アンソン・ラムBLOG by ANSON LAM 香港・日本舞台俳優‐林沛濂

在日本学習戲劇,在東京生活了九年的舞台・電影演員-林沛濂的部落格
日本語と中国語で芝居する香港人俳優-アンソンのブログ

次回舞台:大ヒットした中国映画「風声」舞台版の香港バージョン

2011-11-28 | Weblog
皆さん、

お元気ですか。

今度は2008年9月の「ニュールンベルグ裁判」と2010年6月の「Sunday in the park with George 日曜日ジョージと公園にて」の次、僕が劇場空間と3度目の舞台です。今回も大好きな香港名演出家の張可堅が演出なので、とても楽しみです。

第二次世界大戦中、日本軍と抗日スパイとの諜報戦をミステリー仕立てで描いた作品ー「風声」。

主催:劇場空間

日程:2012年1月12日(木)-15日(日)

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あらすじ:

 1942年、対日協力の汪兆銘政権下の北京(当時:北平)。当時日本の皇軍や汪兆銘政権の政府機関、要人が次々と襲われる抗日テロが続発していた。犯人を必死に追及する皇軍特務機関や汪政権政府軍関係者。どうも「老鬼」と呼ばれる人物が司令塔らしいと、必死にその影を追い求めていたが、杳としてその正体が知れない。
 皇軍特務機関の龍川(アンソン)は内部から情報が漏れているのではないかと疑って、汪政権軍の華東討匪本部軍機処のごく限られた者に、皇軍の幹部らが集まるという偽の情報を流す。果たして、抗日スパイが、その日時にテロを仕掛けるよう指示する暗号文を流しているのを把握する。その偽情報に接することが出来るのは、軍の機密を扱う軍機処の5人のみ。
 その5人の中に「老鬼」がいると、早速、要人接待用として使われていた別荘にその5人を呼び集められた。メンバーは通訊員顧曉夢、暗号解読専門家李寧玉、隊長呉志國、総司令副官白小年、そして軍機処長金生火。
 まず副官の白の字が暗号文の書体に似ていると拷問に掛けられ、拷問死するがどうも「老鬼」ではなさそうだ。次に態度が怪しいと軍機所長の金が疑われる。彼は身の潔白を立てるためにピストルで自殺する。果たして「老鬼」は誰だ?やがて、抗日スパイたちの思いも付かないような謎が明らかになる...

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舞台劇《風聲》

解碼易讀 暗算難防
一個內憂外患的時代 一場內鬼與心鬼的交戰
麥家同名小說 首登香港舞台


1941年,汪精衞的南京國民政府、蔣介石的重慶國民政府,與及毛澤東的陝甘寧邊區政府勢成三足鼎立,各自為政,互為掣肘。在日軍統治之下的杭州,日偽情報組織發現有一名代號「老鬼」的中共諜報人員潛伏內部,遂製造虛假情報,引蛇出洞。一個深夜,情報組織四名男女被秘密帶到一所名為「裘莊」的別墅,四人當中必有一人是老鬼。

在這個互不信任的年代,短短四天之內,一幕幕鬥智鬥勇的人性角力不斷在裘莊上演。各人周旋在猜疑和不安之中。

錯綜的線索,難解謎團,生死的抉擇,誰能在這場意志與才智的較量中贏得最後勝利?

原著: 麥家
改編/編劇: 李容、趙瀲
監製: 榮蓉、張可堅
執行監製: 李淑君
導演: 張可堅、余振球
舞台設計: 余振球
服裝設計: 袁玉英
燈光設計: 溫廸倫
作曲 / 音響設計: 劉穎途
製作經理 : 李浩賢
演員: 凌紹安、楊螢映、馮祿、蘇育輝、林沛濂(アンソン)、安迪

西灣河文娛中心劇院
2012年1月12至14日 (四至六) 8pm
2012年1月14至15日 (六至日) 3pm

「ぬけがら」中国広州公演

2011-11-27 | Weblog
11月14日に中国の広州へ移動して、こちらの広東省芸術祭で「ぬけがら」が上演しました。広州の皆さんも舞台を受けてくれて、僕はまた素晴らしい経験が出来ましたし、やはり良いものならどこにいっても受け入れてくれるんだなと実感していました。

