リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

東京都民が「安倍1強」に鉄槌?

2017-07-03 | 政治
7月2日に投開票された東京都議選で自民党の惨敗ぶりは,6月30日付でやりたい放題の安倍政権を動かす機会が都議選だと書いた私にも予想外だった.国民の疑問には全く向き合おうとせず,反対の根強い共謀罪法案は委員会審議を打ち切って成立させるという,民主主義を踏みにじるやり方に,ツイッターもフェイスブックもやっていない私でさえこのようなブログを立ち上げて発信することにした.東京の有権者も民主主義の危機に目覚めて一票を行使した……のだろうか?
今日の朝刊にもあったが,結局,
●自民党は公明がいないと選挙に勝てない
●「自民1強」は自民以外の選択肢があれば簡単に崩れる
というだけのことにも思える.1~2週間前だったか,自民1強の基盤が意外に脆弱だという新聞記事があった.小泉人気のときは無党派層の強い支持を得ていたが,安倍政権下での自民1強は「他よりはまし」という消極的な支持が多いだけで,何かのきっかけで崩れるという趣旨だったように思う.民主党も共産党も政権を預けるには頼りないという思いからやむなく自民党に投票している人が多かったのだ.それがこのたび,颯爽と現れて石原都政の暗部を暴いた小池知事の人気で新党「都民ファースト」が「自民以外の選択肢」となったのだ.
都議選の結果は,相次ぐ自民党のスキャンダル報道に影響されて何となく新しい小池新党に投票してみたという人が多かった…と言っては都民の方々に失礼だろうか.安倍政権の横暴に目覚めて自民批判票を投じたと思いたいが.


追記:8月25日の朝日新聞朝刊で自由党代表・小沢一郎氏が小池新党圧勝の要因を「安倍内閣への不満」と述べていた(「(民進党代表選を問う:3)政権交代、必ずある 小沢一郎自由党代表」).ただ,氏によると,その内容は「給与の格差,雇用の格差,地域間格差.年金,医療の不安定さ.」ということらしい.そうなのだろうか?たしかにこれらは問題ではあるが,有権者が問題視したこととは違うような気がする.
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