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モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

生物多様性の喪失

2022年02月23日 | 独り言


 生態系へ悪影響を及ぼす限界を超えた人間の活動によって、多くの動植物が絶滅に追いやられてきましたが、温暖化にる急激な気候変動で更なる絶滅を加速させる危険性が高まっているようです。

 我々の活動によって、この星の生物多様性の豊かさは貧弱で薄っぺらなものになろうとしており(既に地球規模で昆虫の生息数が激減しています)、誠に遺憾なことに更にそれすら失われつつあるようです。存在すら知らずに絶滅していく種も多々あるのかも知れません。1種だけが突出して大繁殖してしまうと、多くの他種に大きなダメージを与えてしまう…。バランスが大事ということなのかな?

 この問題に対しては様々な国際的取り組みも行われていますが、目標とは程遠いものとなってしまっているのが現状のようです。問題は深刻度を増しているにもかかわらず、まだまだ個々人の問題意識として浸透していないということなのでしょうか? 他人事…。

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食糧危機

2021年10月18日 | 独り言
 
 今年の八丈島の春は北東の風が吹き続き曇りの日が多く、夏は強い西寄りの風が吹き続き夏のベタ凪を目にすることが殆どありませんでした。そして秋は急速に終わりを告げて冬を迎えそうです。誠に残念なことに毎年、異常な気象現象を目の当たりにすることが多くなりました。急速な温暖化に比例して四季も急速に消失しつつあるようです。

 これにより農作物の収穫量大幅減少。それに加えて海水温上昇の影響で漁獲量も大幅減少。既に北海道では赤潮が発生しており、鮭やウニなどが大量死しているそうです。温暖化による地球規模の食糧危機が懸念されておりますが、もうすぐそこに差し迫っているのかも知れませんね。
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不安定な天候

2021年07月31日 | 独り言
 
 インド洋の海水温上昇の影響で、偏西風が北へ押し上げられて蛇行の振幅が大きくなり、地域によって上空に寒気が流れ込んで豪雨をもたらす不安定な天気になったり、逆に暖気が流れ込んで乾燥化が進み大規模な森林火災に見舞われることが多くなってきているようです。

 日本上空の偏西風は南に押し下げられ寒気が流れ込み、記録的短時間大雨情報が出される地域が多くなってきているようです。八丈島も突然の豪雨で小規模の土砂災害が発生しており(元々、多雨の島なので昔から雨による小規模の土砂災害の発生は多々ありました)、梅雨明け以降に一日中快晴となるような“夏全開”というような日は数えるほどしかなく、何時もの夏とは異なる雲の多い日が続いています。去年もそうだったように記憶していますが、異なる点が一つ。日中は気温が上昇し何時もの夏のように暑いのですが、夜間は真夏だというのに肌寒いほどに気温が低下するため、エアコンや扇風機などの冷房器具を一切使用せずに窓を閉め切っています。これまで経験したことのない異常な夏となっています。

 温暖化による気候変動も既に深刻な状況に陥っており、これからどのようになるのか心配です。また予想だにしないことが起こるのでしょうね…。
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2021年 梅雨

2021年05月17日 | 独り言
 
 今年は太平洋高気圧の勢力が強く梅雨前線を北へ押し上げ、西日本各地で梅雨入りが早まっているようです。

 関東地方は現時点で梅雨入り宣言されていませんが、八丈島は既に梅雨入りしたような天候となっており、これからも梅雨のような愚図ついた天気が続きそうです。

 高気圧の勢力が強ため梅雨明けも早くなる可能性もあるのかも知れませんが、もしこれが長梅雨となったならば豪雨災害等の気象災害だけではなく、日照不足となり農作物の生育に大きな影響を与えそうですな…。
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ガイア重篤

2021年01月11日 | 独り言
 
 ブラジルのパンタナル湿原でオオアルマジロの生態研究している研究者が、こんなことを言っておりました。

 「全世界的に生物多様性の未来はない。肌でそう感じる。」

 毎日のようにフィールドで観察を続けている研究者だからこそ言えることなのかも知れません。多くの時間を自然の中での生態研究に費やした結果、感覚が研ぎ澄まされ通常の人では感じ取れない僅かな自然環境の変化も見逃さずに感じ取り、それがどのような結果を招くのか直感的に理解できる感性のようなものを獲得したということなのでしょうか。現代人の殆どが喪失してしまった感覚…。

 現在、パンタナル湿原やアマゾンでは焼畑による森林火災の拡大で、希少な野生動物の生息域減少と同時にCOをOに変換してくれる森林の減少も懸念されており、世界各地でも人間による環境破壊が進行しています。

 地球を一つの生命体と見なすガイア理論がありますが、それを宿主とする人類という悪性のウイルス(或いは癌細胞)が増殖し、宿主に深刻なダメージを与えてしまっているようです。新型コロナウイルスのようなパンデミックを引き起こすウイルスは、地球の抗体或いはワクチンに相当するもので人類を駆除するためのもの。我々は抑制する側ではなく抑制される側? 人類が淘汰されようとも大量絶滅への暴走は、もう止められないのかも知れません。パンドラの箱を…。
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同じ轍を