写真はこちらの楽屋にて。

「ぬけがら」香港公演無事に終了

2011-11-27 | Weblog
佃典彦作「ぬけがら」は10月22日の初日を迎えて以来、11月4-6日の追加公演も含めて、無事に19ステージを終えました。

10月29日に作者の佃典彦さんが香港まで舞台を観に来てくださって、終演後のシアタートークにも出席していただき、この日も満員の盛況でしたし、佃さんとKANSさん(一緒に香港に来ていただいた音楽人の方)も喜んでいただきました。

香港演劇業界と観客からもとても良い評価をいただいて、動員も良かったので本当に嬉しかったです。

後に中国の広州へ広東省芸術祭に参加して、二日間の公演をしましたが、こちらも大きな反響をいただいて、大成功の中で「ぬけがら」香港版はしばらく幕が下がりました。

主催の香港話劇団がこの作品を保留演目に決まり、2013年に再演に決まりそうです。

日本大学芸術学部で演劇の専攻をして、卒業してからしばらく東京で演劇活動をしてから香港に帰って、日本から得たものを演劇を通して香港・日本の文化交流も出来て、日本の素晴らしい作品を香港に紹介出来ることが、本当に幸せです。

今後も日本と香港の架け橋でやっていきたいと思っています。
これが僕の生き甲斐です。

アンソン
27.11.2011

(写真の真ん中に帽子を被っているのは佃典彦さん、赤い服を着るのはKANSさん)

「ぬけがら」はいよいよ

2011-10-16 | Weblog
こんにちは。

「ぬけがら」香港版の初日までは一週間切りました。

昨日の通し稽古が終わって、演出のロイが少し満足しそうに言いました。
「これで行ける!だけど、まだまだ良くなれるから、もっと頑張ってほしい。」

流石香港トップ劇団の香港話劇団。

自分の香港で一番好きな舞台俳優と女優の二人もこの劇団に専属し、しかも今回はお二人と同じ舞台に出来るなんて、俳優としては本当に幸せだし、めったにない今回の舞台をより大事にしたく、楽しみたいと思っています。

芝居の中は原作を忠実にし、あるシーンでは日本の歌もあり、父役の皆で唄います。
これもなかなか楽しくて、皆のうまい日本語で感動されています。

先日はI-CABLEテレビで稽古風景とインタビューが放送されましたが、
是非見てみてください。

こちらから:「ぬけがら」香港版稽古風景とインタビュー
(CMの後の映像で、約4分20秒のところ)

いよいよ10月22日(土)が初日です。3週間の公演の後、11月半ばは中国の広州にて中国広東芸術祭で上演することになりました。

作者の佃典彦さんが10月29日に香港へ観劇し、シアタートークに出席していただき、これもとても楽しみです!

また報告します。

アンソン

*写真は通し稽古後、ダメ出しの時です。








最新舞台-佃典彦作「ぬげがら」

2011-10-02 | Weblog
皆さん、

お久しぶりです。
お元気ですか。

僕の次回の舞台を紹介したいと思います。

弟50回岸田国士戯曲賞受賞作「ぬけがら」(広東語題名:脱皮爸爸)を10月22日から香港で上演することになりました。

三谷幸喜作「笑の大学」、向田邦子「愛という字」の次、今度は佃典彦さんの名作「ぬけがら」を香港にて香港話劇団という香港トップな劇団で上演させていただいて、とても嬉しく思いますし、ワクワクしています。

以前は文学座で初演し、再演もされましたが(詳細はこちらから)、今回は初めて日本語以外の言語で海外で上演されるそうです。

あらすじ:

 夏、県営住宅の一室。昨日母親の葬儀を済ませ、今日は妻に離婚届を突きつけられ捺印を迫られている男、鈴木卓也。41歳の元郵便局員。彼は、学生時代の友人との浮気がばれ、車で人身事故を起こし、職場もクビになる始末。心臓の悪かった母親は、度重なる心労であえなく他界。そして、残されたのは、84歳になる認知症(痴呆症)の父親ただ一人。男は失禁した父親をトイレに連れて行ったが・・・その後気が付くといつの間にか深夜。父親を探してトイレで見たものは、なんと父親の〈ぬけがら〉。そして脱皮したらしい父親は20歳若返り、元気そのもの。その後も、まるでセミのように脱皮を毎日繰り返し、父親はドンドン若返ってゆく。男は、若返る父親に戸惑いを感じるしかなかったが、若返るとともに知れる父親の過去を現前にして、今まで置き去りにしてきた父親との絆を今あらためて感じるのであった。

