グルーヴな感じ

日記だよ

第1回 パーマカルチャー実習コース

2007年03月13日 09時41分06秒 | [地球]パーマカルチャー塾
去年1年間、パーマカルチャーのデザインコースに参加した。
まだまだ、浅い理解ではあるけれど、確実に1年前の自分とは、
ものごとを見る視点が変化しているような気がする。

自分が、時間的にも、空間的にもどういうところに立っているのか、
それがわかってくるだけでも、ちょっと安心する。

都市生活では、人間が本来生きてきたところから切り離されて、
人工の空間にいるわけだから、それだけでも、不安感を感じるのは当然のような気がする。
土に触れると安心するとか、緑を見るとホッとするって言うのは本能的なものなのでしょう。

そんなわけで、1年間、月に1回だけでもパーマカルチャーの考え方に触れてきたことで、
自分の中に新しいものの見方や考え方が少しづつ浸透してきた感触があるので、
それはもうちょっと続けてみようと思い、実習コースにも行くことにした。

到着してみて、若者の多いことにびっくり。総勢28人だ。
コースにはメディアの取材が入っていた。
「今の若い人は、みんな迷ってるんだね」というような取材の方の問いかけに、
設楽さんが「迷うことができるだけいいって言うことだよ」というようなことを言っていたのが印象的だった。
確かに、今の時代、迷ったり悩んだりせず、突っ走ってたらなんだか危ない気もする。

パーマカルチャーな暮らしは、自然との共生を考えた循環型のサスティナブルな、
いわゆるロハスな生活でもあるけれど、本当にロハスなモノとは、
今のマスコミがオシャレに素敵に取り上げている部分だけではない。
私がやっているアロマセラピストとかいう仕事もそうだけれど、
やってみると、別にオシャレな仕事ではない。
ただ、仕事を通して本質的なことを見ようとするクセがついてくるし、
いろいろなつながりも見えてくる。そのあたりが面白いから続けている。
(いわゆる普通に安定した収入を望み、人並みの生活を望むなら、
別な仕事をしたほうがマシです)

パーマカルチャーにしても、アロマにしても、
どうしてそこに惹かれたのかという、根源にあるものを理解していないと、
え~こんなの辛いじゃん・・・とうことで、挫折しかねない部分もあると思っている。

私の場合、その辺は簡単で、今の世の中、居心地悪いから、
自分で居心地良くするか、と思っているので、
そうしていく上での大変さは、今のシステムの中で生きる「気持ち悪さ」を考えたら全然大変じゃないと思う。

とうわけで、第1回目は何をやったかというと、
ジャガイモを植えと、夏野菜の種まき、これから面倒を見ていく畑の形成(途中まで)などなど。
イノシシよけの柵作りもやった。そして、道端で拾い食い。
昨年、木の実がどのあたりになっているか教えてもらっているので、
5~6月ぐらいは、それも楽しみ。

ちょっと、雨も降りましたが、基本的に晴れ女なので、そうひどくはならず、
2日目はとても気持ちよいお天気の中、作業ができた。

これから、実際に土や動物、植物、昆虫にも向き合っていく中で、
何を見出すことができるか楽しみだ。
自然の言葉が、ちゃんと文脈を持って感じられるようになりたいと思う。


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2 コメント

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デザインコースも (kotaro)
2007-03-13 15:34:36
こちらも始まりました。僕は去年、実習コースで今年がデザインコースなので、anjuさんとは逆の順序ですね。

パーマカルチャーに惹かれる理由はたくさんあるけど、anjuさんが言われるように、「根源的な物」を理解したかったり、「本質」が知りたかったりと言うのは共感する所です。

あと、
>今のシステムの中で生きる「気持ち悪さ」
も「そうそう」って感じだし、
>人工の空間にいるわけだから~不安感を感じるのは当然
っていうのも、思わず頷いてしまいました。
自分で自分の本質がわからなくなってしまうのがいちばん恐いような気がします。

さて、
引っ越しもいよいよです。
また一緒に「転がれ」る日を楽しみにしてま~す。
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Unknown (anju)
2007-03-14 11:42:23
kotaroさん、こんにちは。
いよいよ、新しい生活が始まりますね!!
近くなるので、楽しみです。
また、グラタン屋も行きませう

>自分で自分の本質がわからなくなってしまうのがいちばん恐いような気がします。
私もそう思う。グラウンディングとセンタリングしていない感覚が、なんか恐いし不安になる。

デザインコースは去年休んだ7月に補習で行くと思います。
よろぴく。
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