時点ではまだ1点リードしてたんです。何が何でもこの1点を守るべきだったんじゃないの?それを井川にこだわっていつまでも続投させるからこんなことになるんだ!しかも、同点にされてランナー残したままの状況でやっと交代かと思ったら、出てきた次のピッチャーがルーキーの橋本とはどういうこと?!ここ最近のハシケンの状態を考えたらそれはないだろ?!そんなの素人の私でもわかるわ!ハシケンの後に江草って・・・どう考えても先に江草だろーが!!!
もしも、アレックスのホームランの直後に江草を投入して森野を抑えていれば、ちょっとは違った展開になっていたと思う。
とはいえ、やはり昨日の試合展開で勝てなかったのはすべて井川の責任なんでしょうね...。
失点9、自責点1。
ありえないよ、そんなの。エラーが絡んだせいでこんなわけわからんことになってますが、そもそもそのエラーだって井川自身によるものなんだから、自責点も9でいいと思うよ。前々からこの自責点の定義については疑問だったんだけど、やはり3ランを浴びてるのに自責点がつかないのはおかしいと思うな。
それにしても、本当に最悪の試合になっちゃいましたね...。今日、明日と阪神が連勝して勝ち越したとしても、そして、たとえ秋に優勝できたとしても、私には昨日の試合を「あんな試合もあったねー」と笑って振り返ることは決してできない。井川ファンとして、それは絶対にできないのです。それだけ昨日の試合に賭ける意気込みは相当なものだったし、井川に対する期待もこれまでにないくらい大きいものだった。
結局、その期待は裏切られることになってしまったけれど、それでもまだ私は井川を信じたい。オフのメジャー騒動や優勝旅行の不参加などによって、井川は天狗になってるんじゃないか、もうすでに心ここにあらずなんじゃないかという声も聞かれますが、私はそれだけはないと言い切れます。試合の結果に文句をつけるのは構わない。それは当然のこと。でも、井川の人間性だけは否定されたくありません。
もちろん、私はプライベートの井川のことなんて知らないけれど、これまで私が知り得た井川の言動から、井川が天狗になるような性格でないことだけはわかります。いつも野球に真摯に取り組んで、常に上を目指すことだけを考えて必死で努力してきた人なんです。だからこそ、どんなことがあっても私は井川のファンをやめることはできなかった。約20年阪神ファンをやってきたけれど、井川ほど真剣に応援してきた選手は他にはいません。だから、今ここで井川ファンをやめることなんてできないのです。きっと、昨日一番悔しい思いをしたのは、他の誰でもない井川自身だと思うから...。
9/19、20に甲子園で行なわれる中日戦。もしも、今のようなゲーム差の緊迫した状況が続いていて、井川のしびれるようなピッチングで阪神が勝利を収めることができたなら、もしかしたら昨日の試合を笑って振り返ることができるかもしれない―。
最後の望みに賭けてもいいですか?井川くん。