2021年01月02日 | 独り言
 
 
 毎年、深刻度を増して留まるところを知らない温暖化による気象災害、世界で感染拡大を続ける新型コロナウイルス。全く異なる事案のように見えて、何れも対策が重要な鍵を握っていることは、誰もが周知の通りのはず。

 コロナ対策も温暖化と同様に、全人類がそれを理解し同じ方向を向かなければならない時に、経済が最優先されて対策が軽視されている。温暖化対策と同じ轍を踏んでしまっているということか。…懲りないね。

 やはり持続可能な社会に到達するには、思い切ったパライムシフトが必要不可欠のようですね。
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カオス

2020年10月21日 | 独り言
 
 温暖化による地球規模の急速な気候変動、世界大戦前のように各国で台頭してきている利己主義、多くの犠牲者を出しているパンデミック、歯止めのかからない環境破壊。地球環境、政治、経済など地球上のありとあらゆるものがカオスの渦中にあるかのようです。

 人の業というものが利己主義に走らせ自覚しつつも抗うことなく、多種多様な動植物を道連れに大量絶滅への道を脇目も振らずに突き進んでしまっているのでしょうか? 私もその一員なのですが悲しいことです。このどうしようもないような混沌とした状況下で既に諦め感もありますが、“事の成敗は天にありともいえど、人事を尽くさず天と天と言うことなかれ” そうありたいものです。
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雨の日

2020年09月25日 | 独り言
 
 
 
 去年あたりから雨の日が多いような気がする。去年の11月から4回に分けて自宅の屋根のペンキ塗りを計画していたのだが、なかなか進まなかった。1回にかかる日数は3日、1日目は屋根を完全に乾燥させ、2日目にペンキ塗り、3日目で塗料を完全に乾燥させる。作業が終了したのは今年の5月、3日間連続で晴れる日が思った以上に少なかったことに驚かされた。

 そして梅雨は長梅雨となり梅雨が明け夏となっても、雨の降る日が多かったため庭木(防風林)に水やりをする日が数えるほどしかなかった。本来ならば8~9月は夕方にほぼ毎日小一時間かけて水やりを行わなければ庭木の葉が萎れてしまうのだが、今年は9月に入っても毎日のように雨が降るため水やりを1回も行っていない。雨が多い冷夏ならば気温も低いのだが、例年にも増して高温だった。経験したことのない異常な夏、秋雨があるものの9月も雨の日が多いような気がする。異常な状態は悪化の一途を辿っているという事なのか?
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水蒸気量

2020年08月23日 | 独り言
 
 
 東京管区気象台のサイトでグラフ化された八丈島の気象データを閲覧していると、やはり温暖化の影響で年間平均気温が上昇しているを確認できます。最近では豪雨災害がアジア各地で発生するようになったので、年間降水量を確認すると特に変化は認められませんでしたが、年間雷日数は増加傾向にあるようです。大気の不安定な日が多くなりつつあるということなのでしょうか? 尚、このデータは1910年頃から2018年までのものを集約しているため、もしかすると現時点では少し変化があるかも知れません。

 興味深いのは年間霧日数、2000年頃を境に霧の発生日が急増していることです。私自身、霧の日が多くなったという認識がなかったので少し驚きました。気象の専門家の話では、温暖化により大気中の水蒸気量が増加したために豪雨災害が多発しているのでは?とのこと。この霧も大気中の水蒸気量増加の一例なのでしょうか?

 興味のある方は、“東京管区気象台サイトの「気候変化レメ[ト2018八丈島特別地域気象観測所(八丈町)における長期変化」”を、リンクしておきましたのでジャンプしてみてください。
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絶滅の危惧

2020年08月17日 | 独り言
 
 今年の日本の夏は各地で猛暑日・熱帯夜となり熱中症患者も急増、相変わらず歯止めのかからない温暖化。

 専門家の予想を上回るペースで温暖化が深刻化している極地では、以前から懸念されていたホッキョクグマ等の野生生物の絶滅が早まる可能性が高くなってきたようです。それに加えて新たに乾燥化のため大規模森林火災に見舞われたオーストラリア、現状のままでは2050年までにコアラが絶滅する可能性があるそうです。ユーカリの木を植林し保護したコアラを自然に戻す活動にて対応するとのことですが、温暖化対策を講じなければ、再度、大規模森林火災に見舞われ根本的な解決にはならないのでは?と思われるのですが…。

 温暖化による野生生物の大量絶滅が現実味を帯びてきたようです。人類が引いてしまった温暖化や環境汚染というトリガー、地球上の動植物を大量絶滅という最悪な結果に追込んでしまっているということなのでしょうか?
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