今は稽古の真っ最中です。
日本版の演出とちょっと違いますけど、なるべく原作や日本の生活感などを出せるように、僕(翻訳と助演)と演出の司徒慧焯(昨年の香港舞台劇賞最優秀演出家賞受賞)を丁寧に解釈したりして、皆と一緒になって良い作品を作りたいと思って、頑張っています。


嬉しいことに、佃典彦さんは香港まで来ていただいて、観劇後はシアタートークにも出席していただきます。

上演は10月22日ー11月6日までです。
場所は香港藝術センター劇場です。

詳細はこちらへ。

香港トップな演劇人、演出家、役者たちの一緒に作るこの舞台、本当に楽しみにしています。

この企画が出来るきっかけになったのは、日芸同期の仲間の時枝くんに協力してもらったお陰です。ありがとう!

また報告します。

*ちなみに僕は翻訳と助演以外は、出演(父5役)もします。

アンソン

「吉房」舞台写真 

2011-07-29 | Weblog
舞台を通して、人々に人生や生き方、他人とのあり方にヒントを与えられたら嬉しいです。演劇は何か出来るかと考え直したい。アンソン

舞台「吉房」 と 僕

2011-07-29 | Weblog
「吉房」はようやくこの間の追加公演も終えて、大成功を収めました。

前回紹介したように、この作品は仏教の思想から発想したアイディアで作られた作品で、多くの人に観てもらって、この作品の旨から観客がヒントを思ってくれたら嬉しいです。

3年くらい前から母についてチベット仏教の集会に通うようになったが、そこの先生の話と先生の人柄に魅了されて、この3年間は出来る限り通っています。

以前は宗教のために宗教、信仰を信じるのが抵抗があって、何度も友人に教会に誘ってもらったこともあったり、仏教の話を聞かせてもらったりしたこともあるけど、なかなかすぐにその道に歩むことに決められなかった。いつもは、平常心で自然な心境に任せたいと思っていたからでしょう。

母と何かを一緒にしたいと思ったので、母が良いと言っていた先生に挨拶に行ったら、僕の人生にタイミングが良かったから、何か分からないけど、自然にここの集会に参加するようになった。

最初は先生のところへ何かあった時に相談に行く場所だったが、先生は仏教の宣伝を一切せずに、仏教と生活を一緒にする考え方で話をしてくれたり、いつもヒントをいただきました。

だんだん、宗教とは考えないで、ある生き方として自分の人生を考えるようになった。
仏教の話はここで話さないが、言いたいのは先生がこの舞台を観に来てくださって、互いにヒントを与え合ったと思う。先生のお陰で、慈悲、平常心などを学べる。

舞台は愛が溢れている場所のはず。皆は一緒になっていかなければ、いい舞台にはならないと思う。キャストも、スタッフもだ。いつも自分ばかり表現したい役者の一人でもいれば、他の役者を批評する役者もいれば、良い舞台になることはないと思う。一人芝居の場合はまだ成り立つかもしれないけど、なんと言っても舞台は共同作業だ。

家族と親戚が舞台を観に来てくれると、少し緊張する傾向もあったが、今回のカンパニーとこの芝居から学んだもので、この芝居が一番大事にする要素の「愛」の力をたくさん
もらった。学んだ。そして母や親戚がいた時の公演もさらに愛を感じて、舞台がさらに力が溢れていた。

舞台が終わった今また人生の命題を考えるようになった。落ち着く時はいつもこうなるけど。。。これもつねに考えなければならないことだと思う。人生は何のために生きる?そして、自分は何をしなければならないのか。自分のためじゃなくて、もっと範囲を広めて、社会、世界、人間には何か出来ると考えて、行動しなければならないと思う。

10年後、いや、五年後の僕はどこで、何をしてるだろう。
楽しみだ。
目標がなければならない。でも無理もしてはいけない。
難しいけど、自分が何かを信じればきっと大丈夫だ。

