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モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

原生林のネットワーク

2023年05月08日 | 独り言

 

 人の手が入り管理された里山とは異なり、殆どが手つかずの島の原生林。スダジイ等の常緑広葉樹が生い茂り、地表には僅かな木漏れ日だけが射す程度で昼間でも薄暗い。最高気温が20℃を上回る春となっても、谷底から吹き上げてくる風は冷気を帯びて肌寒い。そんな薄暗い地表には日陰を好む苔や羊歯、蘭などの植物を確認できる。また、地表に堆積した落葉を押しのけて顔を出したキノコなどの菌類もところどころに確認できる。

 この菌類、原生林の地中に森全体を覆うような巨大なネットワークを構築しているようだ。それには樹木などの植物の根も接続されており、樹木はそれを利用して情報の伝達や水や栄養素などの搬送も行っているとのこと。菌類や植物がこのようなネットワークを有しているとは想像もできなかった。何れ人類はこのネットワークをモニターしたり、更には植物や菌類と情報交換ができる日が訪れるのかも知れませんよ。

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大暴走

2023年04月08日 | 独り言

 

 今年も相変わらず気温の高い日が多いようです。当然と言えば当然なのでしょうが、海水温の上昇も深刻化して、その影響が顕著になっているようです。

 鮭やサンマなどの重要産業種の不漁に加えサバも不漁とのこと。八丈島近海でもゴマサバが多く生息しておりましたが、全く姿を見なくなってしまいました。

 危惧されるのは魚類だけではなく海藻も然り。八丈島でも天草を全く見なくなってしまいました。今年は気仙沼で海水温が平年よりも3℃上昇してしまい、養殖ワカメが商品にならなくなってしまっているようです。

 海藻が無くなってしまうと、それを餌とする貝類も当然影響を受けてきます。八丈島でも天草が無くなってしまったため、トコブシなどの貝類が激減しています。原因は不明ですが北海道ではホタテガイの稚貝の大量死が問題になっているようです。また、貝類ではないですがウニが大繁殖し海藻を食べつくしてしまい、磯焼けが問題になっている地域もあるようです。

 コロナウイルスのパンデミックの原因は、人間の行動範囲が広がったことによるものが起因しているのかも知れませんが、日本各地で養鶏場を襲っている鳥インフルエンザウイルスはどうでしょうか? もしかすると温暖化による野鳥の行動範囲の拡大が起因しているのかも知れません。先日、千葉県の砂浜に打ち上げられたイルカは鳥インフルエンザに感染していた可能性があるとのこと。それが真実ならば、イルカを救助していた人達は濃厚接触者となってしまいます。このようなことから新たなパンデミックが始まるのかも知れません。まさかイルカが鳥インフルエンザに感染しているとは思わないですよね。危機的な状況下にある野生動物を目の当たりにして、救助しようとするのは至極当然なことなのかも知れませんが、野生動物との接触には細心の注意が必要ってことのようです。

 世界各地で多発している巨大地震、温暖化も一要因ではないかと思えるようにもなってきました。気温と海水温が上昇して地表のプレートを温めてしまい、それによりプレートが膨張し巨大地震を生じさせる歪が溜まり易くなっているのではないだろうか? …そんなことはあり得ないでしょうけど。

 様々な異常現象などが同時多発的に発生して混乱してしまいがちですが、それぞれを原因まで辿って行くと行きつくところは同じところなのかも知れませんよ。既に温暖化による大暴走が始まってしまい、それを止めることは…。

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初鰹

2023年03月09日 | 独り言

 

 春、南洋から黒潮に乗って三陸沖まで北上するのが“初鰹”。秋、三陸沖から南下するのが“戻り鰹”。近年、乱獲の影響か?漁獲量が激減しているようです。

 投稿画像は先日、頂いた鰹(上側)とキメジマグロ(キハダマグロの幼魚:下側)です。初鰹でしたが戻り鰹のように脂がのって美味でした。日本近海に居ついている鰹だとのことです。温暖化による海水温上昇で南下せずとも、一年中日本近海で生息可能となってしまったということなのかな?

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異患

2023年01月25日 | 独り言

 

 “庶無異患干”  庶(ねがわ)くは異患の干(おか)す無からんことを!

