アンソン・ラムBLOG by ANSON LAM 香港・日本舞台俳優‐林沛濂

在日本学習戲劇,在東京生活了九年的舞台・電影演員-林沛濂的部落格
日本語と中国語で芝居する香港人俳優-アンソンのブログ

次回公演 「樓城- 2010續建版」

2010-06-27 | Weblog

Sunday in the park with George 《點點隔世情》

2010-06-17 | Weblog
Sunday in the park with George 《點點隔世情》』(日曜日にジョージと公園で)は先日無事に終わりました。

僕にとって、とてもとても大事な舞台です。
終わった後も、きっとこれからも大きな影響を受けていると思っています。

まずはやはり物語の力です。
主人公のジョージが自分の人生に絵を描くこと、自分の信念に捧げるため、愛する彼女を手放さずを得なかった…
第二幕では、1984年のジョージ(第一幕のジョージは曽祖父)は理想のため、現実に妥協しなければならないことも多い。そこで彼は結局自分の好きなことをすることにして、現実よりも理想の方が大事だと人生を決めた。

一幕と二幕の構成と思想がうまく繋がっている我々にとって普遍的で、人生における大事な課題を考えさせられた話。

演劇をやるのは何のためなのか?
藝術と職業、その間のバランス。
現実と理想との間に葛藤。

僕は自分が何を求めたいか、自分の人生、社会に何か理想を持っていなければならないと思う。自己満足の定義?決してくだらない自己満足はダメ。

常に問いかけて、他人の考えも聞く、思考する、自分を見る、発見する、目標を作る、そして前に進もう。

音楽も芝居と一体化になって、それぞれの役のキャラクターや心境などを見事に描かれている素晴らしいこの作品に参加出来て、俳優としても、人間としても本当に恵まれた。

そして、演出家、舞台美術、音楽監督、出演者、スタッフもとてもハートのある人たちで、情熱と愛が溢れているこのプロフェショナルで、人間的な現場が一生の宝物になっている。

「縁」に感謝する。この舞台の2007年9月の初演に参加が出来なかったけど、その3年後の再演に関われて、本当に運も、タイミングも良かったし、何と言っても、縁だと思う。

つながり。

この作品のメッセージ。

アメリカの劇作家(ジェームス・ラパイン)、作曲・作詞家(ソンドハイム)が1984年に作ったこの作品が世界の反対側の香港で2010年に2度と上演されて、僕たちはこの作品のきかっけになった画家のジョルジュ・スーラが1884年に完成した《グランジャット島の日曜の午後》の中の人物になった。
僕たちはそれぞれの人生を歩んできて、そしてこれからも長い道を歩んでいく。

人と人との出会いは、不思議だ。

つながり。

アンソン
2010年6月17日
香港・西貢

Sunday in the park with George 《點點隔世情》

2010-06-17 | Weblog
第一幕。


photo by Theatre Space

Sunday in the park with George

2010-06-17 | Weblog
第二幕。

左下の写真はジョージ(左、朱柏謙)とデニーズ(右、アンソン)。



photo by Theatre Space

Sunday in the park with George

2010-06-17 | Weblog
1884年のパリ、公園にてフランツとYvnnoe。

2010-06-17 | Weblog
一幕と二幕の最後に出る原作の絵になっている場面。
僕はフランツ(Franz)役。

現代のシーンではデニーズ(Dennis)役。

月刊女性誌「ハーパース・バザー日本版」7月号

2010-06-07 | Weblog
我在今期的女性雑誌「BAZAAR」(日本版)7月号中登場~
請買來看看^^


最新号(7月号)の月刊女性誌「ハーパース・バザー日本版」に登場します。

香港特集の中で見つけて下さい。

香港の美味しい店や流行なども紹介されていますので、是非見て下さい。



次回公演:Sunday in the park with George 《點點隔世情》

2010-05-31 | Weblog
6月11-13日、元朗劇場にて、
劇場空間が主催する「SUNDAY IN THE PARK WITH GEORGE」《點點隔世情》(広東語名)に出演します。

**スティーヴン・ソンドハイム(姆士.平 James Lapine)とStephen Sondheim(史提芬.桑咸) の傑作ミュージカル、『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』(日曜日にジョージと公園で)**

とても独特な曲や歌で構成され、物語も感動的で、新印象派主義の画家のジョルジュ・スーラの生涯などは第一幕の構成になり、第二幕はその100年後の現代のジョルジュの孫が立ち向かっている今。

最来週が小屋入りです。昨日は初通し稽古だったが、なかなかの刺激的な舞台になりそう。

元朗劇場という贅沢な空間で上演されますので、とても楽しみ。



舞台「非禽走獸」(動物のない演劇)は無事に終了しました

2010-05-29 | Weblog
舞台「非禽走獸」(動物のない演劇)は無事に終了しました。

たくさんの刺激をうけた舞台なので、多くのことを学びました。

演出の陳さんは俳優出身とのこともあるが、演技に関して、いろいろなアドバイスをいただきました。お陰で今回の舞台をやって、いろんな意味で自分はレベルアップした気がします。

不条理劇なので、やはり他の芝居と違って、役の思想はちょっと変わったところもあって、頭を一瞬で回転させたり、まったく違う感情を出したりしなければならない時が非常に多かったですね。俳優の訓練にはとても良い経験になりました。

とても面白くて、楽しい舞台でした。
二週間の舞台は本当にあっという間に終わりました。

いろんな芝居にどんどん挑戦して行きたいと思っています。



写真は短編「Moligue」の冒頭のシーンより


Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
父親:「君の名前はMoliqueだって!?そんなはずがない!」




Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
父親:「待って、そんな名前はつけた覚えがない・・・」




Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
父親:「彼氏の名前はヘンリーだったけ!?良い名前だな!!」




Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
父親:「僕たちは同じマンションに住んでるんだって?」

娘:「そうよ」



Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
「Moligue」のラストシーン。

やっと娘の名前を思い出したと思うが…



Photography by Joshua Cheung

非禽走獸

2010-05-29 | Weblog
「悲劇」のラストシーン。妹役の僕がお姉さんから衝撃を受けた…

Photography by Joshua Cheung