アンソン

アンソンの最新舞台-「吉房」A hollow room

2011-06-23 | Weblog

香港話劇団「吉房」 A hollow room

2011-06-23 | Weblog
こんにちは。

元気ですか。

明日(6月24日)はいよいよ僕の最新舞台「吉房」の初日です。

これは念願の香港話劇団の初主演作品です。

中学生の時、初めて香港話劇団の芝居を観て、香港理工大学で勉強した頃、よく芝居三昧で、その頃はよく香港話劇団の芝居を観ていました。
一昨年はミュージカル「SCROOGE」に出演しましたが、今回は香港話劇団の専用小劇場でこの劇団の看板女優(陳煦莉)と香港ミュージカルの人気俳優とミュージシャン(朱栢謙)と一緒にこの芝居を創作します。劇作も陳煦莉です。
演出は昨年香港舞台劇賞の最優秀演出家賞を受賞した司徒慧焯と陳煦莉が勤めます。

物語:

ある会社員の女の人が人生にいろいろな問題を抱え、会社のビルから飛び込もうと自殺しようとして、その時は会社の掃除係りに止められ。。と同時にこの時、この作品の進行役の僕(アンソン)が現れ、二人の立場と肉体を入れ替える。。そして芝居が続き、今度は立場が逆になった「会社員」が「掃除係り」を自殺することをやめさせようとして、物語を聞かせたりして、自殺をやめさせようと説得する。その「彼女」のいくつの物語の中、僕も劇中劇の役になったり、コーラス6人の役者も全体の作品に出てきたりして、物語の中の物語を一緒に作ってくれます。
最後に、「掃除係り」の運命は?そして、この物語の僕は実は誰・・・?どうして時には進行役?時には劇中劇の役?どうして時には小さい時の「会社員」・・・?二人は結局・・・?

作品の旨は、仏教の思想から出発し、人を愛し、相手の立場から考えて欲しいとのアイデアです。

舞台美術の阮漢威と身体表現指導の伍宇烈も香港一流の芸術家で、一緒に出来て最高に幸せです。

とても楽しみです。

舞台は6月24日から7月10日までです。

詳細情報はこちら:http://www.hkrep.com/tc_chi/season/2011-season9-1.html

また報告します。

アンソン

舞台《直子小姐》 再見 

2011-04-26 | Weblog
舞台劇《直子小姐》昨晚曲終人散…
知道有很多觀眾﹐無論行內及行外人也喜歡今次的製作。加上演出順利成功,感到很幸福。

能把《愛・這個字》(直子小姐原著)帶來香港﹐由數十頁紙的文字作品(電視劇本)成功變成自己最喜愛的舞台﹐一個首次以日文以外的語言上演的向田邦子作品。很開心。百感交雜。
完結後第二天的今天﹐一切似是一個夢…很美。就像《愛・這個字》。也像《直子小姐》。

要感謝很多人。

但先想把時光倒流說出数年前在日本的書店邂逅《愛・這個字》﹐至今天變成《直子小姐》期間遇上的人及事﹐並一一道謝。
首次看過《愛・這個字》時﹐已經認為值得介紹給香港人。想給大家認識向田邦子及日本人對愛、生活及生命等的看法。這計畫一直在我心中。
感謝朱老師偉傑對我的信任。接受我上演《愛・這個字》的建議。引用和子女士的感想「佩服你的才華」。你令《愛・這個字》及直子添上生命及豐富色彩。
感謝日本的株式会社文藝春秋﹐令我成功聯絡上已故原著作者向田邦子的妹妹向田和子的代理人烏兔沼女士(跟和子女士同行香港的女士)。多得她的穿針引線令我去年能跟和子女士在東京見面。
感謝和子女士對我的信任及期待。謝謝妳的讚賞。
感謝中津留誠先生(跟和子女士同行香港的男士)在傾談上演版權及條件﹐來港之事﹐商務印書館分享會等事宜時提供的協助及付出。
謝謝心悠。沒有妳就沒有直子小姐。
謝謝鳳鳴﹐魚旦。謝謝你們在舞台上的共同呼吸。
謝謝Joyce。妳的沙畫令整個演出添上生命。當然妳的化妝亦功不可没。
謝謝Matthew的音樂﹐非常配合直子小姐。利害。
謝謝Cindy的舞台及服裝設計。讚。
謝謝Ziv的投射﹐正。
謝謝Eric。未見過這麼利害但對誰人也這麼謙虛恭敬的大師。
謝謝Kenny﹐Kiki﹐謝謝你倆的努力及容耐。
謝謝Leo﹐Alice在背後的“操作”及付出。
謝謝Tricia每天替我化妝﹐Mira的縫補補及轉景、大蚊、Alfie、阿Ming、阿Yin、票務Key、Heidi、杰佬、阿Ling、C、雯雯、各前台同事及每位為直子小姐付出過的人及支持的觀眾。
衷心感謝喜歡直子小姐的人。
再次感謝上天給我遇上向田邦子。

