小学生高学年用のお手本を書きました。
1000枚で1500円程度のセールで買った格安練習用紙に、
筆も羊毛ではなく、兼剛の筆で書きました。
あいかわらず、のびのび大きく書きました。
これに関して「雲」の縦画が、下の横画にぶつかった。
「流」が窮屈か。「星」をあと1㎝ほど下に書けば良かった。
中心がずれたとか。アラが見えているのですが、
妥協しちゃったのを子供に渡しています・・・。
話しは変わりますが、私は仙台に習いに行くと、師匠から
「多くても2・3枚で作品を完成させなさい!」って言われます。
師匠のような、その域には到達しておりません~と思いつつ、
集中して書くと、師匠は「書けるのだから、自身を持って書きなさい」
と述べてくれます。そして朱で真っ赤に訂正してくれたりします。
師匠は「これが私なりの書き方、参考にして」と述べて強要はしません。
私はなるほどとなりながら、自分の悪い所や、師匠の良い所を比較します。
たまに周囲にいる先輩の中に、師匠よりも私の書き方が良いと思ってくださる
御方もいて、いいね!とお話ししてくださる時もあります。
ただ最近、師匠も調子が優れないようで、このやりとりもしばらくしたら終わると
思うと、切ないです。先輩方で、まとまろうという話もないですし・・・。
私が書を上手くなりたいというのは、師匠や先輩達とのこのやりとりが楽しくて。
展覧会はおまけになっているというか、それよりも身近な人達と楽しくしたい
という所なんです。
まあ、他の社中の勉強会などに積極的に参加してアピールして、その結果、入賞すれば、
身近な人達も大いに喜んでくれますが。ただやはり、別な書き方を身につける事で、
それによって、今まで師匠から学んだ書き方を蔑にはできませんし。
殻から抜け出せないといわれます。
この不器用さで、地道に書き続けていくのだと思っています。
私のいる社中を引っ張って行ったり、まとめたりする力はないし、
展覧会入賞する力もないですが、
師匠の書き方や、故・加藤翠柳先生の書き方を基本として、
貫きたいと思います。
乱筆すいません。愚痴りました~
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