この間、ひさしぶりに古本屋に行き、
上原きみ子さんの「炎のロマンス」復刻版を、全巻衝動買いしました。
初読みは、小学生だったと思います、改めて読んだら幼稚かなーと考えていましたが、
まったくの杞憂で、説得力さえ力強く感じ、すっかり 瞳が窓ワールドの虜になりました。
かつら、とるよあしたから・・
主人公、亜樹と、南の島の王子、れどびぃの恋物語・・
でもね、この話は、この二人より、サブに位置する、もう一人の王子、ルイの存在が大きいのです。
そう、まどマギのほむらのごとく。
こんなシーンまったく覚えてなかったんでびっくりしました。
しかし簡単に亜樹につきとばされるルイ、
この頃は、彼女に対しての愛は皆無です、ただ、れどびぃを苦しめたいだけ。
催眠術で、あやつられるルイ
なんだかんだとかばいあい、助け合うようになる亜樹とルイ、
そしていつしか、亜樹に対し、
づらさえ、はずして歩こうという愛が芽生えるのです。
亜樹は、この南の島を守るために人身御供になる決心を・・
嬉しそうなルイ!
しかしいろいろあって、ルイも、亜樹の幸せを一番に考える愛を選ぶのです。
新たな女王候補の女の子もなかなか魅力的です。
ちなみに ルイは、フランス国王の名前からと聞いたことがあります。
最終巻は怒涛の勢いで、話が収束していくんですが、ラストではこの南の国、
悪名高き国連にも加盟しています。