林沛濂敬上

向田邦子原作 舞台「愛という字」(広東語題名:直子小姐)

2011-04-15 | Weblog
向田邦子原作、私が翻訳・プロデユース・出演する舞台「愛という字」はいよいよ来週の木曜日の4月21日が初日です。


舞台「愛という字」(広東語題名:直子小姐)
4月21(木)-24日(日)
香港シティホール劇場


劇団同流の芸術監督タン ワイキットとは「笑の大学」でコンビを組んで以来、今回は僕たちが日本の作品を二回目の上演を迎えます。

彼は以前から香港、韓国、パリ、イギリスで長年をかけて演劇活動をし、とてもインタナショナルな視野を持ち、長年のキャリアを持つ香港一流な演劇人です。昨年は「笑の大学」香港版で香港舞台劇賞で最優秀演出家賞と最優秀主演男優賞(検閲官役)を受賞しました。

向田邦子作品に出会ったのは、日本で留学の時でした。
最初の出会いは映画の「阿修羅のごとく」でした。

日本人の繊細さ、その芸術的なコミュニケーションの仕方、日本人女性が見る世界、その独自な言葉などに惹かれています。

「愛という字」は典型的な日本家庭(僕から見ると典型的でもないと考える)から社会へ、世界へ発信する愛に対する見方と解釈がとても伝えたいものがあります。

是非香港の人に日本の美しいものを伝えたいと思い、「愛という字」を読んだ時にいつか香港で上演したいと思いました。

昨年は向田邦子の妹さんの向田和子さんに出会い、いろいろな人の協力を得られ、この作品は一年後の今が上演出来、ラッキー過ぎます。嬉しい限りです。本当に皆さんに感謝します。

ヒロインの影山直子役は映画女優の劉心悠(アニー・ラウ)に演じてもらいます。彼女とは以前、NHKと香港国営放送局(RTHK)の共同制作ドラマ「幸せなスープはいかが?」の時に一緒に仕事をさせてもらいました。その時に彼女は成宮寛貴とカップル役を演じて、日本のうどんと香港麺の話を語りました。今回は僕と夫婦役を演じて、家のシーンをいくつかを演じます。

タン ワイキットは画家の守田踏夫を演じ、演出もします。
彼の演出により、とても独特な雰囲気を持つ舞台が出来上がっていると思います。
原作のある場面から霊感を与えられ、サンドアートの要素も入ります。

とても楽しみです。 

また報告します。

アンソン

写真は先日の宣伝活動にて
左から:フォンメン(斉藤さつき役)、タン ワイキット、劉心悠、アンソン

Happy New Year 2011

2011-01-17 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。

2010はいくつかの舞台の出演、マカオでオペラの舞台、舞台「楼城」上海万博公演、「笑の大学」で香港舞台劇賞で受賞などの仕事が出来、大変充実の出来る年でした。
2011年はどんな年になるしょう。
これからの一年も目標に向かって、焦らず、諦めず、平常心で一歩一歩で頑張って行きたいと思っています。結果も大事だが、過程から学ぶ経験も忘れないように頑張ります。

2011年の舞台:

1月  「笑の大学」再演(翻訳・出演)-劇団ナンセンスメーカ 
4月  「愛という字」向田邦子作(翻訳・プロデユース・出演)-同流
6-7月 「アラビアンナイトより~創作劇」(タイトル未定)(出演)-香港話劇団
7月末  日本の演劇祭へ参加(出演)
10-11月 「ぬけがら」佃典彦作(翻訳・出演)-香港話劇団

また、3月からは「香港大学専業進修学院」で日本語で教える「舞台表現入門」というクラスを担当することになりました。香港滞在中の日本人や日本語の出来る人を対象する演劇基礎のコースです。日本で学んだことや、日本と香港の舞台で経験したことを演劇に興味の人にシェア出来たらと思います。楽しみです。