 異患(いかん)とは天災や戦乱などによる災害のことだそうで、正に現在の地球環境や世界情勢を一言で言い表すのに最適な言葉なのかも知れません。

 今月15日に最高気温が21℃まで上昇し真冬に春が訪れではないかと思ったのも束の間、それから10日経った25日には最高気温:5℃/最低気温:1℃と、10年に一度と云われる最強クラスの寒波が襲来、しかも久々に平地でも薄っすらと積雪のおまけ付きです。僅か10日間で気温が急変動、このような冬は記憶にありませんよ。

 上記のことより素人なりに推測すると、極めて短いスパンで偏西風が南北に大きく振幅して、異常な大蛇行をしているのではないだろうか?と思えてきます。2023年も年明け早々に異常気象、今年も想定外の気象災害に見舞われるのでしょうね…。

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全面核戦争?

2022年12月31日 | 独り言

 

 “血汚遊魂帰不得”  血に汚れたる遊魂 帰り得ず

 未だ出口の見えないロシアのウクライナ軍事侵攻、2023年はどうなるんでしょうね? 軍事専門家の云うところの最悪のシナリオでは、世界を巻き込むNATOとロシアの全面核戦争となる可能性もあり得るとのこと。「そんな話は絶対にあり得ない!」と、笑い飛ばせないのが怖いところです。もしそれが現実となると、小説 “渚にて” のような世界になってしまうのでしょうかね…。

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闘魂、燃え尽きる!

2022年10月01日 | 独り言

 

“燃える闘魂 アントニオ猪木!” 本日、ご逝去されたとのことです。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

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シェルター

2022年09月05日 | 独り言

 

 温暖化によるスーパー台風の発生が懸念される昨今、通常の家屋では倒壊してしまう危険性があるため、アメリカの巨大竜巻避難用シェルターのような強固な避難施設が必要になってくるのも、そう遠い未来ではないのかも知れないと思えるようになってきました。

 スーパー台風に加え、北朝鮮・ロシア・中国の核保有国(北朝鮮も核保有国としてカウントしても良いのかな?)がいつ核攻撃を仕掛けてくるか分からない時代、核シェルター兼用タイプのものも増えるかも知れませんよ。何れにせよ大変な時代になったものです。

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2022年,夏

2022年08月22日 | 独り言

 

 本来ならば日本列島を覆うように張り出す夏の太平洋高気圧。日本の広範囲に亘る海域がベタ凪となり、島の上空には蒼い夏空が広がって遥か洋上には沸き立つ積乱雲が乱立する。以前のような穏やかな夏の日はもう二度と訪れないのかも知れないのではないか? そんな懸念が頭をもたげています。

 太平洋高気圧の勢力が弱いため夏の安定した気圧配置とはならず、入れ替り立ち替り低気圧や前線が日本列島の上空を通過し豪雨災害をもたらしているよう。高齢化に加え自然災害で離農する農家の増加や自然災害そのものによる収穫量の低下、ただでさえ食料自給率が低い日本、更なる自給率低下を招くのではないだろうか? このままでは農業が成り立たなくなるのではないだろうかと心配になってきます。

 一年中、絶え間なく続く異常な気象状況、止まるところを知らずに深刻化している急激な気候変動を目の当たりにしているのではないだろうか…。

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愚の骨頂

2022年07月05日 | 独り言

 

 ウクライナへのロシアの軍事侵攻、まだ出口が見えないようですね。互いに意地の張り合となり引き際を逸してしまい、結局は多くの弱い立場の人々が犠牲を強いられている。

 太古に厳しい生存競争を生き抜くため遺伝子に刻まれた自己防衛本能。それがエスカレートした形で具現化した一例が戦争なのでしょうか? 結局、本能には抗うことができずに人類滅亡まで戦争が続くということなのかな…。

 以前、ある小説家がこんなことを云っておりました。「人類史というものは、いつまで経っても悟ることなく同じ愚、似たような過ちを繰り返し続けて飽きることを知らない。」

 “戦争こそが愚の骨頂”と改めて実感する今日この頃です。

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春愁

2022年04月07日 | 独り言


 “抽刀断水水更流 挙杯銷愁愁更愁”

 パンデミックや戦争の影響で物価が上昇し続けておりますが、小麦はその影響だけではなく不作も一因とのこと。人為起源の気候変動などの影響で食糧危機が叫ばれている昨今、食料を巡ってまた紛争や戦争が勃発するのではないだろうか? 自ら奈落の底へ落ちて行くよう。どうして人間という生物は何時もこうなんだろうか…。

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