モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

マメダコ

2004年10月24日 | その他の海洋生物
学名: Octopus berenice
 
 
 体長:10cmほどの小さなタコです。秋になると磯の低潮線以上の岩の裂け目などでよく見かけ、このタコの巣穴の近くには、食べた貝やカニの甲羅などの残骸があるので、容易に見つけることが出来ると思います。巣穴にストローでほんの少し酢を入れると、あっという間にタコが巣穴から出てきます。この時、酢の入れ過ぎには注意してください。タコが巣穴の中で死んでしまいます。

 このタコと同じような大きさのよく似たヒョウモンダコという猛毒を持ったタコがいるので注意してください。ヒョウモンダコは興奮すると、体表にコバルトブルーの鮮やかな斑紋が表れます。また、イカ・タコの仲間は鋭い嘴を持っているので、噛み付かれないように注意が必要です。
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ヒョウモンダコ

2004年10月03日 | その他の海洋生物
学名: Hapalochlaena fasciata
 
 
 体長:10cmほどで、猛毒の有するタコとしても有名です。興奮するとコバルトブルーの鮮やかな斑紋が表れます。猛毒を持ったタコですが、危害さえ加えなければ襲ってくることはありません。毒の成分はテトロドトキシンでフグ毒と同じものだそうです。また、海外ではこのタコを食べて、中毒死した事例もあるので要注意です。咬まれると10分ほどで患部周辺が麻痺し、やがて首や顔に麻痺が広がります。重傷の場合は嚥下障害・言語障害が起こり呼吸困難に陥り、死亡することもあるそうです。応急処置としては、直ちに救急車を要請して、傷口から血を絞って毒を出し、流水で洗い心臓に近い傷口の上方を紐等で止血する。呼吸困難を訴えた場合は人工呼吸を実施して下さい。
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アカウミガメ

2004年09月27日 | その他の海洋生物
学名: Caretta caretta
 
 
 八重根漁港で「プシュ~ッ」という吸排気音が聞こえたので、そちらの方へ目を向けると、アカウミガメが水面に頭を出して呼吸しておりました。慌てて車からデジカメを取り出して静かに近寄ったところ、一旦、潜行していたものが30秒ほどで浮上してくれました。漁港内へ迷い込んでしまったようです。ウミガメ科の全種はワシントン条約の附属書Ⅰに記載され、商業目的の取引は禁止されているそうです。
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