2011年は皆さんにとっても豊かな年でありますよう~
今年も宜しくお願いします。

アンソン


写真は上海黄浦江にて

「笑の大学」香港版 再演2011

2011-01-17 | Weblog
2009年7月初演、
2010年1月再演、
そして、2011年1月19日よりは二度目の再演。
今度はようやく役者として参加出来る。

「笑の大学」香港版の誕生から今度の再演2011までは、あっという間に2年も経ちます。
この二年間は、笑の大学のお陰で本当に多くのことを学んだし、いろいろな人と出会ったし、多くなチャンスに恵まれました。
チャンスというのは、いつ来るか分かりません。これがチャンスだと分かれば、チャンスになると思います。チャンスは一生来ないかもしれません。自分次第かもしれません。チャンスが来てくれる時は、一回限りかもしれません。

ある方からいただいた言葉「無欲で慈悲の心を持っていれば、仕事もお金も何でもやってきます」。僕は目標を明確にすることが重要だと思っています。あとは、努力と続けること。運がよければタイミングというものがやってくると思います。

平常心。

つねにいろいろなものを見て、いろいろな人の話を聞きたい。

日芸の演劇の先生が言った「良い役者になる条件は、ちゃんと生きてることだ。‘ちゃんと?って意味は分からないんだ。自分で感じろ!」
この言葉の意味は、一生の課題だ。


写真は、香港の地下鉄に笑の大学

「楼城」上海公演

2010-08-28 | Weblog
「楼城」2010版は無事に終わってから早くも三週間も経ちました。

「楼城」のおかげで、俳優としての成長、演劇人としての成長、そして人間としての成長もはっきりと自覚出来ました。2008年の初演から今回の2010版までの二年間はいろいろな仕事が出来、たくさんのことを経験し、学んで、やはり常に動く、ものを見る、吸収する、積み重ねることが大事だと物凄く感じています。動くというのは体のことを指すのみではなく、体全身や脳みそまでも常に何かを感じて生きていかなければなならいのだ。この姿勢は自然体でいることも大事だと思っているけど、周囲の動きの気配を感じ、自分のやりたいこと、進みたい道へ対して、ある種の予測も大事でしょう。それから将来に対するビジョンが生まれ、自分がどういう風にそこに向かっていく力、感も生まれて来るでしょう。

「楼城」から重要な啓示を与えられ、上海公演の時もきっと何か面白い発見が出来る気がする。楽しみ初海外公演に行ってきます。

*写真は初演の時のもの。



「楼城」2010版上海公演
http://www.thtdupif.com/season/season_c.html(進劇場ホームページ)

http://www.youtube.com/watch?v=z8IPsBgIC6U&feature=related(宣伝VTR)

上海大劇院中劇場
24-25.09.2010 (五-六) 7:30pm
香港在2010世博 

英語及粵語演出,附中、英文字幕

導演/文本:陳麗珠Bonni Chan
演出:紀文舜、林沛濂(アンソン)、Claire Nicholls、尚明輝、蔡運華、徐奕婕、Benny Yu、陳麗珠
錄像及音樂:BURST TV (英國)
文學指導:Liam Hurley (英國)
舞台設計:孔瑄
燈光設計:劉銘鏗
服裝設計:鄭文榮

主辦:
中國上海國際藝術節
節目查詢:(86 21) 6272 0702 / www.artsbird.com (中國上海國際藝術節)

次回公演 「樓城- 2010續建版」( The Will to Build 2010)

2010-06-27 | Weblog
2008年に初演し、2年経った今年に新たな構成をされ、台本とキャストも少し前回と違った再演です。


7月末は香港公演
9月末は上海万博公演


香港人の土地、香港人の住む場所、香港人が住むことに対する考え、思い、訴え、問題、希望などを伝えたい香港のオリジナル作品です。

香港の元政府高官、建築家、町のデザイナー、社会運動を活躍する人々、建築現場で働く人々、大工、住宅団地に住む人々にインタビューした内容を整理され、この舞台の台詞となります。

舞台の流れは、19年代中国大陸から人々が香港という小さい町に移住してきて、住む場所のないこの町では、大勢な香港人はどのように生きてこられるか、イギリス政府、香港政府は香港人のために・・・でも香港人の望みは・・・

家が欲しい。

自分たちの土地を守りたい。

他人と仲良くしたくて、コミュニケーションが取りたい。

考える空間が欲しい。


進劇場 Theatre du Pif
樓城
The Will to Build
(2010 續建版 version)

