アンソン・ラムBLOG by ANSON LAM 香港・日本舞台俳優‐林沛濂

在日本学習戲劇,在東京生活了九年的舞台・電影演員-林沛濂的部落格
日本語と中国語で芝居する香港人俳優-アンソンのブログ

向田邦子原作 舞台「愛という字」(広東語題名:直子小姐)

2011-04-15 | Weblog
向田邦子原作、私が翻訳・プロデユース・出演する舞台「愛という字」はいよいよ来週の木曜日の4月21日が初日です。


舞台「愛という字」(広東語題名:直子小姐)
4月21(木)-24日(日)
香港シティホール劇場


劇団同流の芸術監督タン ワイキットとは「笑の大学」でコンビを組んで以来、今回は僕たちが日本の作品を二回目の上演を迎えます。

彼は以前から香港、韓国、パリ、イギリスで長年をかけて演劇活動をし、とてもインタナショナルな視野を持ち、長年のキャリアを持つ香港一流な演劇人です。昨年は「笑の大学」香港版で香港舞台劇賞で最優秀演出家賞と最優秀主演男優賞(検閲官役)を受賞しました。

向田邦子作品に出会ったのは、日本で留学の時でした。
最初の出会いは映画の「阿修羅のごとく」でした。

日本人の繊細さ、その芸術的なコミュニケーションの仕方、日本人女性が見る世界、その独自な言葉などに惹かれています。

「愛という字」は典型的な日本家庭(僕から見ると典型的でもないと考える)から社会へ、世界へ発信する愛に対する見方と解釈がとても伝えたいものがあります。

是非香港の人に日本の美しいものを伝えたいと思い、「愛という字」を読んだ時にいつか香港で上演したいと思いました。

昨年は向田邦子の妹さんの向田和子さんに出会い、いろいろな人の協力を得られ、この作品は一年後の今が上演出来、ラッキー過ぎます。嬉しい限りです。本当に皆さんに感謝します。

ヒロインの影山直子役は映画女優の劉心悠(アニー・ラウ)に演じてもらいます。彼女とは以前、NHKと香港国営放送局(RTHK)の共同制作ドラマ「幸せなスープはいかが?」の時に一緒に仕事をさせてもらいました。その時に彼女は成宮寛貴とカップル役を演じて、日本のうどんと香港麺の話を語りました。今回は僕と夫婦役を演じて、家のシーンをいくつかを演じます。

タン ワイキットは画家の守田踏夫を演じ、演出もします。
彼の演出により、とても独特な雰囲気を持つ舞台が出来上がっていると思います。
原作のある場面から霊感を与えられ、サンドアートの要素も入ります。

とても楽しみです。 

また報告します。

アンソン

写真は先日の宣伝活動にて
左から:フォンメン(斉藤さつき役)、タン ワイキット、劉心悠、アンソン

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2 コメント

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Unknown (レスリー)
2011-04-22 02:49:45
初日を見ました。すばらしい作品ですね。感動しました。
この舞台は今年まで一番好きです。 でも、22日は香港にいないから、アンソンさんと向田和子さんは会いません、直接に向田さんでありがとうを言いたいね。
もし、機会あったら、向田和子さんに”このすばらしい作品は香港でカバーをできる、観衆にとって、本当に幸せと思う。見た後、もう一度愛の意味を考えるように深いストーリーです。だから、ありがとう、とても嬉しくて感動の夜でした。”と伝います。
私の感想は旅行後、書きます。
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レスリー様 (あんそん)
2011-04-23 12:13:50
初日を見ていただいてありがとうございます!ばたばたしていてお会いできなくて残念でした。舞台を気に入ってくださって本当に嬉しいです。この作品を選んだ時、長年日本に住んでいた自分はストーリの内容や日本人が見る愛のありがたがすごく素敵だと思ったが、香港の観客はどう受け止めてくれるかは、実はちょっと心配もありました。でもこうしてレスリーさんと他の客さんのコメントをいただいて、和子さんも大変喜んでいただいたので、ほっとしました。ありがとう!感激です。これからも応援下さい。またゆっくり話しましょう。アンソン
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