一人人海戦術

世界の3%くらいの人に納得してもらえばいいかなと考える、オメガ・ブロガーを目指してみようか。

七瀬ふたたび ―悪夢の全滅エンディングを回避できるか―

2008-11-01 21:10:31 | 書評と感想
私は筒井康隆の作品しか読まないという偏った読書傾向を持っているが、その中でもこの作品は、今回NHKによるドラマ化で3回目のドラマ化だろうか。原作が全滅エンディングであるため、普通にそうなってしまう可能性が高かったのだが、今回は「タイムトラベラー」漁(すなどり)が大学の先生だったり火田パパが生きていたりと、かなり脚色されているのでどうなるか分からない。常々、七瀬グループの敗北は「千里眼」西尾をあっさり殺してしまったことにあるのではないかと思っていたので、第4回の放送で西尾は死なずに済む上に、理由はともあれ七瀬をかばったので全滅エンディングを回避できる可能性が強まったようだ。例のあの集団の接近を感知できるのは西尾だけなので何らかの形で後々回復してから関わって欲しいものだ。火田パパ自身がすごい奴だったというのもありだが、もう少し知恵とコミュニケーション能力を働かせて乗り切って欲しいものだ。それと、原作ファンからすると、あのお笑いの丸っこい子に死亡フラグが立っているので、要チェックだ。最後に、七瀬三部作の最後「エディプスの恋人」は映像化されることはあり得ないのだろうか。あり得ないのだろうな。18禁にせざるを得ないからか。

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