日々雑感  ~ 青亀恵一

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武道の必修化

2012-02-29 07:10:05 | 教育
武道の必修化

今年の4月から中学校で、武道が必修化されます。

当地の中学校では、柔道を選択しているようです。

その理由は、学校現場の意向。

果たして、そのような選択の基準でよいのだろうか。


新学習指導要領は、武道の内容として、
柔道・剣道・相撲・なぎなたなどを
挙げているようですが、
ほとんどの中学校が、
用具などの経済的負担が少ない柔道を、
体育の授業で実施すると思われている。

まず、ほかの武道は、だめなのか。
合気道や空手(型)なども検討されたのだろうか・・・

柔道の採用に際して、
「柔道事故」の発生を懸念する声も上がっている。

先日も、NHKのクローズアップ現代で、
この柔道の採用による
「柔道事故」の発生を懸念する番組を行っていた。

内田良名古屋大学大学院准教授の事故調査によると、
中学校の部活動における死亡事故では、
生徒10万人当たりで換算した死亡者数は、
1位が柔道の2.376人、
2位がバスケットボールの0.371人、
3位がサッカーの0.275人など。


柔道による死亡事故率が極めて高い。


「スポーツ事故は主に部活動中に起こっており、
普通の授業ではほとんどない」
という意見がある一方、


「参加態度が悪い者、
取り組み意欲が低い者も含まれる授業のほうが、
部活動よりも事故の危険性が高い」
という意見もある。


また、体育教員は、
必ずしも柔道など武道の経験が
あるとは限らないとの問題点もあり、
武道指導者研修を計画的に進めているようだが、
そのような指導だけで、
経験不足や知識不足の中で、
事故防止が図れるだろうか
との疑問もある。



「素人(の教員)が素人(の生徒)を指導するのが一番危険だ」と声も。


文部科学省では、専
門的技量や知識を持った
町道場の指導者や警察官OBらを授業で活用するよう、
求めているようだが、
現場はどのような判断で向かうのか。

閉鎖的な学校現場での、危うい授業。

事故が起こらないようにと
願うのみである。

ダンスも必修化ということらしい。
その真意を理解しかねるが・・・・







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