アンソン・ラムBLOG by ANSON LAM 香港・日本舞台俳優‐林沛濂

在日本学習戲劇,在東京生活了九年的舞台・電影演員-林沛濂的部落格
日本語と中国語で芝居する香港人俳優-アンソンのブログ

次回舞台:大ヒットした中国映画「風声」舞台版の香港バージョン

2011-11-28 | Weblog
皆さん、

お元気ですか。

今度は2008年9月の「ニュールンベルグ裁判」と2010年6月の「Sunday in the park with George 日曜日ジョージと公園にて」の次、僕が劇場空間と3度目の舞台です。今回も大好きな香港名演出家の張可堅が演出なので、とても楽しみです。

第二次世界大戦中、日本軍と抗日スパイとの諜報戦をミステリー仕立てで描いた作品ー「風声」。

主催:劇場空間

日程:2012年1月12日(木)-15日(日)

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あらすじ:

 1942年、対日協力の汪兆銘政権下の北京(当時:北平)。当時日本の皇軍や汪兆銘政権の政府機関、要人が次々と襲われる抗日テロが続発していた。犯人を必死に追及する皇軍特務機関や汪政権政府軍関係者。どうも「老鬼」と呼ばれる人物が司令塔らしいと、必死にその影を追い求めていたが、杳としてその正体が知れない。
 皇軍特務機関の龍川(アンソン)は内部から情報が漏れているのではないかと疑って、汪政権軍の華東討匪本部軍機処のごく限られた者に、皇軍の幹部らが集まるという偽の情報を流す。果たして、抗日スパイが、その日時にテロを仕掛けるよう指示する暗号文を流しているのを把握する。その偽情報に接することが出来るのは、軍の機密を扱う軍機処の5人のみ。
 その5人の中に「老鬼」がいると、早速、要人接待用として使われていた別荘にその5人を呼び集められた。メンバーは通訊員顧曉夢、暗号解読専門家李寧玉、隊長呉志國、総司令副官白小年、そして軍機処長金生火。
 まず副官の白の字が暗号文の書体に似ていると拷問に掛けられ、拷問死するがどうも「老鬼」ではなさそうだ。次に態度が怪しいと軍機所長の金が疑われる。彼は身の潔白を立てるためにピストルで自殺する。果たして「老鬼」は誰だ?やがて、抗日スパイたちの思いも付かないような謎が明らかになる...

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舞台劇《風聲》

解碼易讀 暗算難防
一個內憂外患的時代 一場內鬼與心鬼的交戰
麥家同名小說 首登香港舞台


1941年,汪精衞的南京國民政府、蔣介石的重慶國民政府,與及毛澤東的陝甘寧邊區政府勢成三足鼎立,各自為政,互為掣肘。在日軍統治之下的杭州,日偽情報組織發現有一名代號「老鬼」的中共諜報人員潛伏內部,遂製造虛假情報,引蛇出洞。一個深夜,情報組織四名男女被秘密帶到一所名為「裘莊」的別墅,四人當中必有一人是老鬼。

在這個互不信任的年代,短短四天之內,一幕幕鬥智鬥勇的人性角力不斷在裘莊上演。各人周旋在猜疑和不安之中。

錯綜的線索,難解謎團,生死的抉擇,誰能在這場意志與才智的較量中贏得最後勝利?

原著: 麥家
改編/編劇: 李容、趙瀲
監製: 榮蓉、張可堅
執行監製: 李淑君
導演: 張可堅、余振球
舞台設計: 余振球
服裝設計: 袁玉英
燈光設計: 溫廸倫
作曲 / 音響設計: 劉穎途
製作經理 : 李浩賢
演員: 凌紹安、楊螢映、馮祿、蘇育輝、林沛濂(アンソン)、安迪

西灣河文娛中心劇院
2012年1月12至14日 (四至六) 8pm
2012年1月14至15日 (六至日) 3pm

「ぬけがら」中国広州公演

2011-11-27 | Weblog
11月14日に中国の広州へ移動して、こちらの広東省芸術祭で「ぬけがら」が上演しました。広州の皆さんも舞台を受けてくれて、僕はまた素晴らしい経験が出来ましたし、やはり良いものならどこにいっても受け入れてくれるんだなと実感していました。

写真はこちらの楽屋にて。

「ぬけがら」香港公演無事に終了

2011-11-27 | Weblog
佃典彦作「ぬけがら」は10月22日の初日を迎えて以来、11月4-6日の追加公演も含めて、無事に19ステージを終えました。

10月29日に作者の佃典彦さんが香港まで舞台を観に来てくださって、終演後のシアタートークにも出席していただき、この日も満員の盛況でしたし、佃さんとKANSさん(一緒に香港に来ていただいた音楽人の方)も喜んでいただきました。

香港演劇業界と観客からもとても良い評価をいただいて、動員も良かったので本当に嬉しかったです。

後に中国の広州へ広東省芸術祭に参加して、二日間の公演をしましたが、こちらも大きな反響をいただいて、大成功の中で「ぬけがら」香港版はしばらく幕が下がりました。

主催の香港話劇団がこの作品を保留演目に決まり、2013年に再演に決まりそうです。

日本大学芸術学部で演劇の専攻をして、卒業してからしばらく東京で演劇活動をしてから香港に帰って、日本から得たものを演劇を通して香港・日本の文化交流も出来て、日本の素晴らしい作品を香港に紹介出来ることが、本当に幸せです。

今後も日本と香港の架け橋でやっていきたいと思っています。
これが僕の生き甲斐です。

アンソン
27.11.2011

(写真の真ん中に帽子を被っているのは佃典彦さん、赤い服を着るのはKANSさん)