英語及粵語演出,附中、英文字幕
Performed in English and Cantonese with Chinese and English surtitles

香港大會堂劇院 Hong Kong City Hall Theatre
30.07 – 01.08.2010 (五 Fri –日 Sun) 8pm
31.07 – 01.08.2010 (六 Sat –日 Sun) 4pm
票價Ticket Price: $180, $120

Build it up. Tear it down. Who cares?
興建與摧毀不斷,
磚石、樹木、海水、人情讓路
跑抵地盤,聽我城家事。


在粉碎與興建的急速步伐間,誰有停下一刻的意志,
看看多用途空間的委屈、聽聽令人耳鳴的電梯速度、
探探重重護衛的歐陸式屋苑、不許停駐的公共空間、
擬真似假的古蹟、密集的基建工程地盤……

隙縫生活中是努力維護的個人尊嚴與社群連繫、是久被壓縮的夢想本能、是令人慨嘆的回憶、教人氣憤和傷感的原委、還有叫人讚嘆的生存策略和智慧……

2010年的績建版,進劇場從走訪過的數十位香港人士的訪談中,重新編排,加入更多不同人士聲音,不僅展示一個高速發展城市的面目,更是一個個獨特的生活體會和讓你我動容的真實故事。作品結合進劇場擅長揉合形體、文本和視象各種元素的創作風格,將「引錄劇場」帶向另一層次。


Acclaimed Hong Kong-based theatre company Theatre du Pif collaborates with BURST TV, a London-based collective of multi-media artists, in a provocative piece of “verbatim theatre” that aims to stimulate debate about the value of Hong Kong’s built heritage.

Exploring five key elements - space, pace, functionality, spirituality and identity, The Will to Build examines the past, present and future of Hong Kong’s relentless cycle of construction and destruction, and its effects on the bodies, hearts and minds of the city’s inhabitants.

This powerful drama skillfully weaves together verbatim transcripts of Theatre du Pif’s interviews with real people who are intimately involved in and affected by our city’s obstinate will to build: property tycoons, construction workers, architects, planners, preservation activists, politicians, Feng Shui masters, former colonial dignitaries, cage-dwellers…


「大開眼界,也大為感動……此劇應該搬到香港各中學、大學、公共房屋和廣場去演出。」
– 李歐梵《明報》
“highly surprising and deeply moving… this production should be performed in all secondary schools, universities, public housing estates and squares” – Lee Ou-fan, Ming Pao Daily News

「技藝與熱情兼具……正是當今世上這人煙稠密的城市極需要的劇作……」
– 《英國建築師期刊》(08年12月)
“A performance with both skill and verve… much needed in a city that is now as densely populated as any in the world” – The Architects Journal UK, Dec 08



導演 / 文本 Director / Text:
陳麗珠 Bonni Chan

演出 Performers:
紀文舜 Sean Curran
林沛濂 Anson Lam
Claire Nicholls
尚明輝 Sheung Ming-fai
蔡運華 Shirley Tsoi
徐奕婕 Ivy Tsui
余健生 Benny Yu
陳麗珠 Bonni Chan

錄像及音樂 Video and Audio Designer:
BURST TV (UK)

文學指導 Literary Advisor:
Liam Hurley (UK)

舞台設計 Stage Designer:
孔瑄 Charfi Hung

燈光設計 Lighting Designer:
劉銘鏗 Lau Ming-hang

服裝設計 Costume Designer:
鄭文榮 Cheng Man-wing


* * * * *

透過進劇場訂票,獲八折優惠,請於www.thtdupif.com 下載訂票表格!
Advance booking through Theatre du Pif and enjoy 20% discount. Please visit www.thtdupif.com for details and booking forms!



節目查詢Programme Enquiries
2268 7325

票務查詢及電話留座Ticketing Enquiries & Reservations 2734 9009

信用卡電話訂票Credit Card Telephone Booking
2111 5999

網上訂票Internet Booking
www.urbtix.hk


* * * * *

香港特區參與2010年上海世博會節目
A Hong Kong SAR Programme for Expo 2010 Shanghai

康樂及文化事務署主辦
Presented by Leisure and Cultural Services Department
www.lcsd.gov.hk/cp

英國文化協會鼎力支持
With generous support of the British Council

進劇場 Theatre du Pif
www.thtdupif.com