学名:Cicadellidae sp.
体長:5mmほどで八丈島ではよく見かける昆虫です。体地色は薄緑色で翅は白みを帯びた半透明をしており、複眼は黄色で複眼内前側に黒色の斑点があります。後脚だけが長くほぼ等間隔に棘状の突起があるためバッタのようにも見えますが、植物の液汁を吸うため吻が針状(水色矢印部分)でセミに近い種類だそうです。歩行の際はカニの横這いのように移動するため、この和名となったようです。
単眼らしきものが確認できないことから“ヒメヨコバイ亜科の仲間 Typhlocybinae sp.”と同定しようとしましたが、複眼前部に黄色の斑点(黄色矢印部分)が確認でき、それが単眼である可能性を否定しきれないため、その上位タクサである“ヨコバイ科の仲間”としました。